2019年12月10日火曜日

四国12回 78~88+1番 生駒発

令和元年12月2~3日 

奈良組のいつものお客様37名と結願のコース。8時25分に生駒を出発し、室津PAで休憩。
鳴門西でお弁当をピックアップして直ぐに配り、早めに摂っていただく。お参りが始まると、札所の間隔が短いので食事をする暇がないからだ。78番郷照寺から、打ち始めるが雨がしとしと降っている。「うたずの厄除い大師]として有名だが、一遍上人の時宗の寺。大師堂付近からは瀬戸大橋が望める。79番天皇寺の鳥居は、日本で3例しかないという三輪鳥居だ。八十場駅横の駐車場から、傘をさして歩く。崇徳上皇を祀るお宮の別当寺であったところから三輪鳥居をくぐった所にある。80番国分寺は、さすがに讃岐の文化・政治の中心地の寺という趣がある。大師堂の拝殿と納経所が同居している。現在、弘法大師ゆかりの大日如来を製作中で、お勤めの後にその勧進の話がある。次の2ヶ寺は、五色台の山頂に位置する。81番白峰寺は、まさしく崇徳上皇のご廟所、また十二支の本尊をまつる干支の寺としても名高い。ご自分の干支のご本尊を祀るお堂を確認して、お参り後に各自で参拝をと話をするのだが、見つからないという方が必ず出てくる。石段を上り本堂や大師堂の並ぶエリアに行くと、銀杏の落ち葉がまるで絨毯のように敷詰められていて、美しい。82番根香寺は、春は桜、秋は紅葉とマチュアカメラマンの多い所だが、夕暮れ時で雨交じりとあって、人影はない。17時に打ち止めて宿へ向かう。高松市内の温泉宿「美松」である。向かいがスーパーでなにかと便利、和尚は寝酒を買いに走る。
3日 7時45分に出発。86番志度寺からお参り開始。謡曲「海士」の舞台で藤原不比等ゆかりの寺だ。五重塔や海女の墓など説明して廻る。85番八栗寺のケーブル9時30分発に乗車、「いろは歌」を歌う。下りは10時15分発に間に合った。84番屋島寺では、源平合戦の話をさせていただく。そして、蓑山明神の狸の石像を撫でて祈願も。昼食は、門前の「南山」。ご主人が、店内に展示している源平合戦絵巻の解説を見事な口調で聞かせてくださった。お客様も大満足。83番一宮寺では薬師如来の石室に首を突っ込んで「地獄の釜音」を順に聞く。護摩堂のお参りと交互に。87番長尾寺では欄間の箒や静御前の剃髪塚など説明する。広い境内も「鏡餅競技」の為と思われる。いよいよ結願の寺88番大窪寺。結願の証を頼んだ方は写真撮影の後は、名前の確認だ。(@2000円で夫婦連名もOK)ご本尊は、薬壺ならぬ法螺貝を持つ薬師如来だ。厄難を吹き飛ばす意味があるという。満願お礼参りにという1番霊山寺に向かうが17時までには入れそうにないと添乗員が電話を入れる。本堂で庵主さんの法話を聞き、読経。満願の証もあり、A3判は2000円、A4判は1000円。A3判は夫婦連名でもOKだが、A4判の連名は1500円とか。17時48分出発、淡路SAに立ち寄って生駒着20時30分。1月は高野山お礼参り、お元気で。

 枯れ落ち葉 結願の寺 大窪寺
 黄金の 銀杏の絨毯 白峰寺

2019年11月25日月曜日

西国3回 5~8番+法起院 なんば発

令和元年11月14日

なんばから43名のお客様と8時50分、5番葛井寺へ向け出発。30分程で到着するので、添乗員も大忙しだ。和尚も朝のお勤めを到着寸前で済ませることができた。本堂内で勤行、藤井寺駅へバスを回送して貰うため、納経が終わるまで待機、その時間を利用して門前のくずい餅やさんへ。1時間ほどで8番長谷寺の駐車場へ。先ず、番外の法起院から。西国霊場創始に拘わる徳道上人の墓所である。参道を上り、長谷寺へ。登廊から本堂へ、舞台に集合してお勤め。希望の方を案内して御影堂、本長谷寺、五重塔、三重塔跡と巡り、駐車場へ。7番岡寺へ向かう車中でお弁当タイム。岡寺は特別拝観中、本堂の中で勤め。6番壷阪寺は天竺渡来の石仏群が名高い。本堂でのお勤めの後は、お里沢一身投げの谷から石仏巡り、これだけはお勧めだ。ご本尊もとてもユニークな容貌をされている。16時前に打ち止め。柿の葉ずし・たなかの桜吉野店に立ち寄って、なんば着17時30分。頒布用の念珠玉を忘れたため、ご住所書いていただいて、お送りすることに。合掌

 青空に木枯し一号奈良盆地



2019年11月21日木曜日

四国11回 66~77番 生駒発

令和元年11月5~6日

10回目でご一緒したお客様36名と8時20分讃岐路へ向かう。相変わらず近畿道が混でいて淡路PAに着いた時には10時を過ぎていた。府中湖PAで休憩して66番雲辺寺へ。13時発のロープウェイで山頂に上ると県境の標識があってお寺は徳島県となる。本堂でお勤めの後「おたのみなす」に案内する。大師堂は四国高野というだけあって高野山の奥の院を模した造りとなっている。14時発の下りロープウェイで下山、上天気とあって素晴らしい景色だ。67番大興寺へ向かう進入路が工事中で通行止め、バスは途中からバックする羽目に。弘法大師お手植えのカヤや楠の老樹が、迎えてくれる。三鈷の松など収集して68番神恵院、69番観音寺へ。2寺が同じ境内にあるという唯一の札所、左側が神恵院、右側が観音寺という配置。目下、納経所や十王堂などを取り込んだ複合施設を建設中だ。70番本山寺に16時50分に滑り込んだ。修復なったシャープな五重塔が夕日に輝いている。ご本尊は馬頭観音、本堂は国宝だ。名物の「六文銭」を求めるお客様も多い。お宿のホテルオークラ丸亀には18時過ぎに到着、ホテル前の丸亀ボートレース場がナイターで開催中。和尚は、ホテルの夕食をパスして、地元の先輩先達とインド料理を楽しむ。
6日 7時30分ホテル出発、71番弥谷寺へ。麓からマイクロバス組と歩き組に別れて、先ずは、大師堂まで。ほぼ同時に到着し、梵鐘を突いて本堂へ向かう。全員登り切って、爽やかに勤行、磨崖仏の阿弥陀三尊を左に見ながら、大師堂へ。弘法大師の幼少期の学問所跡や護摩堂を拝して下山。73番出釋迦寺では、捨身が岳を遥拝。参道の無人スタンドのミカンが人気。72番曼荼羅寺では、西行法師の昼寝石や笠懸櫻、さらには笠松大師と説明してまわる。74番甲山寺では、「兎」のスタンプを作ったと説明を求められる。道中着の背中に押すのだが、なぜ「兎」かといえば薬師如来の脇侍・月光菩薩の持物の月にいる「兎」なのだそうだ。(@200円)11時30分、75番善通寺。ドライバーさんにお願いして南大門の前で下車させていただく。そうすると東院から西院、さらに駐車場へ一本道になるからだ。金堂内で、薬師如来の右前にて読経。西院ではお勤めの後時間をとって、自由に参拝して頂く。和尚は、親鸞堂から遍照閣へと案内する。13時前に昼食会場の琴平の「にしきや」着。お買い物タイムでもある。76番金蔵寺は、智証大師円珍のご誕生所。乃木将軍妻返しの松にお客様は興味深々。打ち止めの77番道隆寺は「眼のお薬師」として名高い。日本初の眼科医の墓所「潜徳院殿」がある。お客様には、納札の裏に歳の数だけ「め」、と書いて納めるようにお伝えしておいた。門前の「サンエイ」で眼に効くお茶のご接待を受け15時25分帰路に。鳴門西PA、淡路HWOで休憩して生駒着19時40分。最終回もご一緒できるかも。合掌
  神無月 大師訪ねて 善通寺
  讃岐路の 札所巡りや 帰り花

2019年10月19日土曜日

西国9回 26~27番 なんば発

令和元年10月16日

なんばから添乗、45名という超満員のバスで26番一乗寺へ向かう。三木SAでトイレを済ませ、一乗寺へはすぐに登れる体勢を整える。壁のように迎える石段を上る。途中に常行堂、三重塔(国宝)の建つ位置が踊り場になっている。本堂の天井には、木の納札が花模様に打ち付けられている。下りは、裏手の山道を下り太子堂でお参り。バスに戻るが、納経が中々終わらない。朱印を押す頁を間違えたというミスもあり、1時間以上を要した。
昼食会場の「そうめんの里」へは40分ほど、丁度12時に到着。13時に27番圓教寺に向け出発。13時30分発のロープウエイに間に合うタイミングだったが、臨時便を出すからと待たされた。というのも、風があり車両に重しを乗せているため定員が52名というのだ。ほとんどの方が、歩き組となり、参道の各札所のご本尊を解説しながら登る。本堂でのお勤めの後は、「三つ堂」へ。ラストサムライ、黒田官兵衛、などの時代劇の撮影場所として有名ポイントだ。幅40mの食堂の2階が宝物殿となっており、解説しながら案内する。15時30分の下り便を最後に全員下山。和菓子の杵屋で休憩の後、帰路に。赤松PAに立ち寄り、梅田18時10分、なんば18時30分。爽やかな秋の一日、良いお参りでした。合掌

圓教寺 風も緑も爽やかに 

2019年10月11日金曜日

四国10回 60~65番 生駒発

令和元年10月8~9日

JR奈良~西大寺~生駒と集客するコースに生駒から添乗。お客様は37名、過去に和尚と一緒だったという方も5~6人乗っておられる。8時20分生駒出発、淡路島に入る前には集中豪雨なみの雨だったが、淡路に入ると止んでしまった。室津PAで休憩して吉野川HWOで昼食、65番三角寺の麓に13時前に到着、ジャンボタクシーに分乗して山門に向かう。山門は鐘楼門となっていて、梵鐘を突いて境内に入る。足に不安のある方3名は、納経車に乗ってもらい納経所まで。本堂の前の山桜は小林一茶が「是でこそ登りかひあり山桜」と詠んだもので、句碑が建っている。大師堂の前には同行二人のご詠歌碑がある。「あなうれし行くも帰るも留まるも我は大師と二人連れなり」と詠じて差し上げる。60番横峰寺まで一気に走る。初日に難所の2ヶ寺を済ませておきたいからだ。麓に15時前に到着、マイクロバス2台に分乗して山道を進む。林業組合の有料道路で①~㉑と標識がある。ドライバーは無線でやり取りしながら、すれ違いポイントを確認するのだ。寺の駐車場からは参道を下っていく。帰りは結構きつい登りとなるわけだ。本堂の外陣でお勤め、格子天井に反響して、般若心経が天から降ってくる感じが素晴らしい。約2時間ほどかかって宿へ向かう。
道後温泉のルナパークに18時着、道後温泉の本館がすぐそばで、夕食後の散策には好立地だ。本館はリニューアル工事中で、部分営業を続けながらなので、相当時間がかかるようだ。工事部分はカラフルな塀で囲まれ、入り口付近の2~3階の障子がスクリーンとなって映像が流れている。お客様を減らさないための作戦という。松山は俳句どころとあって、俳句ポストが各ホテルにも設置されている。数年前に優秀賞をいただいたこともあるので、2句思い立って投句した。
9日 8時出発。ハタダのお菓子館へ30分ほど、石鎚山系の伏流水がいただけるので、ペットボトルの用意を勧めておいた。今日の行程は64番から逆打ちとなる。64番前神寺のお不動さんに1円アルミ貨を投げて、ピタリと貼り付けば良いことがあると試す方も。うまく貼り付いて歓声が上がる。お財布にいれる小さな「金の招き猫」をお話したら、希望者が納経所に殺到、30個ほどお買い求めの方も。(@50円)63番吉祥寺は、霊場唯一の毘沙門天がご本尊。山門をくぐった右手に八角堂があり、六福神が祀られる。本尊と合わせ七福神巡りができる訳だ。このお堂も6番安楽寺の本尊薬師如来を寄付された水谷繁治さんの寄贈と石碑がある。次いで、62番礼拝所へ。61番香園寺の第2駐車場に本堂と大師堂兼納経所が建っている。宝寿寺が霊場会を脱退し、独自路線を貫くに対抗する霊場会の処置である。我々もその意向にしたがっている。打ち止めの61番香園寺は、大聖堂の中に本堂と大師堂が設置されている。先着の団体がお勤め中なので、その終わりを待ちながら、大日如来について解説する。12時半打ち止め。リンリンパークで昼食、自慢の鯉に餌をやるとものすごい勢いで争奪戦をくりひろげる。吉野川、淡路と休憩して生駒着19時30分。渋滞で淡路から2時間を要した。合掌

俳句ポストに投句の2句
秋空を二つに分かつ飛行雲
横峰寺遍路の笠に秋時雨

2019年9月26日木曜日

善光寺お礼参り

令和元年9月23~24日

西国霊場のお参りを終えた方々27名と善光寺へ。三国が丘~天王寺のコースで和尚は天王寺7時50分集合に合流。連休の最終日とあって交通渋滞が懸念されたが、全くの杞憂。養老、恵那峡のSAで休憩して昼食会場の駒ヶ根・ビアンデさくら亭に12時過ぎに到着。ここから最初のお参り「北向観音」まで2時間弱だ。別所温泉にあり、手水鉢の清めの水が、なんと温泉のお湯である。初めてのお客様はびっくりされている。しかも飲料可である。本堂に上がってお勤め、境内に出ると東の空に見事な半円の虹がかかっている。駐車場近くの「七苦離地蔵」や「聖観音」も拝んで、善光寺へ。お客様
のは、宿坊16名、ホテル11名
と分散宿泊。スタッフは、皆ホテルだ。宿泊組は、お数珠頂戴とお朝事が目的だ。
24日 駐車場に9時頃合流して、いよいよお参り開始。宿坊・常智院の専属ガイドが先頭にたって説明しながら案内してくれる。和尚は最後尾に付いて迷子予防だ。忠霊殿(三重塔)で、朝のお勤め。その後、各自ご先祖供養などの申し込みを済ませ、大勧進の護摩堂でお不動さんのご真言を唱える。六地蔵を右手に山門をくぐり記念撮影。本堂に入り、戒壇巡りの後、内陣で待機。11時より天台僧の読経の後、内々陣に入り祈願・供養の読み上げ法要。その間、緞帳が2回上がり、手を合わせる。常智院で昼食後、お念珠のお仕立を頼む方、散策をされる方としばし自由に動いていただく。12時半に出発、峠の釜飯で名高いい「おぎのや」に立ち寄って元善光寺に向かう。本田善光が浪花のあみだ池からご本尊を取り出し、最初に安置した寺である。本堂に上がり読経、三尊のご真言を唱えて、打ち止め。16時に出発、養老、京田辺で休憩して、天王寺20時着。予報に反して小雨に降られることもなく、良いお参りとなりました。合掌

秋風に香煙流る善光寺
早朝のお数珠頂戴秋の風
信濃路や林檎畑の色づきて

2019年9月15日日曜日

西国2回 2~4番 なんば発

令和元年9月14日

なんばから42名のお客様と8時20分出発、44名の予定がキャンセルが2名でたとのこと。この回は、西国では最大の難所となっている。勿論、もっとハードな札所はあるのだが、タクシー利用などで、楽になっている。この回の4番施福寺が、唯一自分の足で上らなければならない札所なのだ。お客様に、状況を説明して無理をしないように話をして出発。念のため、和尚が先頭、添乗員を最後尾に配置して登る。いつもは、全員揃って本堂の中でのお勤めを勧めるのだが、人数が多いので諦めて、外でお勤め後、希望の方を本堂に案内することにした。(内拝料@500円)中々添乗員がたどり着かない。高齢のご夫婦の旦那様が、フラフラ状態でたどり着いた。お疲れ様です。お勤めの後で、内陣の拝観。和尚は例のごとく、集金と切符切りをして案内をする。この寺の仏像群は、立体曼荼羅というだけあって多彩で見事なものだ。お客様も@500円は安いとの感想。山を下りるが、件のご夫婦が下りてこない。バスで念珠の話などしながら待つが、結局2時間ほど滞在したことになった。和歌山マリーナシティの黒潮市場で昼食、お客様にとっては、初の食事作法だ。遅めの昼食を摂り、2番紀三井寺へ。ここにも名物の結縁坂と名付けられた石段が待ち受ける。和歌山南IC~紀の川東ICと京奈和道を利用して3番粉河寺へ。奥行きの深い、見どころの多い札所だ。17時前に打ち止めして、なんば18時半着。何とか、けが人も迷子も出ずに帰着。お疲れ様でした。和歌山県が企画している1番から3番までのスタンプラリーで日本手ぬぐいをゲット。合掌

施福寺や 馬頭観音 曼殊沙華

読売八木 西国10回 28~29番 五位堂駅発

令和元年9月7日

嬉しいことに最寄り駅の五位堂からの添乗、こんなことは年に1度有るか無しかだ。お客様は37名、一路日本海を目指す。天の橋立名物は、竹中缶詰のオイルサーデンなのだが、お店によって値段がまちまちなのだ。例えば、休憩先の「味夢の里」(道の駅)は@515円、[シ―サイドセンター橋立大丸」は、@580円、「お菓子の里」は@560円と立ち寄り先で違うのだ。お客様には、じっくり見定めてと話をしておいた。昼前にまずは昼食を摂り、28番成相寺へ。山の上の境内までバスは喘ぎながら登る感じ。しかし境内からは天の橋立は望めない。一願地蔵が人気で、皆さんしっかりと拝んでいる。一願に迷ったら「心願成就」と祈ればとアドバイス。お菓子の里に立ち寄って29番松尾寺へ。15時前に駐車場にたどりついたが、先客のバスが3台。本堂のお勤めも最終組で終えたが、納経所が大混乱。1時間15分以上要してようやく帰路に。味夢の里でオイルサーデンを買い込む。さらに京田辺で休憩して、五位堂着19時半。合掌

秋風や天橋立松龍昇る

2019年9月5日木曜日

西国1回 青岸渡寺 なんば発

注文と最初の年の9月4日

西国の打ち始めの第1回、梅田~なんばのコースで本日は我々のみの様子。お客様は37名とゆったり目、バスは稲門の先輩が責任者である商都交通で、雰囲気は身内感覚だ。道路もスムースで、南高梅の中田食品に10時15分着。工場を見学の後、お買い物とギャラリー梅園での美術品の鑑賞タイム。那智山のふもとの「カマセン」こと蒲鉾センターに立ち寄りお買い物。途中の串本では明治24年のトルコ軍艦「エルトゥールル号」の遭難とそれ以来のトルコとの友好関係についてお話しする。橋杭岩は当然のこととしてだ。車中で食事を済ませ那智の滝に着くと、昨日の集中豪雨で水量が倍との話。さすがに豪快だ。青岸渡寺の霊水を汲むために、空きペットボトルの持参を進めておいた。いつものように副住職の法話を聞いて、45分後の集合を告げて解散、和尚は一足先に熊野交通観光センターで「黒飴ソフト」を賞味。お客様にもこれだけは推薦しておいた。14時15分出発、「ちかつゆ」、紀の川SAで休憩しなんばに19時30分到着。今までで一番早い帰着と思う。一回目とあって、初めての方を中心に、色々と説明させていただいたが、ご理解いただけたかが問題だ。第2回は、一番の難所と伝えてお別れ。合掌

秋出水 飲みて吐き出す 那智の滝

2019年8月30日金曜日

四国4回 16~23番 天王寺発

令和元年8月28~29日

四国をお参り始めた方にとっては、初の1泊2日の旅。天王寺8時出発、お客様は28名と大名旅行。32名の予定が4名の急なキャンセルがあった模様。阪神高速神戸線が渋滞とのことで、迂回して淡路島の室津PAに1時間半ほどで到着。お参りの順番に迷うコースだが、とりあえず20番鶴林寺と21番太龍寺を済ませてから検討することに。天気予報は最悪だったが、意外と小雨程度で済んだいる。ベテランのドライバ―さんが、最短のミカン畑を一気に登るルートを選んでくれた。本堂は、修理の大工さんが入っていた。お参りを終えるとお弁当タイム。太龍寺に向かう。ロープウエイが20分間隔なので、それによって以後のスケジュールが変わるのだが、13時発に滑り込めた。西の高野というだけあって大師堂付近の雰囲気は、高野山の奥之院を模している。本坊廊下の天井の龍を鑑賞して、14時の便で下る。これなら、最高のスケジュールが組めると、22番平等寺から23番薬王寺をお参りすることに。平等寺の本堂には、椅子席が用意されていてありがたい。ここから薬王寺までは、30分弱の行程。和尚の師僧故砂原秀遍長者の若かりし頃の修行の寺でもある。厄除けの寺として有名で、小説などの舞台ともなっている。女厄坂、男厄坂をクリアすると本堂、大師堂の境内にたどり着く。役僧にお願いして本堂に上がらせていただいてお勤め。
大師堂の後、希望の方を募って、瑜祇塔へ61段の還暦坂を上り、堂内の展望台から日和佐の海を眺める。海亀が産卵にくる海岸だ。16時半頃打ち止めて、宿へ。お宿は分宿で、徳島駅前のお宿とホテルに分かれる。18時入り。とても順調で、和尚も初めての経験だった。
 はやばやと 稲刈り終えし 阿波の里
 薬王寺 厄坂上る 秋遍路

29日 7時半に出発。17番井戸寺へ向かう。本堂の七佛薬師が素晴らしいのだが、土日以外は開扉していないという。前日にお願いして開けていただくようにお願いしていた。寺に着くと、まだ開いていなかったので、大師堂からお参りし開けていただいた本堂でお勤め。そして面影の井戸で霊水を頂く。16番観音寺へは、幹線道路で降りて一般道を歩く。面白いことに発音は「かんおんじ」、讃岐の寺は「かんのんじ」なのだ。ところが道路標識は「KANNONJI」。18番恩山寺は、弘法大師が母親の玉依御前を迎え入れるために、女人禁制を解くための修法を行ったといわれる寺。御前の剃髪堂が大師堂に並んでいる。
 打ち止めは19番立江寺。全国の「立江の地蔵さん」の本寺である。納経所にお願いして本堂に上がらせていただいてのお勤め。堂々たる素晴らしいお地蔵さまだ。大師堂の脇には「お髪堂」。関所寺の由縁を物語るものだ。打ち止めは11時30分。門前の「名物たつえ餅」(5ヶ入り500円)を久しぶりにゲットできた。隣の八百屋の親父さんに薦められて徳島産の大蒜も。昼食は、ロイヤルガーデンホテル。お客様にとっては初の「食時作法」。ハレルヤ製菓に立ち寄って淡路島へ。淡路HWO経由天王寺着17時。2日間とも順調でびっくり。しかも29日は、好天にも恵まれた。

 面影の 井戸水汲し 秋遍路

西国12回 32~33番 なんば発

令和元年8月24日 

西国の最終回、観音正寺と華厳寺を巡るコース、お客様は44名と満員。8時前に出発し、草津SAで休憩して五個荘観光センターに10時頃到着。ここからタクシーに分乗して山頂近くの駐車場へ。そこから境内まで、なだらかな登り坂を10分ほど歩く。観光センターに6台のバスが集結し、それぞれがタクシーを手配しているので狭い参道のすれ違いで大渋滞。本堂のお勤めも、お客様の集まりに応じて2部制をとらざるを得ない。しかも他のグループと合同でのお勤めとなる。しかし、先行組は内拝をする余裕があり、良かったようだ。何しろご本尊は、←松本明慶作の白檀の千手観音様だ。お会いするたびにお顔が柔和になっていく感じがする。12時過ぎに華厳寺に向け出発、関ケ原ICで下りて「花伊吹」での昼食。関ケ原古戦場の近くにあって、店の前のお寺「宝蔵寺」は関ヶ原合戦の戦没者の慰霊の寺だ。10月21日が毎年の供養の日とか。華厳寺のお参りの前に、谷汲あられの里へ立ち寄り。ここでトイレを済ませてもらえば、お参りがスムースに行くためだ。ここは、新宿・中村屋の商品も製造しているため、お客様の人気も高い。15時20分、駐車場から並木の参道を800m歩いて仁王門、更に108基の石塔を経て本堂にたどり着く。この寺では、本堂、笈摺堂、満願堂と3ヶ所お参りする。満願堂のまわりには、狸の石像が並んでいる。何故、狸なのかその意味を問うたことがあるのだが、「無事お参りをすませて他を抜きんでた」ということだった。16時50分打ち止めて帰路に。梅田経由なんばに20時過ぎ到着。
無事満願のお客様、おめでとうございます。合掌

満願の巡礼の汗や狸待つ

2019年7月26日金曜日

四国1回 1~6番 生駒発

令和元年7月23日

生駒から添乗。8時25分出発、ドタキャンが2名というが40名を超えるお客様と四国を目指す。初めてのお客様も結構いるので、その方々を中心お参りについて説明しながら走る。夏休みに入ったためか、近畿道が渋滞というので、国道168号を北上し第2京阪から高速へ。淡路SAまで2時間近く要した。1番霊山寺で記念撮影の後、本堂で法話。12時半を超えたので、2番極楽寺のお参り前に、お弁当をとっていただくことに。極楽寺の大奥様と久しぶりのご挨拶。抱き地蔵を順に抱いて大師堂へ。3番金泉寺は見どころの多いところ、特に大師堂には弘法大師の1代記の額が掲げられており、説明させていただく。4番大日寺の西國三十三所ご本尊の修理も無事終わっていた。山門前の石碑も設置が終わり、和尚の名前も確認出来た。立ち寄り先のハレルヤ製菓には17時半までにとのことだったので、時間を気にしながら5番地蔵寺へ。800年を超える大銀杏に青い銀杏が実を付けている。6番安楽寺の仏様は、本尊薬師如来以外は松本明慶師の無名時代からの年代毎の作品が揃っている。薬師様の眷属、日光・月光両菩薩について話をさせていただいた。ハレルヤ製菓に17時15分に入れ、ホットする。淡路HWOに立ち寄って、生駒着20時25分。お疲れ様でした。西大寺、JR奈良の方はもうひと踏ん張り。
後日、お客様からのアンケートで苦言を頂いた。輪袈裟の逆さまの着用など、ご注意したのだが、皆の前で恥をかかされたとのクレーム。初回なので、色々と申し上げた一つなのだが、お気に障ったようで失礼いたしました。気を付けます。

 梅雨明けの阿波路の風や打ち始め

2019年7月16日火曜日

西国1回 青岸渡寺 生駒発

令和元年7月13日

生駒から40名を超えるお客様と8時20分出発。連休の初日とあってか紀の川SAを出ると大渋滞、広川南まで続いた。令和を記念して、6回目に挑戦という85歳翁は、四国でも
和尚と一緒だったとか。四国遍路も令和記念に再スタートすると元気一杯だ。中田食品のギャラリー梅園は、相変わらず素晴らしい。那智の麓のカマボコセンター到着は14時前、雨足が激しくなり、雨中のお参りを覚悟。那智の滝は、梅雨時期とあって水量が豊富で、轟々と音を立てて大迫力だ。青岸渡寺への石段の水たまりを避けながら登る。那智の霊水を頂こうと、ペットボトルの持参をお勧めしておいた。いつものように副住職の法話を聞かせていただき、45分後の16時20分出発を告げて散会。ちかつゆ、紀の川SAと休憩して21時20分、生駒着。久しぶりの雨中のお参り、お疲れ様でした。合掌

 残り梅雨 集めて轟々那智の滝 

2019年7月11日木曜日

四国10回 60~65番  なんば発

令和元年7月9~10日

なんばから42名のお客様と伊予路へ向かう。初日は、難所の65番三角寺と60番横峰寺の2ヶ所が精一杯だ。吉野川HWOで昼食を摂り、三角寺の麓に12時40分頃到着。ジャンボタクシーに分乗して、山門下へ。急な石段を上りきると、鐘楼門が待っている。順に鐘を突いて境内に。本堂の前には、一茶の句碑があり、歌われた山桜の老木がある。11面観音のご真言を唱えて、大師堂へ。その脇に寺名由来の三角池がある。弘法大師が三角の護摩壇を築いてご修法された跡だ。60番横峰寺までは、1時間ほどだが、雨足が強くなりだした。麓からマイクロ2台で山頂の駐車場へ。ここから境内まで山道を下る、ということは帰路は結構な登りになる。和尚は、マイクロから降りるときに、勢い良く折たたみ傘を開いたら、傘の柄が抜けて壊れてしまった。お客さまが予備の傘を貸していただいたので、事なきを得た。本堂に上がり込んでお勤め、大師堂では軒下に分散してのお参りとなった。お宿の道後温泉ルナパークに17時40分頃到着。有名な坊ちゃん湯の本館は7年かけての大修理に入ったとのこと。夕食は、鯛尽くしの料理。からくり時計に合わせて、温泉街の散策に。
10日 小雨模様だが、大したことはない。朝食バイキングで朝カレーを楽しんで8時出発。先ずは、ハタダのお菓子館に立ち寄ってお買い物タイム。石鎚山系の伏流水を汲ませてもらう。これは仏様用だ。64番前神寺は、奥行きの深い札所。途中で滝を浴びるお不動さんに1円アルミ貨を投げて、ぴたりを貼り付けば、ご利益があると試みる。和尚は2度失敗して諦めたが、うまく貼り付いた方の歓声が沸く。お財布にいれる幸運の招き猫を紹介すると、まとめ買いする方も。63番吉祥寺は、霊場唯一の毘沙門天がご本尊。七福神の残り六体を祀るお堂を一列になってお参りする。61番香園寺では、大講堂に上がり、大日如来について解説させて頂いた。講堂の音響効果が素晴らしく、天井からお経が降ってくる感じだ。第2駐車場に62番礼拝所があるが、このほど本堂が落慶。初めてお参りさせて頂いた。父親が宮大工だったというお客様が、じっくりと眺めて3~4000万円は掛かっていると話してくれた。12時20分打ち止めして、昼食会場のリンリンパークへ。帰路は、吉野川HWO、淡路HWOと休憩して梅田18時25分着、なんば18時45分着。淀川左岸線を使って野田阪神方面に出たのが、大正解だったようだ。合掌

残り梅雨 鐘楼門の 鐘響き



西国5回 12~15番 天王寺発

令和元年7月8日

天王寺から44名のお客様と出発するのだが、天王寺公園で迷った方がいて、15分遅れ。12番岩間山正法寺に10時過ぎ到着。雷除けのご本尊だが、芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」の古池が本堂と不動堂の間にあるというのも有名だ。本堂に上がってのお勤め、ボケ封じの4番札所でもあり、長い行列ができた。山を下って瀬田川に沿えば、13番石山寺。
東寺真言宗大本山で勅封二臂如意輪観音がご本尊だ。広い境内を案内して回る。国宝の多宝塔の姿が素晴らしい。ちょうど昼時で、洗心寮でシジミご飯の定食を頂く。昼一番は14番園城寺、三井寺のほうが通りが良いようだ。先ずは、一気に観音堂に向かう。それからは、元気な方を案内して境内を巡る。三重塔、弁慶のひきずり鐘、三帝の産湯井戸、金堂、三井の晩鐘、釈迦堂とお参りしながら1時間15分ほど。15番今熊野観音寺へ向かう途中で、井筒八つ橋に立ち寄る。ご婦人方の買い物意欲は、旺盛だ。今熊野観音寺に、弘法の五智水が汲めるので、ペットボトルなどの用意を呼び掛けていたが、皆さんその気になって行列ができた。16時30分打ち止め。天王寺着17時過ぎと順調な一日でした。合掌

古池や 雷封じ 岩間寺


2019年6月25日火曜日

西国9回 26~27番 生駒発

令和元年6月21日

JR奈良~西大寺~生駒と回ってくるコースに生駒から添乗。早めに着いた和尚は、モスバーガーでモーニング。お客様は43名と満員。淡河SAで休憩後、10時半過ぎに36番一乗寺に到着。急な石段が待ち受ける。国宝の三重塔前で小休止し、特徴など解説する。本堂でお勤め後、天井に打ち付けられたの納札が花模様になっているのをカメラに収める方も。昼食は、そうめんの里。「揖保乃糸」の組合の㏚館といった施設だ。27番圓教寺のロープウエイは臨時便を出してくれた。15名のお客様がマイクロバス利用、残りのお客様と参道の各札所のご本尊を説明しながら登る。仁王門まで来るとそこからは下りとなる。本堂でお勤めの後、希望者を案内して「三つ堂」へ。常行堂、食堂、大講堂がコの字に配置され、時代劇の撮影によく利用される。集合場所の「杵屋」はトム・クルーズーズが「ラストサムライ」の撮影後にお土産に爆買いしたという「千年杉」(和風バームクーヘン)で有名だ。帰路は、新しく出来たという夢前スマートインターから中国道へ。ETC専用だが、これは便利だ。名塩SAで休憩し、生駒着18時30分。お疲れ様でした。

梅雨曇り 杖を頼りに 圓教寺

2019年6月17日月曜日

西国3回 5~8番+法起院 天王寺発

令和元年6月16日

29名のお客さんの内、22名が天王寺組。6番壺阪寺が月参り法要にあたっているため、混雑が予想されるので、打ち止めの寺に廻し、5番葛井寺から打ち始めることに。距離が近いので、添乗さんたちは、整理に大慌てだ。和尚も朝のお勤めが精一杯で、自己紹介やご挨拶は抜き状態。30分ほどで到着、本堂に上がり込んでのお勤め。門前の葛餅屋さんもまだ開いていない状態。バスは、回送しているので、皆さん揃ってからの移動となるが、二人が行方不明。何とお店が開くのを待って、葛餅を買っていたらしい。次いで8番長谷寺,番外の法起院に向かうのだが、駐車場の予約がうまくいっていないようで、国道沿いの参道入り口の駐車場から歩くことに。本来のコースなのだが、最も遠いポイント。お客様の中に、全盲の方がいらっしゃるので、心配したが奥様がしっかりエスコートされていて、大きな遅れはない。まずは法起院から。長谷寺に向かうと、雰囲気がおかしい。なんと「あじさい祭」の最中で、お客様が溢れている。納経所など長蛇の列だ。和尚は、納経を添乗さんにお願いして、境内をご案内。あじさいは、帰路のルートに沿って咲いている。和尚のルートに乗っかったお客様は、堪能できたと思う。個人納経に並んだお客様がなかなかバスに戻ってこない。結局、2時間以上を要したことになる。7番岡寺は、内々陣の特別公開中、中でお勤めさせていただく。6番壺阪寺は、お客様の波が落ち着いたところでの参拝となり、かえってゆっくりと御参りさせていただいた。納経も大講堂にところを変えて、大人数で対応する体制がしかれていた。16時打ち止め。柿の葉ずしの「たなか」に立ち寄って三国ヶ丘経由天王寺へ。18時にはお別れできた。
 カメラ手に あじさい祭 長谷の寺

2019年6月14日金曜日

佐渡へんろ 4回目 51~88番+1番

令和元年6月9~12日

前半と後半との2分割でお参りする佐渡88ヶ所巡りも、今回で4回目。和尚にとっては2周目の結願となる。直前にキャンセルがあって、お客様は大垣の山田翁と大和高田の植田翁の二人。優雅な巡礼となった。山田翁とは、新潟空港で落ち合い、佐渡へ。
初日は、87番阿弥陀院の野俣住職の案内で4ヶ寺を巡る。最初の51番慶宮寺の金子住職の手厚い歓迎を受ける。島では番茶しかないそうだが、玉露とお菓子で。お宿は、佐渡グランドホテル、食後に地元の民謡クラブによる民謡踊り。両津甚句、相川音頭、佐渡おけさの3曲を熱演。
 梅雨寒やおけさ踊りの指の先
 六月の佐渡の海飛ぶジェットフォイル
10日 55番から20ヶ寺を巡るハードな日、75番文殊院山本住職のご案内。効率良くお参りすべく、お勤めの導師はご住職にお願いして、和尚は納経にまず取り掛かることにした。これがうまく行って、スムースに巡れた。特筆すべきは、朝一番に朱鷺のお出迎えがあったこと。車の左後方から、正面へと優雅に舞ってくれた。55番長谷寺はウサギの放し飼いで有名で、「ウサギ寺」ともいうとか。豊山派だが「ちょうこくじ」と発音する。
お宿は、吉田家。吉田交通も経営していて、4日間我々を運んでくれるドライバーさんも日頃はバスを運転とか。
 梅雨晴れに朱鷺の迎ゆる佐渡へんろ
 佐渡へんろ法衣も薄く更衣
 薪能夜な夜な続く佐渡の初夏
11日 両津地区を離れ、南地区へ。お寺の間隔が開いているので10ヶ寺を1日かかりで巡る。案内のご住職は初日の野俣師、最初のお寺は75番文殊院。山本住職は、地元の草刈りに動員されて不在だが、奥様がお茶と草餅のご接待。この地区は名物の赤玉の産地で有名なところ。境内には、時価100万円相当の赤玉も。84番弘仁寺は、名前の通り弘仁2年開基の古刹だ。順調にお参りできたので、佐渡の金山を見学する時間が取れた。お宿は、和風ッジ風の「花ノ木」、緑に囲まれた静かなお宿だ。提携した温泉「おぎの湯」へ。500円が150円のサービスで送迎付き。対岸の新潟の山々を眺めながら手足を伸ばす。
12日 4ヶ寺を廻り、1番国分寺へお礼参りの最終日。ご案内は霊場会の梶井会長。86番称光寺は、宿根木の歴史的路地町の奥にある。肩幅より少し広い程度の路地を抜けてゆく。
87番阿弥陀院では、野俣住職が待ち構えてくださっていた。88番蓮華峰寺は、葵の御紋を許されている名刹。山田翁は晴れて結願の証を受領。
真野鶴の酒蔵見学、順徳天皇の火葬塚「真野御陵」参拝で無事打ち止め。両津港でお別れして帰途に。山田翁は、もう一泊して写真を撮るらしい。
 真野御陵巨木で包む緑陰や
 真野御陵順徳忍ぶ風の音

2019年6月8日土曜日

善光寺お礼参り なんば発

令和元年6月4~5日

善光寺のお礼参りのツアーは、片参りを防ぐため、北向観音(裏善光寺)と元善光寺を併せてお参りする。なんばを7時50分出発で、お客様は22名。梅田~なんばのコースでもう1台。我々の1号車はホテル宿泊組、2号車は宿坊組で27名のお客様だ。何と2号車の先達は弟子の田川詠華尼、こんな事とは初めてのことだ。名神高速道路がリフレッシュ工事で大渋滞、守口線から第2京阪、京滋バイパスと迂回するが、草津SAまで2時間を要した。新名神を利用し内津峠PAまで2時間、昼食会場の駒ヶ根ビアンデさくら亭に14時前到着という状態。予定では、初日に北向観音をお参りして善光寺というコースだが、渋滞のおかげで間に合いそうにない。そこで初日は、元善光寺をお参りすることになった。15時過ぎに元善光寺到着、本堂に上がりお勤め。一光三尊形式の本尊で、中央に阿弥陀如来、向かって右に観世音菩薩、左に勢至菩薩、それぞれのご真言を唱える。梓川SAで休憩後、宿泊先のメルパルクに18時半到着、19時より夕食。
5日 7時よりバイキング朝食、8時30分出発。ドライバーさんの運転時間を考慮してタクシーに分乗して善光寺の駐車場へ。2号車の皆さんと合流し、三重塔の慰霊塔へ。中の一室
で2台分でお勤め。各自先祖供養などお願いして境内へ。常智院のガイドの案内で大勧進の不動堂から正門をくぐり本堂へ上がる。戒壇巡りの後、内々陣でのお勤めだが、相変わらず猛スピードの般若心経。ご開帳の時間がいつもより長いと感じた。六地蔵を拝んで常智院での昼食(天ざる定食)。食後は、お軸や念珠の発注時間、出発の12時30分まで思い思いに境内や参道を散策。和尚と詠華尼は、仏具屋さんなど覗き、駐車場脇の茶店で甘酒を頂く。次いで、「峠の釜飯」で名高い「おぎのや」での買い物タイム。和尚は地元産の長芋を購入する。「北向観音」までは50分ほど、駐車場からなだらかな坂道を上り、階段を下りて、今度は上ると境内。手を清めるのが水でなく温泉で温かいので、お客さんはびっくりだ。さすが別所温泉郷の寺だ。本堂に上がってお勤めさせていただく。駐車場近くにお堂があり、「七苦離地蔵堂」とある。かってこの地は「ななくりの里」と呼ばれていたのに因んだとか。その横に「聖観音」を祀る小堂も。14時50分打ち止め。
帰路も当然大渋滞。ドライバーさんの選択は、伊勢道から名阪国道へと回る大迂回ルート。それがピッタリで、3回の休憩後なんばに21時40分に到着した。これならいつもと
変らない。聞けば走行距離は、二日間で約1200kmとか。東京~大阪を往復したことになる。お疲れ様でした。合掌

 漆黒の戒壇巡り梅雨ぐもり
























2019年5月18日土曜日

西国9回 26+27番 天王寺発

令和元年5月15日

一乗寺と圓教寺を巡るコース。三国ヶ丘~天王寺で44名の満員のお客様。8時40分天王寺を出発、三木SAで休憩し26番一乗寺に10時20分到着。昨日とは一転、爽やかな五月晴れの上天気。3つに分かれた161段の石段の踊り場に常行堂と国宝の三重塔が建っている。本堂でお勤めの後は、山道を下る。新緑にこぼれ日が美しい。納経所の係の方が超丁寧で時間がかかり、1時間半近く要した。昼食は「揖保乃糸そうめんの里」、夏近きを感じるメニューだ。27番圓教寺まで30分掛からない。13時30分発のロープウエイで山頂へ。山内のマイクロバスを利用する方は10名ほど。札所のご本尊が並ぶ山道を説明しながら、摩尼殿へ。打ち止めの後、希望の方を案内して三つ堂へ。ラストサムライや竹中半兵衛などの時代劇のロケ地としても有名なポイントだ。常行堂、食堂、大講堂がコの字型に配置されている。食堂の2階は宝物館となっているので、案内する。15時の下り便で戻る予定を組んでいたが、間に合いそうにない。15分発で下山。集合場所の「杵屋」さんでは、女性陣が品定めに余念がない。トム・クルーズが爆買いした「千年杉」(バームクーヘン)の前振りが効きすぎたかも。淡河SAで休憩後、天王寺着18時。良いお参りでした。合掌

こぼれ日の新緑の道一乗寺

新西国5回 18+20番 なんば発入り口に

令和元年5月14日

新西国霊場とは、昭和7年、京阪神の3新聞社が合同で読者アンケートを実施し、そうして選ばれた33ヶ寺と客番5ヶ寺の38ヶ寺で構成されている。今回はなんばから27名のお客様と9時30分に出発した。1時間ほどで20番立木山寺に到着、瀬田川沿いの駐車場にバスを停め綴れ折りの石段を上る。入り口に「八百段余」の看板が立っているが、本堂までは約650段とか。所々に歌が刻まれた石柱が建っていて、それを目で追いながら登る。弘法大師の開基の寺だが、今は浄土宗。本堂の横に鹿の背に乗った弘法大師像が目に付く。これは、白い雄鹿の背に乗り瀬田川を渡って来たという伝承によるものだ。全員がたどり着いたところでお勤め。昼食は石山寺門前の「洗心寮」でシジミご飯を頂き、比叡山延暦寺の横川中堂に向かう。延暦寺の奥に位置するのだが、仰木から奥比叡ドライブウエイで上ると40分ほどだ。18番横川中堂に入ると正面に聖観音、向かって右に毘沙門天、左に不動明王という配置になっている。お勤め後、希望の方と「恵心堂」を訪ねる。恵心僧都の修行の地なのだ。なんば帰着16時。雨の予報だったが、結局傘は使わず仕舞い。お客様の日頃のご精進のお陰です。和尚は傘を忘れていたのだ。合掌

夏めきて 八百段余の立木山

2019年4月23日火曜日

西国1回 生駒集合

平成31年4月20日

和尚にとっての平成最後の西國巡礼は、なんと1番青岸渡寺。土曜日とあってか、京都から3台、天王寺から2台出ているという。奈良組はいつも最後尾なので、のんびり行こうと決めた。紀の川で休憩後、中田食品に11時頃到着。梅に関するメーカーだが、和尚の狙いは、「ギャラリー梅園」。オーナーが集めた美術品が、季節ごとに展示替えされているのだ。お客様にも10分、そのために置いておいてとお話しする。車中で、お弁当を頂きながら、那智山に向かう。麓のカマボコセンターでお線香とローソクのセットをピックアップ。先ずは那智の滝「飛瀧神社」(ひろう神社)の参拝。滝をバックに記念撮影。その写真に虚子の句が「神にませば まことうるわし那智の滝」。季語は?
参道の石段を上り、本堂へ。お参り後は副住職の法話付き。15時40分集合と声を掛けて、解散。観光センター名物の「黒飴ソフト」をお勧めしておいた。「ちかつゆ」「紀の川AS」に立ち寄って生駒着20時30分過ぎ。合掌

 春風に滝水揺らぐ那智の山

2019年4月19日金曜日

西国7回  20~23番  なんば発

平成31年4月16日 
先週に引き続き西国7回のお参り。今回は梅田~なんば集合のルートでお客様は41名。
20番善峯寺に10時到着。つづれ折れの山道を登り、本堂でお勤め。桜が見頃というので、「遊竜の松」から多宝塔裏手の展望台に案内する。向かいの山肌に展開する満開の桜が見事だ。歓声を挙げ、お客様は撮影に没頭。そろそろ下山をと促すがお客様の足は動かない。桜に見とれているわけだ。11時までに出発できれば、定期バスに遭遇しないと思っていたが、結局、出発は11時15分。「豆屋黒兵衛」に立ち寄って21番穴太寺へ。本堂に上がりお勤めの後は、涅槃釈迦像(なで仏)に1列に並んでもらい、ご自分の気になるところを撫でていただく。納経所では、最後尾に並んで個人納経を待つのだが、「ご朱印ガール」というのか、お寺の各種の朱印をすべて押してもらう方が数名。一人で4種類だ。バスに戻られた方からお弁当をと伝えていたが、和尚が戻るとほとんどの方は食事を済ませていた。箕面への山越えの道は、大型車通行止めが続いているので、迷わず高速に乗り22番総持寺へ。折しも、4月15日~21日が本尊ご開帳とお砂踏みの期間。(@500円)
23番勝尾寺も桜が見頃。こちらは枝垂れ桜のためか善峯寺に比べるとピンクの色が濃い。今回も本堂でのお勤めを許されて有難い。16時40分無事打ち終わって帰路につく。近畿道から守口線で大阪へ、JR大阪着17時45分、なんば着18時過ぎ。好天に恵まれ、シーズン最後の桜も楽しんで良いお参りとなりました。又、なんばの出発時には、薬師霊場巡のご婦人から「くいだおれのハチミツケーキ」のご接待。おいしくいただきます。合掌

山肌の桜満開善峯寺

 

2019年4月10日水曜日

西国7回 20~24番 西大寺発

平成31年4月9日

生駒~西大寺~JR奈良と回るコース。和尚は、8時10分集合の西大寺より添乗、ところがお客様が一人現れない。添乗員が携帯に電話するも、使われていないというし、料金も振り込まれていない。これは、いたずらに違いないと判断して少し遅れて出発。JR奈良からのお客様が多く、37名中21名だ。20番善峯寺の急な坂を息を切らせながら登る。本堂に上がってのお勤め後は、各自「遊竜の松」を見学して貰う。豆屋黒兵衛でお買い物して21番穴太寺へ。最近、拝観料を取るようになったというので、どこまで拝観できるか確認してもらうと、本堂のみとのこと。(@200円)お勤めの後は、なで仏の涅槃釈迦像に案内、ご真言を唱えながら、自分の気になるところを撫でていただく。車中でお弁当を頂きながら、山越えで23番勝尾寺を目指そうとしたら、大型車通行止めの表示。やむなく高速道路で22番総持寺へ。意外とスムースでこれからは順打ちで行くべしと決めた。勝尾寺はちょうど法要の合間で、本堂内でのお勤めを勧めていただいた。ありがたいことで、皆さん大喜びだ。JR奈良経由西大寺着17時前。皆さんをお送りしエキナカの「豊祝」で一杯やろうとカウンターに付くと、なんと隣は今日のお客さま。ゴチになりついつい杯を重ねてしまった。合掌

 寺々の花見楽しむ巡礼や

2019年4月8日月曜日

奈良大和四寺巡礼+金峯山寺&春日大社

平成31年4月6~7日

東京阪急交通社の企画で奈良の四寺巡礼に吉野の金峯山寺と春日大社の参拝とを加えたもの。桜のシーズンということもあってか、お客様は36名。名古屋からバスで奈良へ向かってくる。当初の予定では、室生寺から打ち始めることになっていたが、お寺の法要と重なるので、時間を変えてほしいとのこと。安倍文殊院から長谷寺と巡って室生寺へとコース変更。和尚は、桜井駅で待機することに。12時50分に合流し、文殊院へ。満開の桜の中、客殿でお抹茶と落雁をいただき、ご住職の法話。本堂で国宝の渡海文殊菩薩群像を前に読経。長谷寺も 桜が満開、お客様はご本尊の特別拝観。記念に「結縁の五色線」をいただいている。室生寺へ向かうが時間的に危うい状態、17時までに到着すれば、対応してくれるというので、ドライバーさんに頑張って貰い、ギリギリ間に合った。僧侶の案内で境内を巡る。各お寺で、僧侶の案内があるのがこの巡礼のポイントになっているのだ。お宿は、天理市二階堂のグランヴィリオホテル奈良、ルートインホテルグループの新しいホテルだ。
7日 混雑必死の吉野山へ向け8時に出発。1時間弱で到着し、特別ご開帳中の金峯山寺蔵王堂へ。参拝客は、まだ少なく本堂で読経の後、本地堂へ。3体の蔵王権現の本地仏である釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩が祀られている。2時間ほどゆっくり散策してもらうということで解散したが、続々と観光バスや個人のお客様が登っくる。我々のタイミングがベストだったようだ。山を下り、たなかの柿の葉ずしで昼食。岡寺へ向う。僧侶の解説の後、本堂でお勤め。幸運なことに、修理中であった不動明王と愛染明王が帰ってきたところで、本尊の前に安置されている。打ち止めは、春日大社。案内の係の話が丁寧で、帰りの新幹線の時間を気にする添乗員は、ハラハラ。17時には出発したい旨、お願いして案内してもらうが、和尚も初めてで、その壮大さにびっくり。京都駅に18時ごろ到着して、お別れ。お疲れ様でした。合掌

2019年3月25日月曜日

読売奈良 四国3回 大和八木発

平成31年3月17日

橿原神宮~大和八木~JR奈良~西大寺と回り、四国3回へと向かうコース。中々催行が決定しなかったが、25名の参加を得て無事催行に。しかしアシスタントは付かず、添乗員が奮闘することになった。和尚は八木から添乗、12番焼山寺から順打ちで回ることに。焼山寺に12時ごろ到着、冷たい風と霰が迎えてくれた。中腹の杖杉庵が衛門三郎の終焉の地だ。13番大日寺の住職の書いた本を紹介すると数人が買いたいという。納経所で尋ねると、なんと在庫は1冊のみだった。14番常楽寺から15番国分寺へは、歩き遍路、途中の八祖堂で集合して説明する。国分寺の本堂は改修中で烏枢沙摩明王堂が仮本堂となっている。打ち止めは16時過ぎ。西大寺に19時半ごろ、八木に20時45分着。次回からは泊まりとなる。
 
 春霰ひさしを借りて経を読む

2019年3月5日火曜日

第4回 佐渡へんろのご案内

佐渡88カ所を巡る旅も4回目を迎えます。3泊4日を2回続けると結願ですので、今回で2週目を終えることになります。前半と後半のどちらからスタートしても結構です。
今回は、佐渡名物の「トビシマカンゾウ」が咲き乱れるタイミングに合わせました。
50万株100万本の黄色い花が待ってくれています。ご一緒しませんか?
 開催日 平成31年6月9日(日)~12日(水)51番~88番
 代金  お一人様 12万5千円
     伊丹空港から新潟空港に飛び、ジェットフォイルで佐渡へ渡ります。
     少人数で専用車で巡拝。佐渡金山や真野鶴酒蔵も覗きます。
     朱鷺にも会えますよ。
 詳細なお問い合わせは「ハロートラベルサービス大阪」06-6306-6410
 亦は秀寛和尚へ 090-2351-3927

西国12回 32~33番 なんば発

平成31年3月3日
なんばから43名のお客様と満願の旅に出発。7時50分の出発で菩提寺PAで休憩して、32番観音正寺へ向かう五箇荘のタクシー乗り合わせ場に9時45分到着。6台のタクシーでピストン輸送、和尚は先頭の車に乗り内拝の打ち合わせ。千手観音のお身拭いができるのだ。全員揃ったところで、錀の叩き方について説明する。ご婦人方には、娘か孫娘に伝えてほしいとお願いする。日本の伝統文化の継承は女系だと思っているからだ。ご住職が読経中だが、我々も外陣からお勤めし、ご住職の勤め終わりを待って、内陣へ。ほとんどの方が参加されている。(@300円)12時前に五箇荘を出て、昼食会場の関ケ原「花伊吹」へ。伊吹PAでトイレを済ませて会場入り。関ケ原ウオーパークもある古戦場の一角で、宝蔵寺という高野山真言宗の末寺もある。食後に覗いてみると、関ケ原の戦いで亡くなった方々の供養の寺だという。本尊は大元帥明王、脇侍が不動明王と弘法大師。14時に出発し岐阜の33番谷汲山華厳寺を目指す。当初の予定では、「あられの里」はお参り後の立ち寄りだったが、トイレなど諸般の流れを考え、先に入ってはと添乗員に説明。新宿中村屋の商品の製造を担っているとお話しておいたので、皆さん大量購入だ。華厳寺の駐車場から800mほど参道を歩く。本堂ではまず、満願の証の申し込みから。本堂、おいづる堂、満願堂と順にお参りして回る。17時に華厳寺の駐車場を出発して、草津SAで休憩後、梅田桜橋交差点19時55分、なんば千日前通り近鉄ビル前20時過ぎ到着。雨の天気予報で心配したが、小雨程度で良いお参りになりました。合掌

華厳寺や巡礼迎ふ雛飾り


2019年2月16日土曜日

釋迦院秀寛庵 春の「こんにゃくまつり」のご案内

恒例の健康長寿祈願の「こんにゃくまつり」のご案内です。信貴山の行者仲間が手作りのこんにゃくを温めて、讃岐のおでん味噌で頂きます。勿論、お酒も焼酎もビールも用意
してあります。お誘いあわせの上、お越しください。
 開催日 平成31年4月28日(日)   ちなみに第4日曜日は定例法要日です。
     13時~ ご詠歌講習 14時~ 理趣経法要 15時~ こんにゃくまつり
 場所は、近鉄信貴山口駅から南に500m、権現社を西に下ったところ。
     八尾市黒谷4丁目24です。ご参加の方は、ご一報頂くと幸です。
                               田尾秀寛
                          090-2351-3927 和尚携帯
                        jotokuji 6637tao@docomo.ne.jp


西国6回 16~19番+元慶寺 生駒発

平成31年2月13日

生駒から添乗、お客様は36名。バスは奈良観光バスのトラピックス号、車体のペインティングからして、まったくの専用車。バスが駐車しにくい札所もあり、コース取りに工夫のいる所。アシスタントが,元慶寺の程良い駐車場所を教えてもらったというので、彼のプランに従うことに。まずは19番革堂から。90歳を超えるまで、尽力されていた尼さんが亡くなってしまったので、納経所が寂しくなった。次いで、同じ町堂の18番六角堂へ。納経が丁寧で、時間がかかるので、ゆっくりと境内を楽しんで頂く。17番六波羅密寺では、宝物館もお勧めしておいた。いずれも、和尚は納経に並ぶので、お客様には勝手に動いて頂くことにならざるを得ない。昼食は西に向かい、「八つ橋庵」刺繍の館でもある。午後一番で元慶寺へ。いつもの降車ポイントより手前にあるバス停付近に、バス一台はゆうに駐車できるスパースがある。そこから歩くのだが、バスはそこに駐車できるメリットがあり、歩く距離も幾分短く感じられる。お客様にも分りやすいと見えて、和尚が納経している間にどんどんバスへ向かっている。打ち止めは16番清水寺、15時頃とあって観光客で溢れている。しかも日本語はほとんど聞こえてこない。本堂に上がり込んでお勤め、後は自由にお参りして頂く。和尚は、一目散に先輩の店に。甘酒を頂きながら、世間話をしていると、次つぎとお客様が降りてくる。和尚のお客様には、割引サービスがあると伝えておいたせいだ。予定の16時20分に皆揃い、出発。漬物の西利でお買い物タイム。白ワインで頂く漬物の美味しいこと。ご婦人方も大喜びだ。18時頃生駒到着。和尚とは初めての方ばかりだったが、和気あいあいと楽しい一日でした。合掌

 春来ると告げるテレビの嬉しさや

 紅梅のほころび始む元慶寺

2019年2月10日日曜日

西国9回 26~27番 生駒発

平成31年2月6日

生駒から添乗、お客様は満席の44名。宝塚方面よりもう1台出ているようだ。天気予報は、雨のち晴れとのこと。三木で休憩の後、10時半頃一乗寺到着。まだ小雨が続いている。正面の石段を登りながら、常行堂や国宝の三重塔などを説明する。本堂に上がって読経。天井の花模様に打ち付けられた木の納札に皆さんびっくり。下りは、スロープの裏参道を利用。膝に優しい。全員バスに戻ったが、納経が終わらない。車中で、念珠の使い方などを解説しながら添乗員の帰りを待つ。結局、到着から1時間を要して出発。昼食会場の「そうめんの里」に向かう。ここは揖保乃糸素麺組合の経営で、PRの場でもある。食事作法を唱和し「にゅう麺定食」を頂く。27番圓教寺まで40分ほどの行程、なんとか13時30分発のケーブルに間に合った。本堂までバスを利用する方は10名ほどで、雨が上がり、晴れ上がった参道をぞろぞろと歩く。参道には三十三所のご本尊が並んでいるので、説明を加えながら歩むため、割と楽に感じるようだ。本堂でのお勤めの後、15時30分のケーブルには間に合うように告げて解散。希望者を三ツ堂へ案内する。トム・クルーズや渡辺謙の「ラストサムライ」の撮影場所でもあるためか、お客様は興味深々というところ。食堂2階の宝物館も案内して、帰路につく。大半の方は、15時発のケーブルに間に合い、「千年杉」のバームクーヘンで有名な「杵屋」でゆっくりすることができた。16時頃、出発し、生駒着18時15分頃。お疲れ様でした。合掌

2019年1月26日土曜日

西国1回 青岸渡寺

平成31年1月23日

突如お参りが飛んできた。予定の先達の都合が悪くなったようだ。小豆島の護国寺を訪問中だったが、予定を繰り上げて戻り対応することに。なんばを7時50分出発予定だったが一人迷っているようでたどり着かない。本人から諦めるような電話があり、駐車場から出ようとするときにそれらしき方が見えた。バスを停めてみると本人で、無事に42人揃った。中田食品で買い物と美術鑑賞。串本を通過する時に、明治時代のオスマン帝国の軍艦エルトゥールル号の遭難事故と串本の人々の救出物語をお話しする。以後、トルコは大の親日国だ。那智の滝は水量が少なく、本来3筋の流れが2筋に見える程だ。青岸渡寺では、副住職の法話があった。(先週は留守のようだった)帰路に「空海」の映画を楽しんで頂く。20時前になんばに到着。

 風花や 三筋に落つる 那智の滝

2019年1月17日木曜日

西国1回 1番青岸渡寺

平成31年1月16日

生駒から42名のお客様と長距離ドライブだ。ドライバーさんも2名体制、8時20分に出発し紀の川SAで休憩、中田食品に11時前に到着した。バス車内で、ギャラリー梅園について説明し、5~10分ほど買い物の時間を節約して見学するようお勧めしておいた。到着するや否やほとんどのお客様がギャラリーに向かったのにはびっくり。梅酒を試飲し買い物を済ませ、ギャラリーに向かうのが通常だったからだ。お弁当をいただき、那智山の麓にあるカマボコセンターが13時過ぎ、那智の滝に13時45分到着。133段の石段を下り、記念撮影。青岸渡寺には14時半頃から向かうことに。他の団体といえば、中国人のバス1台のみ。ゆっくりとお参りを済ませ、15時半集合で解散。黒飴ソフトクリームの宣伝が効いたのか戻ってくるお客さんの注文もそればかりだった。帰路は、空海のDVDを見ていただくことに。「ちかつゆ」、紀の川SAと休憩して生駒着20時40分。お天気に恵まれて良いおまいりとなりました。合掌

 南高の誉れの梅や堅蕾

2019年1月9日水曜日

西国 善光寺お礼参り

平成31年1月6~7日

28名のお客様となんばを7時50分に出発、ドライバーさんも添乗員も一人だ。昼食会場のビアンデさくら亭駒ヶ根店まで多賀SAと恵那峡SAで2回休憩。長丁場を予想して、「空海」のDVDを持参し見て頂いた。14時半頃ようやく別所温泉の北向観音に到着、護摩供養日とあってか多くの参拝客であふれている。右隅に固まってお勤め、駐車場横にある「七苦離地蔵尊」などにも案内する。初日の参拝はここだけなので、善光寺の駐車場に向かう。ここで宿坊泊組を下ろし、ホテルメルパルクへ。宿坊組は、2時半に集合して「七草会」へ参加するという。また「びんずる廻し」もあるという。
7日 ホテル組は、8時45分に出発して善光寺の駐車場で宿坊組と合流し、お参り開始。宿坊常智院の専属案内人が先導し、丁寧な説明もあるので、和尚は最後尾だ。三重塔(慰霊塔)の一室でお勤め、お客様はご供養の申し込みだ。大勧進から仁王門へ向かい、改めて本堂へ向かう。戒壇巡りを済ませ、内陣で待機。11時過ぎから内々陣で法要だが、相変わらず猛烈なスピードの般若心経だ。昼食は、常智院に戻り、名物のそば定食をいただく。出発までの自由時間を利用して、お軸やお念珠のお仕立てや買い物だ。峠の釜飯で有名な「おぎのや」に立ち寄って元善光寺へ。(16時到着)
お勤めの後、宝物館や平和殿に案内し説明する。平和殿は西国33所のお砂踏み会場となっており、それぞれのご本尊が祀られている。今までは、この拝観は阪急の団体は無料だったので、和尚もそのつもりで案内したのだが現在は有料とのことだった。今回は勘弁して頂いたが、要注意だ。(個人400円、団体300円)16時45分に帰路につく。2回休憩して21時過ぎになんば着。お疲れ様でした。

寅の刻 七草会かな 善光寺

信濃路の 峠の釜飯 初参り