2018年5月25日金曜日

四国5回 24~30番  天王寺発

平成30年5月22~23日

先日のコンビナートバスの専用車(1875)に乗り込み、43名のお客様と8時に天王寺を出発。二日間で7ケ寺の参拝だが、乗車時間が長いコース。室津PAで休憩し、吉野川HWOで昼食。2月に改装したとかで、農産物売り場のコーナーが室内型に大変貌。30番善楽寺にたどり着いた時には13時を回っていた。打ち始めなので、錀の叩き方など説明する。29番国分寺は、紀貫之が勤務した土佐の国府のが近くにあって、かっての政治経済文化の土佐の中心地にある。杉苔が美しく、土佐の苔寺とも云われる。28番大日寺の駐車場が、手前に移動していた。今までは、スロープを歩いて登ったのだが、これからは、階段を登り本堂のすぐ近くにたどり着く。時間的には速いが、足にはこたえる。この寺のご本尊は、金剛界の大日如来。従って、ご住職は、金剛界のご真言「オン バザラ ダトバン」を唱えて欲しいと思っているいるようで、掲げられた標識は、金剛界のご真言のみだ。我々の先達会でも議論があり、お客様の混乱を避けるため、両部のご真言を唱えることになった。和尚は、その旨説明して、両部のご真言を唱えさせていただいた。
まだ、15時半過ぎだが、初日はこれにて打ち止め。27番神峯寺に向かっても、タクシーの手配や宿入りの時間を考えると、無理があるので今日はゆっくりしていただくということだ。1時間ほどでお宿の「三陽荘」着。夕食前に温泉を楽しんでいただく時間がある。
23日
5時半からの朝湯を楽しみ、7時半に出発。27番神峯寺へ向かう。昨日、「神峯の水」を汲むためのペットボトルをキープするように話しておいた。朝から雨で、一日降る予報だ。お客様が緊急トイレの要望、ローソンを見つけ事なきを得た。出発から1時間半を過ぎたので、安芸観光情報センターでトイレ休憩。地元の偉人岩崎弥太郎のコーナーなどもあって、ゆっくり見物したいと思わせる施設だ。タクシーやマイクロに分乗して山を登る。鐘楼わきの湧水を汲み、本堂までの石段を登る。ともかく雨を避ける場所を確保して、勤行。大師堂に移動し、勤行。麓の「神峯」で売っている「お遍路さんバッチ」(220円)を紹介すると、売れること売れること。和尚は、ビニールの雨合羽を購入、梅が強くなりそうだ。25番金剛頂寺へ向かう参道は狭いので、国道から駐車場の「はらみたや」に確認するのだが、電話が通じない。雨でお休みのようだ。離合に苦労しながら駐車場にたどり着き、石段を登り、本堂に。お薬師の眷属が揃う立派は本堂で、脇侍の日光、月光両菩薩について解説する。大師堂では、数名のグループに声をかけ一緒にお勤め。25番津照寺に向かう途中、「馬耳」産の枇杷の美味しさを話していたら、何と門前のお店に売っていた。これですよと和尚がレジに並ぶと、あっという間に売り切れた。お弁当を頂きながら24番最御崎寺に。本堂、大師堂と回り、大師堂横の一畑薬師さんを説明する。出雲から勧請した眼のお薬師さんだ。14時30分打ち止め。日和佐道の駅、松茂PA、淡路HWOで休憩して、20時半頃天王寺着。お天気と大雨の2日間、お疲れさまでした。合掌

  

西国2回 2~4番 天王寺発

平成30年5月20日

天王寺から三国を経由して3ケ寺を廻るコース。最寄り駅に着いてから財布を忘れたことに気がつき、タクシーで往復することに。お陰で集合時間に間に合うかと心配したが、何とか間に合った。バスは、大阪コンビナートバスの阪急トラピックス専用車で番号は「1875」、「いやな子供」と覚えた。三国から4番施福寺に向かう。お客様は37名。この槇尾山のトイレ事情が良くないので、「道の駅・山愛の里」でトイレを済ませてから登ることにした。和尚はリュックに黒衣やお参り道具を詰め込み、身軽な格好でスタート。急な坂道を登ることから始まる。山門までたどり着くと、紅のシャクナゲの花が迎えてくれた。ここから30分との表示がある。皆で本堂でお参りすることになったので、まずは、身支度を整えて、拝観の受付。日曜日とあって個人納経の方も多い。納経係が二人なので、時間がかかる。方違い観音様の前に集まってお勤め、堂内の仏様を説明して巡る。まさに立体曼荼羅、拝観料500円は安いと感じる。山を下り、麓の槇尾山観光センターでお買い物。和尚推薦の「しぶ柿の葉すし」と「草餅」が良く売れる。梅田からも1台出ているので、売り切れを心配したが、我々のほうが先着、団体としては1番乗りだった。予想通り、納経所が混みあっていてか、添乗員が中々戻ってこない。11時前にようやく出発したが、マイカーが次々と登ってきて、離合ポイントを探すのに一苦労。和歌山マリーナシティの黒潮市場が昼食会場。食事作法を済ませて、和尚は和歌山ラーメンをいただく。スタッフは選択制なのだ。次いで、2番紀三井寺へ。紀三井山金剛宝寺護国院が正式名称で、紀三井寺は通称。和尚は、カーナビで困ったことがある。紀三井寺では反応がなく、結局「護国院」が正解だった。お勤めの後、明慶作の大観音を拝んで、希望者と展望台に上がる。上天気で淡路島まで見通せる。打ち止めは3番粉河寺。阪和道と京奈和道がつながり、海南東ICから紀の川東IC間を高速に乗れば、50分ほどで到着するのだ。名勝の石庭のツツジの花が美しい。打ち止めは16時、三国到着17時、天王寺17時半。こんなに早く終える日があっても良いと思う一日。合掌

 施福寺にて  シャクナゲの紅が迎ゆる施福寺や

 粉河寺にて  石庭の蘇鉄に紅のツツジ添え

2018年5月18日金曜日

西国9回 一乗寺&圓教寺 なんば発


平成30年5月13日

お客様は超満員の45名。和尚と一緒だったことがあるという方は一人もいない。これは気楽にお話ができる。8時半になんばを出発し、1時間ほどで三木SA。一乗寺に10時過ぎに到着し、急な石段を登る。雨とあって、和尚も黒衣を身に着けず、カッパを着用。金堂に上がり、天井の花模様の納札を観察する。御朱印に時間がかかるのは、承知の上なので、添乗員もゆっくりお願いしますとのコメント。お念珠のお話などをさせていただく。下りは、石段を避けてスロープの裏道を選ぶ。門前の休憩所でお茶をいただき、バスに戻っても中々、添乗員は戻ってこない。予想通りの展開だ。昼食会場の「揖保乃糸そうめんの里」に向かう。揖保乃糸そうめん組合の経営で、展示コーナーや実演などもある。
そうめん定食をいただいて、圓教寺へ向かう。ドライバーさんが、道を1っ間違えて若干のロスタイム。13時30分のロープウエイに乗ることに。新しくなったゴンドラに初めて乗車した。雨なので、できるだけマイクロバスをとの添乗員の声にもかかわらず、20人弱の方々が、歩き組に。お勤めの後は、希望の方を案内して、三つ堂へ。途中の阿弥陀仏の前で、如来佛の見分け方を説明する。常行堂、講堂、食堂がコの字形に配置されている。常行堂は、ラストサムライなどの映画のロケで有名だ。食堂の2階が宝物館になっていて、解説して回る。2時間強かけてのお参りとなったが、杵屋でのお買い物タイムを含んでのこと。赤松PAで休憩後、梅田着17時35分、なんばに18時前。合掌

 圓教寺にて  新緑の 森林浴や 書写の山

2018年5月6日日曜日

四国1回 1~6番 なんば発

平成30年4月23日

お客様は42名というので、出発しようとしたが、女性が一人現れないという。添乗員も連絡をつけようとあせるが、うまくコンタクトできない。御待ちのお客様に事情を話し「15分待って、到着しなければ出発します」と了解を求める。まさに、時間切れ寸前に走りこんでこられた。地下鉄の出口からのルートが判らず、迷っていたらしい。
このコースは、1、2番から6番に飛び、そこから逆打ちし、2番から6番に間でお弁当というのが、和尚のやり方なのだが、添乗員の話では、3番金泉寺の納経所は15時から納経係が一人になるという。そこで、順打ちで行きたいというのだ。ドライバーさんの了解を得て、2番で少し昼食timeを取ることにした。1番霊山寺では、住職につかまり、明日の朝の法話に来てくれないかという。住職が兼務する保久利院地福寺の定例法要での法話で、尼僧さんの予定だったが、急遽不都合が生じ、そのピンチヒッターという訳だ。お二人には日頃お世話になっているので、2日間の町内会ゴルフ旅行を一日チャンセルして対応することとした。2番のお参り後、駐車場で昼食、3番金泉寺、4番大日寺と巡る。大日寺の新しくなった鐘楼門に石柱玉垣の設置が進んでいる。和尚の所属する東寺真言宗の準別格本山で四国霊場では唯一の同宗派の寺院なのだ。明朝、法話に来た時に申し込みしようと考えた。5番地蔵寺、6番安楽寺と巡り、打ち止めは16時35分。スタートの遅れや昼食時のロスもあったが、なんとか立ち寄り先の「ハレルヤ製菓」に間に合った。帰路につこうとすると財布が落ちているという。健康保険証も入っており、よく見ると本人の携帯番号や友人の連絡先などのメモもある。連絡を取ると先行する奈良組のお客様だった。淡路HWOで
お渡しすることができた。梅田着19時50分、なんば20時過ぎ。お天気も何とか持ってくれて、いろいろありましたが良いお参りでした。合掌

西国1回 青岸渡寺 生駒発

平成30年4月17日

8時半、42名のお客様と1番青岸渡寺に向かう。聞けば大半の方が、お参りの経験者である。添乗員が大慌て。というのも、1回目は青岸渡寺で納経用品を買い求める方が多いので、納経係のアシスタントがついていないのだ。今回は大量の納経用品を担いで行く羽目になったという訳だ。立ち寄り先の中田食品では、「ギャラリー梅園」をお薦めする。那智山の麓の「カマセン」に立ち寄って念誦をpick up。希望を聞くとお一人だったので、5つもあれば足りると思っていると、あっという間に売り切れ。帰路にもう一度立ち寄ってもらい、事なきを得たが、12個のお買い上げ。お参り後の観光センターでは、車内でPRしておいた「黒飴ソフト」がよく売れる。帰路は、「ちかつゆ」に立ち寄り、生駒着20時20分。12時間の大遠征でした。合掌

 山笑ふ 那智山登る 杖の列

 春雨や 緑したたる 熊野古道

 

四国1回 1~6番 天王寺発

平成30年4月16日

天王寺より43名のお客様と8時に出発。第1回目とあって、1番霊山寺までの車中はひたすら説明タイム。勤行次第、お参りの作法、納経用品などだ。霊山寺では、授戒や法話を大師堂でとお願いする。団体客は、我々のみのようで、尼僧さんのお許しが出た。できれば、御大師様を真近で拝んでいただきたいからだ。2番極楽寺では、抱き地蔵を順に抱いてご真言を唱える。しっかり抱きしめ、中々離さない方も。長寿庵で大奥様にご挨拶、「ワンちゃん元気?」と大好物の鳴門金時を頂く。和尚には、名物「すだち焼酎」だ。6番安楽寺へ向かう20分ほどが、昼食time。大仏師松本明慶師の生涯美術館のようなお寺と説明する。5番地蔵寺の樹齢800年余の大銀杏は、2番極楽寺のお大師お手植えの「長命杉」と並んで第1回目の名物だ。4番大日寺の山門が完成している。朱塗りの鐘楼門だ。綱を引っ張り鐘を突いて境内に入る。本堂から、回廊の西国三十三観音を拝み大師堂へ。打ち止めの3番金泉寺はゆっくりお参りできた。奈良発と違い30分は早く着いたから、余裕があるのだ。16時半打ち止めし、立ち寄り先の「ハレルヤ製菓」に立ち寄って帰路に。合掌

西国5回 ⒓~15番 西大寺発

平成30年4月11日

お客様43名で、満員状態との添乗員よりの連絡。12番から15番の4ヶ寺なので、コースはいつもと逆で生駒~西大寺~JR奈良と廻る。和尚は西大寺から乗車することにした。12番岩間寺から順に回る。お客様のご案内をしたいのでと、先に納経をお願いする。本堂に上がり、お勤めの後は不動堂に案内する。本堂と不動堂の間にある池が、芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」の古池と説明。句碑も立っている。ボケ封じの観音様も人気だ。13番石山寺の山内を案内し、洗心寮で名物蜆飯の昼食。14番三井寺では、足の良くない方が見受けられるので、観音堂で自由解散とし元気な方のみ山内を案内することにした。観音堂は特別ご開帳のため、外でお勤め。三井の井戸、弁慶の引き摺り鐘、金堂、三井の晩鐘、食堂と案内して回る。バスに戻るとご婦人が一人戻らないという。旦那様は、観音堂から真っすぐバスに戻り、奥様は和尚についてきたという。和尚は、金堂方面に戻り、奥様を発見、バスに誘導するも、今度は探しに行った旦那様が戻ってこないというのだ。旦那様は、我々の動きを知らないので、迷子になったのかと思い、逆順に探してみる。発見できないままバスに戻ると、少し前に戻ったというので、一安心。30分ほどのロスで済んだ。井筒八つ橋に立ち寄り、打ち止めの15番今熊野観音寺へ。本堂でお勤めの後、寺の僧が法話。五智水を汲む方もあって、帰路に就く。合掌

 岩間寺にて   春雷を 封じ込めたる 岩間寺

 三井寺にて   春風や 人呼ぶ幟 蜆飯

2018年5月4日金曜日

四国4回 16-23番 生駒発 

平成30年4月9~10日

生駒から28名のお客様と出発。8ヶ寺を2ヶ日間で廻るのだが、初日に山登りを終えていたいと思い、まずは20番鶴林寺、21番太龍寺を打つことにした。鶴林寺へは、最短のミカン山ルートをドライバーさんが選択してくれた。21番太龍寺へのロープウエイもぴったりの時間に間に合い、ロスタイムは出なかった。次は、井戸寺から観音寺の予定だったが、太龍寺を打ち終えての読みでは、難しいかなとの思い、急遽、22番平等寺から18番恩山寺へ変更してもらう。恩山寺は、少々遅れても許して貰えるとの判断もある。平等寺では、副住職とご挨拶することができた。なにしろfacebook仲間なのだが、なかなか会えず、初対面、恩山寺へ電話をいれて、状況を説明すると、少しはお待ちいただけるようだ。17時前に、打ち終えた大阪組のバスとすれ違う。後で聞くと、5ヶ寺まわれたとのこと。奈良組とは30分は違うと実感する。名物の「摺り袈裟」の御守りが良く売れる。思ったより人気がある。まとめ買いする方も居るくらいだ。お宿は、徳島駅前で分宿。
2日目は、平地の寺ばかり4ヶ寺。17番井戸寺で霊水を頂き、16番観音寺へ。19番立江寺はお願いして、本堂でお参りさせていただく。大きなお地蔵さんが目の前に拝めるのだ。立江餅のお店がお休みで残念だったが、あきらめて昼食会場へ。ホテルでの昼食を済ませ、23番薬王寺へ向かう。全国的に有名な厄除けの寺で、和尚の師僧砂原秀遍猊下の修行の寺でもある。一声かけて本堂でお参りさせていただき、還暦坂を上り愉祇塔へ、五智如来の説明をし、階上からの日和佐の展望を楽しむ。後はひたすら帰るのみ、淡路HWOの最終休憩では、なんと大阪組より30分の先着、残り3ヶ寺なのだが、太龍寺のロープウエイのタイミングが良くなかったらしい。我々は、初日に山登り2ヶ寺を済ませておいて、大正解でした。合掌

 田水引き 準備万端 伊予の里