2016年3月25日金曜日

四国6回 31~37番 生駒発

平成28年3月22~23日

竹林寺の五重塔
生駒から乗車し、32名のお客様と土佐へ向かう。第7回に次ぐ長距離コース、お昼も吉野川HWO、乗務員はお客様とは違い、オプションなので、和尚は山菜うどんにチラシ寿司、おでんを2本を選ぶ。相変わらずの「さぬきメニュー」だ。今回は逆打ちスタイル、ようやく14時半ごろ37番岩本寺にたどり着いた。ご本尊は5尊なので、それぞれの御真言を唱える。格天井にはめ込まれた絵が面白い。全国から公募したもので、風景から猫、果てはマリリンモンローまで描かれている。駐車場横の「此処や」の名物アイスクリームに列をなす。和尚の定番は、生姜と小豆のコンビ。15時過ぎに35番清滝寺に向け出発、ふもとのスーパーマルナカの駐車場でマイクロ2台に分乗して山を登る。狭い道を登って行くので、初めての方は、相当怖いそうだ。本堂、大師堂とお参りして、境内のお薬師像の台座の戒壇巡りに挑戦していただく。漆黒の闇というのは、中々経験できないので、「怖かったけど良かった」というのが大方の感想。マルナカでトイレを借り、「ミレーのビスケット」を買い込む。詩吟教室の生徒さんへのお土産だ。高知にしかないので、いつも好評なのだ。お宿は、遍路宿「三陽荘」。黄金の大師像と温泉で人気だ。
23日 朝一番にお宿のマイクロ2台で36番青龍寺まで送迎していただく。横綱朝青龍の明徳義塾相撲部のトレーニング場でもあったという石段を登る。登るのを諦めた方には、ふもとの「恵果堂」の参拝をお薦めしておく。鶯の声が聞こえ、清々しい朝。本堂、大師堂とお参りし、下りはスロープ利用、「恵果堂」に至る。34番種間寺、33番雪蹊寺とご案内しながら廻り、32番禅師峰寺へ。境内に立つ十一面観音の後頭部にある「大哄笑面」をご覧になれるチャンスと案内、急勾配の参道でカメラを向ける方も。峰寺というだけあって、境内からの眺めは素晴らしい。31番竹林寺は、午後に回して、早めの昼食。日本サンゴセンターで「海老雑炊」。竹林寺の本尊文殊菩薩は、日本三大文殊の一つ、参道の石段から見上げる五重塔は撮影ポイントに絶好だ。足の不自由なご夫婦には、宝物館と庭園鑑賞をお薦めしておいた。本堂、大師堂、五重塔、一言地蔵と廻って打ち止めは13時半。これからの帰路も長丁場だ。淡路島までは順調だったが、阪神間がどのルートも、事故もあって大渋滞、ドライバーさんのコース取りがうまくいって、2時間でたどり着けた。19時半生駒でお別れ。バスは西大寺からJR奈良と廻る。お疲れ様です。合掌
 
 青龍寺にて  鶯の 声に重なる 読経かな
           鶯の 声高らかに 青龍寺
禅師峰寺のペチコート水仙

新西国霊場 第2回 

平成28年3月21日

飛鳥大仏
先達仲間との新西国めぐりの第2回目、霊場会の順路に従って走る。まずは4番水間寺、聖武天皇勅願で行基菩薩が開いた「厄除けの観音様」、1寸8分の聖観音で絶対秘仏。7番金剛寺は同じく聖武天皇勅願、行基菩薩開基で新西国の本尊は千手観音だが、金堂には寺の本尊大日如来、脇侍が不動明王と降三世明王、女人高野と称される。次は客番観心寺、高野山真言宗の遺跡本山。本尊は弘法大師作の如意輪観音(国宝)。後醍醐天皇は楠木正成を奉行として金堂(国宝)を造営。御村上天皇陵、楠木正成首塚などがある。高野山と奈良・京都の中宿でもあった。太子町は、聖徳太子のゆかりの地、まずは聖徳太子の三侍女が開いたという8番西方院。日益、月益、玉照の三人の乳母が太子の死後髪を剃り、御廟の近くに菩提のための寺を建てたという。ご本尊は太子作の阿弥陀如来と十一面観音。西方院の前が客番叡福寺、聖徳太子と生母穴穂部間人皇后、そして夫人膳部大郎女を葬ってある。(三骨一廟) ご本尊は如意輪観音。県境を越え、11番当麻寺へ。真言、浄土の両宗が法燈を護る寺で本堂の中将姫の曼陀羅を本尊とする。金堂や講堂の諸尊も国宝や重文で見どころ満載だ。次は明日香村、お昼を食べ損ねて居たので、「ザめしや」に飛び込む。お腹が落ち着いたところで、9番飛鳥寺へ。飛鳥大仏(銅造釈迦如来坐像・重文)で知られ、新西国の本尊は聖観音様。飛鳥大仏は、撮影可のようなので、和尚も撮影させていただいた。打ち止めは、聖徳太子ご誕生所の10番橘寺、ご本尊は聖徳太子勝鬘経講讃像。由緒あるお寺の行脚で、大満足の一日。合掌

  春美空 み仏訪ね 寺巡り
叡福寺の三骨一廟

西国 全周 7泊8日

平成28年3月12日~19日

阪急東日本の恒例の西国全周、名古屋駅に9時17分着のひかり503号で37名がやってくる。和尚は近鉄特急に大和八木から乗車し、名古屋に向かう。アシスタントも同じ特急に難波から乗っているはずだ。9時40分に予定通り出発、初日は1番青岸渡寺のみだ。那智の滝と那智大社も参拝コースに入っている。初めての方がほとんどなので、お話しすることが沢山ある。1時間半ほど走って休憩、お弁当を配る。名古屋名物「天むす」だ。包装紙に「一食啓上にて候」と書いてあるのも楽しい。お客様は東日本一円から集まっているようで、青森や山形からの参加者もいる。那智の滝を参拝してから、記念写真を撮り、465段の参道を上る。青岸渡寺の本堂で読経の後、那智大社の参拝もお薦めして解散。和尚は、駐車場に戻り「那智黒ソフト」を舐めながら御帰りを待つ。このソフトクリームは一番人気。お宿の南部ロイヤルホテルに18時15分到着。中国や台湾の団体バスが10台ほど、日本人の団体は、我々のみのようだ。

13日 8時出発予定が、杖を忘れたという方が居て10分ほど遅れてスタート。3番粉河寺へ。説明するポイントの多い寺のひとつで、今回は内拝付き。1時間半近くかけてのお参りとなった。2番紀三井寺では、231段の結縁坂を上り、本堂から新仏殿へ。松本明慶の12mの千手十一面観音をお拝み、展望回廊から和歌の浦を遠望したり、観音様のお顔を間近に見たりと一周する。「はやし」の昼食で初の「食事作法」。4番施福寺は、バス巡拝の最大の難所。途中で戻った方が7人。登りきった方に内拝を薦め、本堂内で読経し、堂内を解説して廻る。(拝観料500円)全員が山を下り、柿の葉すしや草餅を買い込んで、出発できたのが16時20分。5番葛井寺は、時間切れと思ったが、添乗員のお願いに、待っていてくれるという。おまけに、門前の「葛井餅」まで待っていてくれた。18時にホテル日航姫路向け出発。20時前に、ようやく到着。夕食は21時半までと、大忙しだ。

一乗寺の三重塔
14日 7時半に出発。8時に到着するも、27番圓教寺のロープウエイの始発は8時半。これには参った。お小雨の中、皆さんに山内バスに乗って貰い(500円)本堂に。有り難い事に、本尊は3月一杯ご開帳中(500円)。三つ堂に案内し、食堂2階の宝物殿へ。縁起絵巻も展示中だが、五大力尊が素晴らしく圧倒された。「杵屋」で買い物をして、26番一乗寺へ。国宝の三重塔を本堂から撮影する方が多い。お弁当を頂きながら、25番幡州清水寺へ。本堂手前の薬師堂の十二神将が楽しい。お顔が干支になっていて漫画チックなのだ(東京芸大薮内佐斗司教授作)。番外花山院は、急坂だが、タクシーのピストンで切り抜ける。法皇堂で膝寄せ合わせて読経、写経は納経所へとのことで、ご住職が一人づつ祈願者の名前の読み方を確認するのだ。仏前で読み上げる時に、間違うといけないでしょとおっしゃる。ご丁寧な御方だ。前もって連絡があれば、納経所の人を増やしておいたのにと言われていたらしい。29番松尾寺には、間に合いそうもないと、諦めかけたが、電話を入れてひた走ると、かろうじて17時前に滑り込めた。17時25分に打ち止めて、宮津ロイヤルホテルへ。
  圓教寺にて  鶯の 声聞き参る 圓教寺
  松尾寺にて  紅白の 梅咲き競ふ 松尾寺

15 日 7時45分に出発し、バスがバックするのではないかと疑うほど急な坂を上り、成相寺へ。事前の連絡のなかった納経所は、突然の団体の襲来に大慌てお一人で大奮闘。お参りを終えて諸堂を拝観しようとしたが、そんな事態で扉も開いていない。和尚が鍵を預かって、孔雀明王や閻魔大王のお堂、三十三観音のお堂など開けさせて頂く。お陰でお側で拝観できた。本部の作成した巡拝順にドライバーも首を傾げ、一部変更。善峰~中山~総持~勝尾~穴水に変更することに。京都縦貫道をひた走り、20番の善峯寺へ。桂昌院お手植えの「遊龍の松」で名高いお寺だが、急な参道が待っている。本堂に上がりお参りし、散策をして貰って1時間後に出発できた。既にお昼前、昼食会場の宝塚ワシントンホテル内の「島屋」に13時前に到着。部屋を取って頂いていたので、食事作法ができた。24番中山寺は、安産祈願の腹帯のメッカ、西国的には、開祖の徳道上人がこの寺の石館に33個の宝印を納めたとされる名刹だ。五重塔の再建工事中だが、エスカレーターなど気くばりが行き届いている。22番総持寺は、バス近づけない為、離れた所から添乗員を先頭に和尚が最後尾について結構な距離を歩く。帰りも納経が終わるまで諸堂を拝観頂いて、揃ってバスへ戻る。16時10分となり、23番勝尾寺は納経時間厳守なので、間に会いそうにない。21番穴太寺は、時間内に入れば対応して頂ける。しかし21番穴太寺到着も17時10分前、勝尾寺は翌朝1番にお参りする事にして、お宿の京都東急ホテルに18時過ぎ到着。
西尾の八橋

16日 本来ならば9時出発でのんびりして頂く予定が、7時30分出発。広い境内の23番勝尾寺は、本堂ゾーンは一方通行、帰路はお土産ゾーンを通らないと外に出れない憎い構造となっている。
番外元慶寺は花山法皇の落飾の寺。ご本尊は薬師如来だ。ここでも、15分ほどは歩いて行かねばならない。和尚が最後尾について歩く。今日も順番を入れ替えて、次は16番六波羅密寺。空也上人のゆかりの寺。納経に時間がかかると感じ、折角だからと宝物館にご案内。小ぶりだが、とても充実しているのだ。昼食は、青蓮院近くの「西尾八橋の里」・京都銘菓「八橋」発祥の老舗だ。「おばんざい」料理に堪能し、お庭の散策、お買物と充実した時間。19番革堂から18番六角堂と廻る。いずれもかっての「町堂」である。16番清水寺は外人客や修学旅行生で駐車場は満杯状態だ。本堂までは一気に登り、御勤めの後は集合時間まで各自動いて頂く。和尚のかっての会社の先輩のお店を紹介し、先輩にいつものように割引をお願いする。お客様にも喜んで頂けたようだ。聞けば、昨日から一気にお客様が増えたようだ。打ち止めは15番今熊野観音寺、16時17分に入れ、17時打ち止め。今回初の快挙だ。お宿は橿原ロイヤルホテル、18時頃。

 西尾八橋の里にて  春うらら 八橋の里 おばんざい

17 日 ホテルは橿原神宮の線路を挟んですぐそばにある。6時が開門というので、参拝に出かけた。お客様にもお薦めしておいたので、三々五々来られている。今年の4月3日が神武天皇二千六百年大祭ということで、天皇陛下もご参拝のご予定だ。7時半に出発して8番長谷寺・番外法起院に向かう。長谷寺は9時からだが、法起院は8時半というからだ。法起院に着くと、門が閉まっている。
表示を見るとこちらも9時から。そこをお願いして開門していただく。なぜ事前に連絡しないと叱られる。長谷寺の登廊をあきらめる方もいて、納札をお預かりする。本堂、御影堂、元長谷寺、五重塔と案内して下山、7番岡寺へ。3月までは、厄除け法要の期間で内拝はできないが、大きなご本尊はガラス越しにしっかりと拝める。龍蓋池、大師堂とまわる。門前の無人スタンドの八朔は4つで100円也。6番壺阪寺は、見所の多い寺。説明したいことも多くあり、1時間近くの時間をいただいたが、それでも時間切れで大観音様の近くまでは行けなかった。橿原神宮近くまで戻り、遅めの昼食は、「ヤマトの柿の葉すし」。関東の方は、結構楽しみにしていたようだ。9番興福寺南円堂に14時過ぎに着き、ゆっくり参拝していただこうと思っていたが、打ち止めの10番三室戸寺は、16時閉門で15時30分までに来ないと納経は受け付けないとのこと。そうそうに切り上げて、三室戸寺に向かう。ぎりぎりにたどり着き難を逃れた。花の寺として有名だが、この時期はオフシーズンだ。相変わらず、閉門15分前、10分前に、場内放送で退出を促がされる。京都東急ホテル17時頃到着。

 岡寺にて  春明日香 厄除け観音 龍蓋寺

18日 ホテル発8時、11番醍醐寺に8時半着いたが、納経は9時から。受付で、お願いして納経所には9時に入るので他のお堂を先に拝ませてもらう。納経所は一人体制で時間がかった。12番岩間寺へ。本堂内でのお参り後、不動堂に案内。本堂と不動堂の間にある池が「古池や 蛙飛び込む 水の音」で有名な池だ。13番石山寺は勅封ご本尊の御開帳法要日、勅使と僧によって開封され、三笠宮彬子様もご参拝。境内にSPが多く見かけたのは、そのためだ。まず境内の諸堂を案内して、外陣からご本尊を拝ませていただく。法要中なので、我々は読経できない。門前の洗心寮で「蜆ご飯」の昼食。14番三井寺では、観音堂、金堂、三井の晩鐘、釈迦堂とまわる。1打300円の梵鐘を数人の方が突く。さすがに重々しく、いい音色だ。31番長命寺へは、タクシーに乗り替えるが、残り100段の石段が待っている。打ち終えて15時45分、打ち止めの32番観音正寺への林道は有料で16時半まで。和尚は、諦めて明日に回そうと思ってが、タクシーが、裏道を走れば間に合うと、先導してくれる。寺や料金所、タクシーなどの了承も得られ、40分かかるという行程を20分で走破、何とか間に合った。松本明慶作の白檀の千手観音に心ゆくまで手を合わせ、17時に寺を後にする。お宿は、長浜ロイヤルホテル。

 石山寺にて  梅開き 勅封観音 ご開帳
 三井寺にて  静かさや 三井の晩鐘 春湖畔

19日 竹生島行きの琵琶湖汽船の始発は9時なので、今朝はゆっくりしていただける。急な石段を登り、30番宝厳寺本堂の大弁天様で読経。宝物館で、「面向不背」の珠を鑑賞。四国の志度寺縁起で名高いものだが、興福寺に奉納された後、どういう訳でこの寺に伝わったかは不明という。観音堂、神社と廻り、かわら投げに挑戦する方も。10時50分発で戻り、長浜ホテルの「皇帝」で中華昼食。打ち止めの33番華厳寺へ向かう。1時間半ほどで到着、長い参道を歩き本堂、笈摺堂、満願堂と廻って満願。「満願の証」を求める方も多い。参道に「谷汲みさくらまつり」の幟が立っているが、桜はまだ蕾だ。15時打ち止め。近くの「谷汲みあられの里」に立ち寄り、岐阜羽島へ。17時頃到着、皆さまとはここでお別れし、和尚は名古屋経由近鉄特急で帰路に。7泊8日の旅、お疲れ様でした。合掌

 華厳寺にて 谷汲みの さくらまつりや まだ蕾

 

2016年3月7日月曜日

読売奈良 西国3回 5~9番+法起院   

平成28年3月6日

壺阪寺・雛に囲まれる仏様
読売旅行(奈良)の西国巡礼に添乗。3台のバスが出ているのだが、和尚の2号車は八木から。集合時間が7時15分、やけに早いなあと思っていた。5時に起床、何と6時半に着いてしまった。付近の駐車場の24時間料金を調べてまわった。市営の駅前駐車場は1500円以下だ。これは、寝坊した時の対策。集合地点に戻ると、添乗員が待ち受けている。話を聞くと、八木から橿原神宮前駅、高田市駅、そして五位堂駅で集客するというではないか。五位堂集合は8時頃、歩いて15分の和尚は、ゆっくりと朝寝ができたはずなのだ。チェックが甘かったと反省。お客様は36名。出発が少し遅れたのは、お客様の一人が、八木ではなく橿原神宮前へ向かってしまった確認が遅れたため。我が2号車は、5番葛井寺から巡打ちの行程だが、1号車、3号車は西大寺発なので、逆打ち。したがって、お寺で遭遇することはない。葛井寺では、入退堂の作法や錀のつき方など説明。本堂に上がってのお勤め。残念なことに門前の「葛井餅」はお休みだった。
6番壺阪寺は、境内も広く、天竺渡来の石仏もご案内しようと思っているので、歩け歩けの寺と事前に説明しておく。講堂で、雛飾り展をやっていたので覗くと、大日如来や、西国三十三観音そして弘法大師が雛に囲まれ壮観だ。壺阪寺では1時間半ほどかかり、お昼に丁度良いタイミングになった。お昼は、明日香の石舞台近くの「あすか野」。「石舞台は、近くの岡から覗けますから、食後にどうぞ」とお薦めしておいた。我々、乗務員組の食事は、お客様と違って、カレーライス。カレー好きの和尚は、ウエルカムだ。石舞台を見たいというお客様を案内して、石舞台近くの岡へ案内する。
7番岡寺は、厄除け祈願のシーズンなので、内陣でのお参りはできない。本堂前、龍蓋池、大師堂と案内する。
南円堂「右近の橘」
8番長谷寺と番外法起院は、近くなので、歩きだ。長谷寺山門脇の駐車場を予約していてくれたので、大助かり。添乗員は、長谷寺の納経所に向かったが、我々は、番外法起院からお参り。「南無徳道上人」と唱えて、ご廟所の廻りのお砂踏み。長谷寺の登廊脇の牡丹は新芽をつけ、準備万端の感じだ。修理中であった舞台も完成し、久しぶりにそこでのお勤め。今は、山門が修理中だ。花の寺としては、今は全くの端境期というところ。脇の仏様などは、あべのハルカス美術館に出開帳中。3月27日まで、「長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」展が開催中なのだ。
打ち止めの9番南円堂に向かう。山道を抜け名阪国道の福住ICから天理東を経由するコース。予定より早く着いたので、お参り後は国宝館や東金堂など自由に拝観して頂くことに。お堂の向かって左に「右近の橘」があるのだが、黄金色の実がまだ沢山残っている。キンカンと間違う方が多かったが、解説板を見ると正しく橘だった。16時半に南円堂を出発し五位堂着が17時15分。合掌

 壺阪寺にて  大師像 雛に囲まれ 笑み浮かべ

 長谷寺にて  新芽萌ゆ 牡丹の登廊 長谷の山

 興福寺にて  残り実の 右近の橘 南円堂

2016年3月3日木曜日

第16回 秀寛和尚と巡るお四国遍路の旅

平成28年3月3日

和尚とハロートラベルサービス大阪とで始めた一国巡りも16回目となりました。春秋の年2回催行で、2年で結願する方式。四国遍路は、循環型なので、どのタイミングからスタートしても良い。
今回は、讃岐編だが、前回からの打ち残しもあるので、60番横峰寺から88番大窪寺までだ。効率を良くするため、夜のフェリーを使い、朝一番からお参り開始するパターン。
 3月27日(日) 22時大阪南港発のオレンジフェリーで出発。
 3月28日(月) 東予港から60番横峰寺から69番観音寺まで   丸亀泊
 3月29日(火) 80番国分寺から70番本山寺まで逆打ち      善通寺いろは会館泊
 3月30日(水) 善通寺のお朝事に参加し、88番大窪寺まで
集合は、新大阪と難波。費用は86000円。詳細は、下記にお問い合わせください。
 ハロートラベルサービス大阪(橋本) 06-6306-6411
 または、秀寛和尚まで 090-2351-3927

遍路歩記展(へんろあるきてん)

平成28年3月2日

旧友・山下正樹さんの「公認先達・歩き遍路の会」や「矢田寺へんろみち保存会」が共催する遍路写真展が、やまと郡山城ホールで開催されている。2日から6日までなので、初日に顔を出してきた。歩き遍路のパネル展や遍路の旅相談コーナーなどが設けられていて、お遍路に興味のある方が訪れている。5日と6日は、四国八十八ヶ所霊場会のお砂踏みも開催される。お気軽に覗いてみてください。近鉄京都線大和郡山駅から歩いてすぐです。合掌