2020年4月9日木曜日

紀三井寺参拝

令和2年4月9日

非常事態宣言で、何もかも中止や延期が続くので、暇を持て余している状態。施福寺と紀三井寺を訪ねることにして、お弁当を作り出発。施福寺への道路工事が終わり、麓近くまで快適に走れるようになった。馴染みの槇尾山観光センターにご挨拶に立ち寄りと、4日から納経所はお休みとなっているというではないか。確かに参道にロープが張られ、その旨の表示があった。聞けば施福寺独自の措置で、紀三井寺や粉河寺は、通常の様だという。ペットボトルのお茶のご接待を頂いて、紀三井寺を目指す。紀の川PAでお弁当休憩。阪和道の和歌山南で降りて紀三井寺へ。拝観料を支払いに窓口に行くと、今は、紀三井寺が札所会の事務局を担っているので、その間は公認先達さんからは頂きませんと言う。ご厚意に甘えて、結縁坂を上る。お客さんと一緒の時は、気が張っているのかスイスイと登るのだが、一人だと息が上がる。境内は散り始めた桜で見事なものだ。桜前線の標準木に、11年連続で近畿の1番だったと掲示がある。今年は京都と同時だったとのこと。本堂に行くと、鐘の手綱やご本尊との結縁綱が巻き上げられている。感染症対策という。本来は、春の特別ご開帳の時期なので、申し込むと非常事態宣言を受けて中止ですとの返事。また、札所会の「日本巡礼の日」(4月15日)の散華配布も中止するとの掲示もあった。これは、札所会の発案で認められたもので、「良いご縁」の意から4月15日。松本明慶柞の十一面千手観音の巨大な立像を拝んで、下山。気が付くと山門の左手前に大きな閻魔大王の石像が鎮座されている。令和元年12月の建立とあるから、和尚は初のご対面だった。

2020年4月3日金曜日

三石山不動寺と粉河寺

令和2年4月2日

弟子の田川詠華尼の友人、佐藤妙泉尼が入山したという三石山不動寺を訪ねた。橋本市山田の山中にあり、弘法大師が21歳の時に草庵を結び勤行したと伝わっている。車はすれ違えないほどの山道を登り境内へ。弘法大師が水を求めて杖で掘ったという「不動の滝」が県の名水百選というので、詠華尼と登る。400mと表示があるが急坂で15分以上かかったが、流石でした。途中に「大威徳明王」と刻まれた大きな石が祀られている。本堂でご法楽し、茶菓のご接待を受けて、和尚は一人西国3番粉河寺へ走る。16時までだと思って、急ぎ足で駆けつけるが、17時までだった。境内の桜が満開で、花を目指して来た方もちらほら。ちなみに和尚の特任権中先達の納経軸も残り7ヶ寺となった。