2019年10月19日土曜日

西国9回 26~27番 なんば発

令和元年10月16日

なんばから添乗、45名という超満員のバスで26番一乗寺へ向かう。三木SAでトイレを済ませ、一乗寺へはすぐに登れる体勢を整える。壁のように迎える石段を上る。途中に常行堂、三重塔(国宝)の建つ位置が踊り場になっている。本堂の天井には、木の納札が花模様に打ち付けられている。下りは、裏手の山道を下り太子堂でお参り。バスに戻るが、納経が中々終わらない。朱印を押す頁を間違えたというミスもあり、1時間以上を要した。
昼食会場の「そうめんの里」へは40分ほど、丁度12時に到着。13時に27番圓教寺に向け出発。13時30分発のロープウエイに間に合うタイミングだったが、臨時便を出すからと待たされた。というのも、風があり車両に重しを乗せているため定員が52名というのだ。ほとんどの方が、歩き組となり、参道の各札所のご本尊を解説しながら登る。本堂でのお勤めの後は、「三つ堂」へ。ラストサムライ、黒田官兵衛、などの時代劇の撮影場所として有名ポイントだ。幅40mの食堂の2階が宝物殿となっており、解説しながら案内する。15時30分の下り便を最後に全員下山。和菓子の杵屋で休憩の後、帰路に。赤松PAに立ち寄り、梅田18時10分、なんば18時30分。爽やかな秋の一日、良いお参りでした。合掌

圓教寺 風も緑も爽やかに 

2019年10月11日金曜日

四国10回 60~65番 生駒発

令和元年10月8~9日

JR奈良~西大寺~生駒と集客するコースに生駒から添乗。お客様は37名、過去に和尚と一緒だったという方も5~6人乗っておられる。8時20分生駒出発、淡路島に入る前には集中豪雨なみの雨だったが、淡路に入ると止んでしまった。室津PAで休憩して吉野川HWOで昼食、65番三角寺の麓に13時前に到着、ジャンボタクシーに分乗して山門に向かう。山門は鐘楼門となっていて、梵鐘を突いて境内に入る。足に不安のある方3名は、納経車に乗ってもらい納経所まで。本堂の前の山桜は小林一茶が「是でこそ登りかひあり山桜」と詠んだもので、句碑が建っている。大師堂の前には同行二人のご詠歌碑がある。「あなうれし行くも帰るも留まるも我は大師と二人連れなり」と詠じて差し上げる。60番横峰寺まで一気に走る。初日に難所の2ヶ寺を済ませておきたいからだ。麓に15時前に到着、マイクロバス2台に分乗して山道を進む。林業組合の有料道路で①~㉑と標識がある。ドライバーは無線でやり取りしながら、すれ違いポイントを確認するのだ。寺の駐車場からは参道を下っていく。帰りは結構きつい登りとなるわけだ。本堂の外陣でお勤め、格子天井に反響して、般若心経が天から降ってくる感じが素晴らしい。約2時間ほどかかって宿へ向かう。
道後温泉のルナパークに18時着、道後温泉の本館がすぐそばで、夕食後の散策には好立地だ。本館はリニューアル工事中で、部分営業を続けながらなので、相当時間がかかるようだ。工事部分はカラフルな塀で囲まれ、入り口付近の2~3階の障子がスクリーンとなって映像が流れている。お客様を減らさないための作戦という。松山は俳句どころとあって、俳句ポストが各ホテルにも設置されている。数年前に優秀賞をいただいたこともあるので、2句思い立って投句した。
9日 8時出発。ハタダのお菓子館へ30分ほど、石鎚山系の伏流水がいただけるので、ペットボトルの用意を勧めておいた。今日の行程は64番から逆打ちとなる。64番前神寺のお不動さんに1円アルミ貨を投げて、ピタリと貼り付けば良いことがあると試す方も。うまく貼り付いて歓声が上がる。お財布にいれる小さな「金の招き猫」をお話したら、希望者が納経所に殺到、30個ほどお買い求めの方も。(@50円)63番吉祥寺は、霊場唯一の毘沙門天がご本尊。山門をくぐった右手に八角堂があり、六福神が祀られる。本尊と合わせ七福神巡りができる訳だ。このお堂も6番安楽寺の本尊薬師如来を寄付された水谷繁治さんの寄贈と石碑がある。次いで、62番礼拝所へ。61番香園寺の第2駐車場に本堂と大師堂兼納経所が建っている。宝寿寺が霊場会を脱退し、独自路線を貫くに対抗する霊場会の処置である。我々もその意向にしたがっている。打ち止めの61番香園寺は、大聖堂の中に本堂と大師堂が設置されている。先着の団体がお勤め中なので、その終わりを待ちながら、大日如来について解説する。12時半打ち止め。リンリンパークで昼食、自慢の鯉に餌をやるとものすごい勢いで争奪戦をくりひろげる。吉野川、淡路と休憩して生駒着19時30分。渋滞で淡路から2時間を要した。合掌

俳句ポストに投句の2句
秋空を二つに分かつ飛行雲
横峰寺遍路の笠に秋時雨