2019年6月25日火曜日

西国9回 26~27番 生駒発

令和元年6月21日

JR奈良~西大寺~生駒と回ってくるコースに生駒から添乗。早めに着いた和尚は、モスバーガーでモーニング。お客様は43名と満員。淡河SAで休憩後、10時半過ぎに36番一乗寺に到着。急な石段が待ち受ける。国宝の三重塔前で小休止し、特徴など解説する。本堂でお勤め後、天井に打ち付けられたの納札が花模様になっているのをカメラに収める方も。昼食は、そうめんの里。「揖保乃糸」の組合の㏚館といった施設だ。27番圓教寺のロープウエイは臨時便を出してくれた。15名のお客様がマイクロバス利用、残りのお客様と参道の各札所のご本尊を説明しながら登る。仁王門まで来るとそこからは下りとなる。本堂でお勤めの後、希望者を案内して「三つ堂」へ。常行堂、食堂、大講堂がコの字に配置され、時代劇の撮影によく利用される。集合場所の「杵屋」はトム・クルーズーズが「ラストサムライ」の撮影後にお土産に爆買いしたという「千年杉」(和風バームクーヘン)で有名だ。帰路は、新しく出来たという夢前スマートインターから中国道へ。ETC専用だが、これは便利だ。名塩SAで休憩し、生駒着18時30分。お疲れ様でした。

梅雨曇り 杖を頼りに 圓教寺

2019年6月17日月曜日

西国3回 5~8番+法起院 天王寺発

令和元年6月16日

29名のお客さんの内、22名が天王寺組。6番壺阪寺が月参り法要にあたっているため、混雑が予想されるので、打ち止めの寺に廻し、5番葛井寺から打ち始めることに。距離が近いので、添乗さんたちは、整理に大慌てだ。和尚も朝のお勤めが精一杯で、自己紹介やご挨拶は抜き状態。30分ほどで到着、本堂に上がり込んでのお勤め。門前の葛餅屋さんもまだ開いていない状態。バスは、回送しているので、皆さん揃ってからの移動となるが、二人が行方不明。何とお店が開くのを待って、葛餅を買っていたらしい。次いで8番長谷寺,番外の法起院に向かうのだが、駐車場の予約がうまくいっていないようで、国道沿いの参道入り口の駐車場から歩くことに。本来のコースなのだが、最も遠いポイント。お客様の中に、全盲の方がいらっしゃるので、心配したが奥様がしっかりエスコートされていて、大きな遅れはない。まずは法起院から。長谷寺に向かうと、雰囲気がおかしい。なんと「あじさい祭」の最中で、お客様が溢れている。納経所など長蛇の列だ。和尚は、納経を添乗さんにお願いして、境内をご案内。あじさいは、帰路のルートに沿って咲いている。和尚のルートに乗っかったお客様は、堪能できたと思う。個人納経に並んだお客様がなかなかバスに戻ってこない。結局、2時間以上を要したことになる。7番岡寺は、内々陣の特別公開中、中でお勤めさせていただく。6番壺阪寺は、お客様の波が落ち着いたところでの参拝となり、かえってゆっくりと御参りさせていただいた。納経も大講堂にところを変えて、大人数で対応する体制がしかれていた。16時打ち止め。柿の葉ずしの「たなか」に立ち寄って三国ヶ丘経由天王寺へ。18時にはお別れできた。
 カメラ手に あじさい祭 長谷の寺

2019年6月14日金曜日

佐渡へんろ 4回目 51~88番+1番

令和元年6月9~12日

前半と後半との2分割でお参りする佐渡88ヶ所巡りも、今回で4回目。和尚にとっては2周目の結願となる。直前にキャンセルがあって、お客様は大垣の山田翁と大和高田の植田翁の二人。優雅な巡礼となった。山田翁とは、新潟空港で落ち合い、佐渡へ。
初日は、87番阿弥陀院の野俣住職の案内で4ヶ寺を巡る。最初の51番慶宮寺の金子住職の手厚い歓迎を受ける。島では番茶しかないそうだが、玉露とお菓子で。お宿は、佐渡グランドホテル、食後に地元の民謡クラブによる民謡踊り。両津甚句、相川音頭、佐渡おけさの3曲を熱演。
 梅雨寒やおけさ踊りの指の先
 六月の佐渡の海飛ぶジェットフォイル
10日 55番から20ヶ寺を巡るハードな日、75番文殊院山本住職のご案内。効率良くお参りすべく、お勤めの導師はご住職にお願いして、和尚は納経にまず取り掛かることにした。これがうまく行って、スムースに巡れた。特筆すべきは、朝一番に朱鷺のお出迎えがあったこと。車の左後方から、正面へと優雅に舞ってくれた。55番長谷寺はウサギの放し飼いで有名で、「ウサギ寺」ともいうとか。豊山派だが「ちょうこくじ」と発音する。
お宿は、吉田家。吉田交通も経営していて、4日間我々を運んでくれるドライバーさんも日頃はバスを運転とか。
 梅雨晴れに朱鷺の迎ゆる佐渡へんろ
 佐渡へんろ法衣も薄く更衣
 薪能夜な夜な続く佐渡の初夏
11日 両津地区を離れ、南地区へ。お寺の間隔が開いているので10ヶ寺を1日かかりで巡る。案内のご住職は初日の野俣師、最初のお寺は75番文殊院。山本住職は、地元の草刈りに動員されて不在だが、奥様がお茶と草餅のご接待。この地区は名物の赤玉の産地で有名なところ。境内には、時価100万円相当の赤玉も。84番弘仁寺は、名前の通り弘仁2年開基の古刹だ。順調にお参りできたので、佐渡の金山を見学する時間が取れた。お宿は、和風ッジ風の「花ノ木」、緑に囲まれた静かなお宿だ。提携した温泉「おぎの湯」へ。500円が150円のサービスで送迎付き。対岸の新潟の山々を眺めながら手足を伸ばす。
12日 4ヶ寺を廻り、1番国分寺へお礼参りの最終日。ご案内は霊場会の梶井会長。86番称光寺は、宿根木の歴史的路地町の奥にある。肩幅より少し広い程度の路地を抜けてゆく。
87番阿弥陀院では、野俣住職が待ち構えてくださっていた。88番蓮華峰寺は、葵の御紋を許されている名刹。山田翁は晴れて結願の証を受領。
真野鶴の酒蔵見学、順徳天皇の火葬塚「真野御陵」参拝で無事打ち止め。両津港でお別れして帰途に。山田翁は、もう一泊して写真を撮るらしい。
 真野御陵巨木で包む緑陰や
 真野御陵順徳忍ぶ風の音

2019年6月8日土曜日

善光寺お礼参り なんば発

令和元年6月4~5日

善光寺のお礼参りのツアーは、片参りを防ぐため、北向観音(裏善光寺)と元善光寺を併せてお参りする。なんばを7時50分出発で、お客様は22名。梅田~なんばのコースでもう1台。我々の1号車はホテル宿泊組、2号車は宿坊組で27名のお客様だ。何と2号車の先達は弟子の田川詠華尼、こんな事とは初めてのことだ。名神高速道路がリフレッシュ工事で大渋滞、守口線から第2京阪、京滋バイパスと迂回するが、草津SAまで2時間を要した。新名神を利用し内津峠PAまで2時間、昼食会場の駒ヶ根ビアンデさくら亭に14時前到着という状態。予定では、初日に北向観音をお参りして善光寺というコースだが、渋滞のおかげで間に合いそうにない。そこで初日は、元善光寺をお参りすることになった。15時過ぎに元善光寺到着、本堂に上がりお勤め。一光三尊形式の本尊で、中央に阿弥陀如来、向かって右に観世音菩薩、左に勢至菩薩、それぞれのご真言を唱える。梓川SAで休憩後、宿泊先のメルパルクに18時半到着、19時より夕食。
5日 7時よりバイキング朝食、8時30分出発。ドライバーさんの運転時間を考慮してタクシーに分乗して善光寺の駐車場へ。2号車の皆さんと合流し、三重塔の慰霊塔へ。中の一室
で2台分でお勤め。各自先祖供養などお願いして境内へ。常智院のガイドの案内で大勧進の不動堂から正門をくぐり本堂へ上がる。戒壇巡りの後、内々陣でのお勤めだが、相変わらず猛スピードの般若心経。ご開帳の時間がいつもより長いと感じた。六地蔵を拝んで常智院での昼食(天ざる定食)。食後は、お軸や念珠の発注時間、出発の12時30分まで思い思いに境内や参道を散策。和尚と詠華尼は、仏具屋さんなど覗き、駐車場脇の茶店で甘酒を頂く。次いで、「峠の釜飯」で名高い「おぎのや」での買い物タイム。和尚は地元産の長芋を購入する。「北向観音」までは50分ほど、駐車場からなだらかな坂道を上り、階段を下りて、今度は上ると境内。手を清めるのが水でなく温泉で温かいので、お客さんはびっくりだ。さすが別所温泉郷の寺だ。本堂に上がってお勤めさせていただく。駐車場近くにお堂があり、「七苦離地蔵堂」とある。かってこの地は「ななくりの里」と呼ばれていたのに因んだとか。その横に「聖観音」を祀る小堂も。14時50分打ち止め。
帰路も当然大渋滞。ドライバーさんの選択は、伊勢道から名阪国道へと回る大迂回ルート。それがピッタリで、3回の休憩後なんばに21時40分に到着した。これならいつもと
変らない。聞けば走行距離は、二日間で約1200kmとか。東京~大阪を往復したことになる。お疲れ様でした。合掌

 漆黒の戒壇巡り梅雨ぐもり