2019年12月10日火曜日

四国12回 78~88+1番 生駒発

令和元年12月2~3日 

奈良組のいつものお客様37名と結願のコース。8時25分に生駒を出発し、室津PAで休憩。
鳴門西でお弁当をピックアップして直ぐに配り、早めに摂っていただく。お参りが始まると、札所の間隔が短いので食事をする暇がないからだ。78番郷照寺から、打ち始めるが雨がしとしと降っている。「うたずの厄除い大師]として有名だが、一遍上人の時宗の寺。大師堂付近からは瀬戸大橋が望める。79番天皇寺の鳥居は、日本で3例しかないという三輪鳥居だ。八十場駅横の駐車場から、傘をさして歩く。崇徳上皇を祀るお宮の別当寺であったところから三輪鳥居をくぐった所にある。80番国分寺は、さすがに讃岐の文化・政治の中心地の寺という趣がある。大師堂の拝殿と納経所が同居している。現在、弘法大師ゆかりの大日如来を製作中で、お勤めの後にその勧進の話がある。次の2ヶ寺は、五色台の山頂に位置する。81番白峰寺は、まさしく崇徳上皇のご廟所、また十二支の本尊をまつる干支の寺としても名高い。ご自分の干支のご本尊を祀るお堂を確認して、お参り後に各自で参拝をと話をするのだが、見つからないという方が必ず出てくる。石段を上り本堂や大師堂の並ぶエリアに行くと、銀杏の落ち葉がまるで絨毯のように敷詰められていて、美しい。82番根香寺は、春は桜、秋は紅葉とマチュアカメラマンの多い所だが、夕暮れ時で雨交じりとあって、人影はない。17時に打ち止めて宿へ向かう。高松市内の温泉宿「美松」である。向かいがスーパーでなにかと便利、和尚は寝酒を買いに走る。
3日 7時45分に出発。86番志度寺からお参り開始。謡曲「海士」の舞台で藤原不比等ゆかりの寺だ。五重塔や海女の墓など説明して廻る。85番八栗寺のケーブル9時30分発に乗車、「いろは歌」を歌う。下りは10時15分発に間に合った。84番屋島寺では、源平合戦の話をさせていただく。そして、蓑山明神の狸の石像を撫でて祈願も。昼食は、門前の「南山」。ご主人が、店内に展示している源平合戦絵巻の解説を見事な口調で聞かせてくださった。お客様も大満足。83番一宮寺では薬師如来の石室に首を突っ込んで「地獄の釜音」を順に聞く。護摩堂のお参りと交互に。87番長尾寺では欄間の箒や静御前の剃髪塚など説明する。広い境内も「鏡餅競技」の為と思われる。いよいよ結願の寺88番大窪寺。結願の証を頼んだ方は写真撮影の後は、名前の確認だ。(@2000円で夫婦連名もOK)ご本尊は、薬壺ならぬ法螺貝を持つ薬師如来だ。厄難を吹き飛ばす意味があるという。満願お礼参りにという1番霊山寺に向かうが17時までには入れそうにないと添乗員が電話を入れる。本堂で庵主さんの法話を聞き、読経。満願の証もあり、A3判は2000円、A4判は1000円。A3判は夫婦連名でもOKだが、A4判の連名は1500円とか。17時48分出発、淡路SAに立ち寄って生駒着20時30分。1月は高野山お礼参り、お元気で。

 枯れ落ち葉 結願の寺 大窪寺
 黄金の 銀杏の絨毯 白峰寺