延光寺句碑「おぼろ夜の赤亀にのる鐘ひとつ」 |
27日、6時過ぎに朝食を摂り、金剛福寺に朝参り。一番乗りと思ったが、先客も多い。本堂裏手の五智如来など、日頃お参りできないポイントを重点に廻る。個人的にお参りするありがたさだ。
足摺岬とお別れし37番岩本寺へ。ここに来れば、「此処や」にご挨拶に行かねばならない。手作りアイスの名店だ。ブルーベリーの新製品がでている。いつものパターンは、「生姜+何かお好み」という訳だ。生姜が高知の特産品であることを、お遍路で知った。
出来るだけ多くのお寺を廻る方針に立って、青龍寺と竹林寺はパスすることにした。難所の35番清滝寺へ。狭い山道を登るのだが、心配した通り下りの車とバッティング、バックで道を空けざるを得ない羽目に陥った。後続の車が先にバックし、誘導してくれる。和尚の車は、お遍路には大きすぎるのかとぼやきながら、ソロソロとバック。マイクロを3台やり過ごしてようやく境内に。日本語の流暢な外人遍路にカメラのシャッターを頼まれる。写真家とかで、いろいろと注文をつけてくるのにはまいった。山を下り昼食場所を探していると、手打ちうどんの幟が目に入った。しばらく待たされたが、讃岐風のコシのあるうどんで、大満足。34番種間寺へ、名物紫陽花ロードが色付き始めている。33番雪蹊寺は、臨済宗妙心寺派のお寺で長宗我部家の菩提寺。隣接する「秦神社」のご祭神も元親・信親親子だ。32番禅師峰寺の石段を登ると、不動明王が迎えてくれる。境内から見下ろす太平洋も見事だ。30番善楽寺もマイカーだと狭い参道から進入できる。先客の団体のお参りを待って、参拝。開創1200年記念のバッジをオリジナルで用意している。お姉さん方は、全員購入。土佐の苔寺と称される29番国分寺の本堂は目下改修中。お参りを終えてカーナビをチェックすると、28番大日寺に17時前に入れそうな表示。渋滞で到着がギリギリになりそうだったので、電話を入れて待っていただくことに。なんとか16時50分に納経所にたどり着き、納経を済ませてユックリお参り。打ち止めは、お姉さん方の「いろは歌」の合唱だ。これで、流れはスムースだ。お宿は「土佐ロイヤルホテル」。日本料理の「磯旅」に席を予約、「鯨カツ」「じゃっこ天」等数品を頼み、地元の焼酎と土佐鶴の熱燗で堪能。仕上げは、お茶漬けやおにぎり。露天風呂をゆっくりと楽しんで、熟睡。
種間寺子安観音堂 |
和尚は、これで25回目結願です。合掌
梅雨入りや 歩き遍路の 雨支度
枇杷甘く 接待嬉し 遍路旅
金剛頂寺の大師像 |