2013年5月15日水曜日

四国5回 24~31番 高槻発

平成25年5月13~14日

竹林寺五重塔
四條畷から枚方を経由してJR高槻という今年1月からの新コース。和尚は、数年ぶりに高槻から添乗することに。お客様は42名と満員状態。顔なじみのお客様はいないものと思っていたが、枚方乗車のお客様にお馴染みの方がいらした。往復800kmという長丁場、お昼は吉野川HWO。土佐の国の第一歩は、29番国分寺から「土佐の苔寺」とも言われる美しい佇まいなのだが、目下本堂は改修工事中だ。来年の開創1200年に間に合わせようというのだろう。大師堂の左に「酒断地蔵尊」が祀られているのだが、禁酒しようという方はいないようだ。30番善楽寺に向かうと駐車場に先着バスが2台、本堂と大師堂でお参り中だ。終わるのを待って、本堂からお参りする。31番竹林寺は、土佐を代表する札所、何しろ「よさこい節」の簪を買ったお坊さんは塔頭の妙高寺の「純信」さんと伝わっている。今は牧野富太郎記念の植物園となっている。境内の新録と五重塔はまるで絵葉書だ。28番大日寺には16時半過ぎに到着。お客様には「運心」で、火の気は自粛していただく。大日如来がご本尊なのだが、金剛界の大日如来なので、ご真言も「金剛界の「おん ばざらだと ばん」でとこだわっている。納経所から少し登ったところに奥の院「爪彫り薬師」がある。弘法大師が楠の立木に爪で薬師如来を彫られたというのだが、明治の台風で倒れ、跡地に霊木を祀っているのだ。霊水も湧き出ており、喉を潤した。お宿は、土佐ロイヤルホテル、お参りのコースの中程に位置し、無駄な動きをしなくても良いので、ありがたい。お陰で、翌朝の出発は8時。ゆったりとした露天風呂を夜、朝と楽しませてもらった。
津照寺の本堂への石段
2日目は、27番神峯寺から。安田タクシーに分乗して山を登る。バスが集中してピストン運転の大騒ぎだ。駐車場から山門までの間に水谷繁治・しず夫妻の「報恩の碑」あがある。昨日から「神峯の霊水」のためにペットボトルを用意するように伝えておいた。和尚もお加持水として確保。26番金剛頂寺の本堂は、お薬師さんの眷属が揃い、模範的な構成となっている。脇侍の日光菩薩女性論を披露し、ミニ法話。駐車場の「はらみたや」のアイスクリンが馬鹿売れ、行列だ。和尚は、網代笠のカバーを発注。山道を登ってくるバスが3台あるというので、それを待つ間にお弁当をいただく。27番津照寺の石段に息が上がる。門前のどら焼きや枇杷に人気。打ち止めは24番最御崎寺。本尊虚空蔵菩薩のご真言は、お客様は苦手の一つ。少し練習してからお勤め。大師堂の左手に眼病平癒の「一畑薬師」が勧請されていて、皆さんお参りだ。打ち止めは13時半頃。御蔵洞に立ち寄り、洞窟の中から外を眺め「空海」の名前の由来に感じ入る。3ヶ所程で休憩を取り、高槻到着は19時半過ぎ。渋滞もなくスムースな帰路だった。合掌

 大日寺にて  五月晴れ 爪彫り薬師 土佐の寺

 竹林寺にて  新緑が 額縁となる 五重塔

 御蔵洞にて  五月風 空と海のみ 御蔵洞

1 件のコメント:

  1. 平成26年の四国霊場開創1200年の記念行事として、土佐部会では各寺院で特別ご開帳を計画している。
    本年9月29日には、高知県文化ホールで記念大会を開催とか。

    返信削除