三千院のお庭 |
お客様は24名、中型バスで程よい人数だ。17日の下見の時は雨模様だったが、今日は快晴。紅葉も見頃とは、TVの報道だ。三千院の駐車場にも多くのバスが集結している。呂川に沿って並ぶお店を横目に坂道を登る。書院からお庭を拝見して、阿弥陀堂から金色不動堂へ向う。28日は不動尊の縁日とあって、護摩供養が11時から勤修されている。丁度、終わり頃にたどり着き、護摩講の方と入れ替わるように入堂しお勤め。沢山の観光客が来ているが、ちゃんとお勤めしているのは、我々だけだ。曼殊院は、参道が狭くてバスは入れないので、白川通りから20分ほど歩く。紅葉の鷺森神社を抜けて行く。曼殊院に入ると、雰囲気が違う。11月26日から12月3日まで特別拝観というのだ。下見の時には、そんな予告もなかったのにと思っていたら、なんと12月3日の午後に天皇皇后両陛下の行幸があるというのだ。そのため両陛下にご覧いただくべく、特別展示になっているという。ありがたいことに、国宝の「黄不動尊」軸を間近で拝観し、お勤めすることができた。いつもは複製なのだ。和尚は勿論、予想外のことで皆んなびっくりするやら大喜びするやらだ。聖護院は二階の本堂で、お勤め。先客は3~4名ほど。時計を見ると16時、醍醐寺は16時半までで無理、成田山大阪別院は17時までというので、トライしてみる。第2京阪寝屋川北ICで17時前、電話でお願いすると待っていてくれると言う。15分ほどで到着、本堂でのお参りはできないと聞いていたが、ありがたいことに後片付け中の係の方が、本堂に入れてくださった。なんと幸運に恵まれた一日だった。合掌
三千院にて 紅葉や 不動も愛でる 三千院
お不動の 火焔に似たり 寺紅葉
紅葉の 落ちて呂川に 流るかな
大原の 不動訪ねて 踏む落ち葉
曼殊院にて 掌を合わす 不動参りや 京の冬