三角寺の秋の桜 |
和尚恒例の一国巡りも8回目、つまり2周目の結願・讃岐を巡る。前回、伊予の国の打ち残しが6ヶ寺あるので、都合29ヶ寺のお参りだ。11日、和尚を加えて12名、難波に20時30分集合、南港に向う。オレンジフェリーで、南港発22時、東予港へ。船室は1等で、4人部屋だ。一室に集まって、一杯やりながらの顔合わせと映画「空海」のDVDを鑑賞。この夜の為に天麩羅を揚げて持参するもの、お酒や焼酎やお菓子だとみんな持ち寄っての一時だ。
12日早朝、船内で朝食を摂り、6時過ぎ上陸、60番横峯寺へ。麓から山頂まで、マイクロに乗り換えて登っていく。駐車場は、境内より高台にあるので、行きは楽だが、帰路は結構な上りとなる。61番香園寺、62番宝寿寺、63番吉祥寺、64番前神寺と順調に廻り、65番三角寺へ、。ここも途中でマイクロに乗り換えて山を登る。阪急トラピックスのバスが2台、先着していた。馴染みの先達仲間に声を掛ける。境内には、皇帝ダリアが花を付け、なんと桜が咲いている。春と秋と年2回咲くという珍しい桜とか。66番雲辺寺からが、讃岐のお寺だ。ロープウエイからスキー場が見える。営業は12月中旬からとか。そうなると、お遍路さんとスキー客とが同乗するという面白い光景になる。お参り後、毘沙門天堂に案内する。先日初めて訪れて気に入ったからだ。67番大興寺と回って打ち止めは、観音寺。68番神恵院・69番観音寺は、同じ境内に二つの札所が同居している。駐車場への進入路を工事していたが、ほぼ完成状態だ。ちょうど17時に打ち止めし、お宿の75番善通寺いろは会館入り。地元善通寺一高の同級生が訪ねてくれた。みかんと柚の差し入れ。温泉に浸かって疲れを癒す。
13日、5時過ぎ起床、6時から御影堂でお朝事に全員参加、真言僧は、内陣にと案内され、勤行次第の説明を受ける。樫原法主のご加持、法話の後、お勤め。三国伝来の錫杖でお加持を受け、お大師様に焼香。少し足に応えて、ズッこけそうになった。戒壇巡りしてから朝食と云われ、客僧が3名先頭を切ったところ、なんと電気が赤々とついている。いつもなら真っ暗な中を手探りで歩むのだが、御蔭で、壁面に描かれた菩薩像の数々を鑑賞することが出来た。役僧に電気が点いていたよと囁くと慌ててスイッチを切った。後でメンバーに聞くと先頭が入る前に暗くなったというから、なんとか間に合ったようだ。朝食後の記念撮影に樫原法主が入ってくださり、握手をしてくださったものだから、皆大喜びだ。金堂をお参りしてから70番本山寺へ。71番弥谷寺も途中までタクシー利用、しかしそこから本堂まで300段以上の階段が待っている。山門前の俳句茶屋に電話を入れて「草餅」を、人数分頼んでおく。和尚は帰路は、タクシーに乗らず、俳句茶屋に寄って草餅を引き取り、皆にご接待。73番出釈迦寺、72番曼荼羅寺、74番甲山寺と廻りようやく昼食。第4回の時と同じくさぬきうどんの「香の香」、釜揚げうどんにちらし寿司の定番。お替り自由とあってほとんどがお替りだ。3杯平らげた豪の者も約1名。やはり釜揚げが一番だ。76番金倉寺から77番道隆寺に着くと、急に大粒の雨に雷、面前の「サンエイ」で一服させてもらう。78番郷照寺、79番天皇寺、80番国分寺は、雨模様。逆打ち記念で讃岐の札所が光明真言の散華を配布しているのだが、その台紙と額縁を国分寺で買い求める。(2500円)和尚につられて何人かが同調。17時打ち止め、お宿はロイヤルホテル高松。夕食のバイキングを楽しんでいると、さぬき市の櫻谷先達と東京からの歩き遍路が来訪、久しぶりの顔合わせだ。夜は「九字切り」の講義。いささか飲みすぎた感あり。
根香寺の牛鬼と紅葉 |
三角寺にて 神無月に 桜の咲くか 三角寺
根香寺にて 紅の 落ち葉踏みしめ 寺まいり
根香寺や 滑る石段 濡れ落ち葉
第9回一国巡り「阿波の国」は25年3月11~13日の予定。
返信削除4月に御礼参りを兼ねて「京都三弘法と高野山参拝」も計画。
京都三弘法と高野山参拝は4月15~16日に決定。三弘法は、元・東寺教化部長の土口哲光師にご案内いただきます。高野山の宿坊は、
返信削除無量光院です。毎朝の護摩供養が有名です。