2011年10月29日土曜日

出雲路・一畑薬師



平成23年10月25日

電通時代の異業種交流の研究会のメンバーで出雲路を旅した。和尚のたっての希望で「一畑薬師」を入れてもらった。松江城から小泉八雲ゆかりの地を訪ね、出雲大社に。君が代に歌われる「さざれ石」をはじめて見た。名物「出雲そば」に堪能した後、「一畑薬師」へ。同薬師は、「眼のお薬師さん」として全国的に知られていて、開創は894年、日本海の赤浦海中から漁師の与市が引き揚げた薬師如来をご本尊としておまつりしたのが始まりと云う。与市は比叡山で修行し開基「補然和尚」として来年は千百年遠忌大法要が営まれるという。和尚が一畑薬師にこだわったのは、お四国の24番最御崎寺や52番太山寺に勧請されていて、一度はお参りしたいと思っていたからだ。歩けば1300段余の石段なのだが、車で山頂まで登ることができる。納経札を戴き、役僧にお四国との関係を聞いたが、その事実を知らず、逆に「良い情報をいただいた」と感謝されてしまった。お加持用にと、霊水を戴いて下山したが、積年のつかえが取れた思いがした。今は、臨済宗妙心寺派で、一畑薬師教団の総本山だ。合掌

  松江城にて  堀に舟 威風堂々 秋の城

  一畑薬師にて 神有りの 月に詣でる 眼の薬師

(写真は、一畑薬師本堂)

西国1回 難波発


平成23年10月23日

難波から38名のお客さまと1番青岸渡寺へ向かう。昨夜の雨で、中辺路ルートが電信柱の倒壊で通行止めとの連絡が入り、海岸沿いのルートをとる。通常は通らないルートなので、「橋杭岩」には皆さん大喜び。天気も良く、ご機嫌なバスツアーだ。12時頃に那智の滝に着き、記念写真。そこまでの参詣道は、台風による山崩れと那智川の氾濫で無残な姿だ。路上に30台程の車が駐車している。何事かと思ったら、救援ボランティア達の車だった。日曜日に駆けつけてくれているのだ。掲げられた横断幕に「ボランティアありがとう」とか「まけるな和歌山」と書かれている。本堂でお参りし、法話もいただいて下山。丁度、ボランティアの皆さんも作業を終え、車に戻って来るところだった。スコップを持参し、長靴姿だ。心の中で手を合わせた。合掌

 青岸渡寺参道にて  那智の秋 瓦礫に挑む ボランティア

 橋杭岩にて     南無大師 橋杭岩の 秋夕陽

(写真は橋杭岩)

西国10回 28~29番 三宮発


平成23年10月22日

三宮からは久しぶりの添乗、集合場所も変更になっていてウロウロする始末。神戸市役所横の公園の子供たちの手形のモニュメント前が集合ポイントだった。新神戸トンネルを抜け北神戸線から中国道、若狭舞鶴道のコース。11時半頃に28番成相寺に着いた。添乗員は、どこかでご一緒した顔だと思っていたら、新人研修で和尚の四国第1回に乗ったという。お客様は22名で、今日はゆったりとしたお参りになると思っていたが、バスに戻ってこないお客様が2名。ドライバーさんと、探しに出た。ほどなくして、戻られたがやはり迷子状態。いつも、皆さんにお伝えする迷子予防の和尚の携帯電話の番号をお伝えするのを忘れたいた。「シーサイドセンター」で天橋立を眼の前に昼食、「舞鶴とれとれセンター」で休憩とお買いものの後、29番松尾寺へ向かう。本堂に上がると、先客の団体がお勤め中、子供を混じえた30人弱の参拝団だ。般若心経、観音経偈、延命十句観音経、本尊真言、光明真言、大師ご宝号と、一部に独特の節廻しはあるものの、統一された立派な勤行だ。感心して、ふと見ると全員がお念珠をたすき掛けにされている(特注であろう)。始めて見るこの姿に息を飲んだ。かって、首に念珠をかけ房を両肩に持ってくるのが作法と云う「世界平和教団」のお葬式に参列してびっくりしたことがあるが、それ以来だ。天気予報は雨マークだったが成相寺までは降られず、松尾寺でも傘が無くても良いこぬか雨。帰路の道中で本降りに。有難いことです。合掌

  成相寺にて   橋立や 菩薩をつなぐ 秋の海

  松尾寺にて   こぬか雨 馬頭観音 柿の門

(写真は成相寺本堂)

2011年10月20日木曜日

四国7回 38~43番 近鉄八尾発


平成23年10月18~19日

八尾~八戸ノ里~長田ルートで足摺岬に向かう。お客様は23名のため、バスは中型だが、トイレが付いているので心強い。中国道が、工事のため片側通行区間があり、渋滞遅れ30分。淡河、瀬戸、ユーイング四万十で休憩しひたすら走って、39番延光寺到着は16時。17時頃「アカメ館」より舟遊びに17名、時間的は、ぎりぎりだった。足摺サニーサイドホテル着は19時。
19日、7時30分出発、38番金剛福寺へ。記念撮影、さわやかな朝のお参りだ。「ジョン万次郎像」「展望台」「灯台」と回りながら「七不思議」を案内する。足隋岬のたもと、土佐清水港の「黒潮市場」で買物休憩、車中で説明しておいたので、名物「まぐろのかぶと煮」が飛ぶように売れる。40番観自在寺まで1時間半、ゆっくりと昼食を摂ってもらう。41番龍光寺までは1時間、門前のおまんじゅうやミカンにお客さまは、群がった。42番佛木寺は、門前のアイスクリームだ。アイスクリームを売るおじさんは、バスが少なくなったと嘆いていた。確かに、本日の阪急は和尚のバスのみだ。30分ほどで43番明石寺、打ち止めの寺だ。相変わらず納経に時間がかかり、出発は15時半。石鎚山、吉野川、淡路で休憩を取り、到着は長田が21時40分、八尾が22時10分の長距離ドライブ、ドライバーさんもお客様も本当にお疲れ様でした。合掌

 足摺岬にて  空海が 眺めし空や 秋の海

 ホテルにて  秋夜星 露天風呂かな 岬の湯

(写真は延光寺の天然記念物・いぶき)

高野山お礼参り 西大寺発


平成23年10月17日

西大寺より2台、梅田より1台が高野山に向かった。和尚は西大寺発の2号車に添乗。
1号車は、第2阪奈~南阪奈の高速道路利用、2号車は、24号線~京奈和道と高速代の入らないルートを選択、どちらが早いか興味深々だったが、高野山の中腹「花坂ドライブイン」に着いたのは2号車の方が10分程早かった。ルートを選んだドライバーさんもニッコリだ。35名のお客様と奥の院よりのお参り、これにはガイドが付いた。一の橋観光センターで買物休憩後、安養院で昼食。お客様はここで、お軸の表装やお念珠のお仕立てを申し込む。ご夫婦でサンプルを見ながら検討されている姿は微笑ましい。金剛峰寺の内拝は、和尚が案内役、法話を聞きながら、お茶とお菓子のご接待を受ける。15時半下山、花坂ドライブインで上りに注文した「柿の葉すし」を受け取り、慈尊院へ。お参りの後、拝殿でDVDと住職の法話。高野山への案内犬「ゴンちゃん」の話だ。門前に柿の店が2軒、「日本一の柿の町・かつらぎ町」と標榜するだけあって、お値段も安く、お客様は大喜びだ。両手に持ち切れないほど購入する方も。19時西大寺着。合掌

 高野山にて  柿の葉の 寿司を土産に お礼参り

 慈尊院にて  門前の 柿に群がる 遍路かな

(写真は奥の院・英霊殿前の紅葉)

阪急福岡 高野山~那智山



平成23年10月15~16日

阪急福岡のお礼参りはユニークだ。高野山から白浜で一泊し、西国一番青巌渡寺を訪れるというもの。9時半過ぎに新幹線で到着した38名を新大阪駅で迎え、高野山に向かう。南阪奈道~京奈和道経由「花坂ドライブイン」で休憩し、安養院へ。本堂で法話の後、昼食。金剛峰寺の内拝を案内する。奥の院参拝にはガイドが付くので、和尚は最後尾を歩く。雨に洗われて紅葉が見事だ。一の橋観光センターでお買い物、銘菓「みろく石」を買いたいというお客様が数名いたので、店に立ち寄った。そこで御朱印をお願いした白衣を受取っていないことに気が付いた。山を下っていたら大変なところだった。寄り道をしたお陰で、事無きを得た格好だ。渋滞に巻き込まれ、白浜シーサイドホテル到着が20時前、すぐに夕食を摂ってもらい、それから部屋入り。
16日、7時50分出発。「西国巡礼のはじまり」という札所会制作のDVDを見てもらい、お四国と西国の違いなど説明する。「橋杭岩」での休憩は、まるで撮影会の様相、和尚も一枚。那智山への参道は、台風による土砂崩れや那智川の氾濫で甚大な被害を受けている。バスも那智の滝までしか登ることが出来ない。滝は昨夜の雨で増水し、轟々と音を立てて落下、滝壺付近は巨木が数本横たわり、巨岩もゴロゴロして見るも無残な有様だ。滝の前から石段を登り、さらに坂道を参道口へ、お杖を借りて石段の参道を登り青巌渡寺へ向かう。結構ハードなコースとなり、お客様の列が長くなる。本堂で全員揃うのを待ってお勤め、ご住職の法話をいただく。ご住職との立ち話では、今月になってバスが滝まで上がれる様になったが、寺は40日間孤立状態だったとか。売店で聞けば、参拝客もいつもの半分程度という。蓬莱閣で昼食を摂り、帰路につく。中辺路ルートは、不通区間がありそうなので、海岸線の42号線を走る。道の駅「イノブータンランドすさみ」、阪和道「紀ノ川SA」で休憩を取り、新大阪駅着18時。渋滞なく走ってこれた。出発まで1時間ほど余裕があり、食事や買物の時間が取れるとのことだった。合掌

  高野山にて  金銀杏 お礼参りや 奥の院

         紅葉に 笑顔重ねる 遍路かな

  那智山にて  台風の 爪跡悲し 那智の秋

(写真は、橋杭岩と無残な那智の滝)

2011年10月13日木曜日

四国7回 38~43番


平成23年11~12日

梅田経由難波発のコース、久しぶりに第7回の添乗。実のところ、パソコンでお参り状況を管理しているのだが、このコースは歯抜けの感があって、お願いして今月は2回添乗させていただくことになった。
四国最南端・足摺岬までの長距離ドライブ、初日は39番延光寺だけで精一杯というところだ。お客様は39名、高槻方面からもう一台(37名)出ている。難波を8時半に出発、瀧野西、豊浜、ユーイング四万十の3ヶ所で休憩し、15時半に延光寺到着。道中着に押す赤亀の朱印が、20番鶴林寺の鶴と対になる。「眼洗いの井戸」や樹齢五百年の「いぶき」でも知られている。四万十川の遊覧がオプションで企画されていて22名が参加、30分ほどの舟遊びを楽しまれたようだ。和尚は、残ったお客様と「アカメ館」で休憩、「足摺サニーサイドホテル」に18時30分到着、19時夕食。和尚と高槻組の先達は新館泊、海岸に近い方に近年建設されたもので、各部屋がメゾネットタイプで、2階がベッドルーム、ゆったりとした造りだ。室外のベランダに浴槽の設備もあり露天風呂も楽しめる。夕食後、「民宿・西田」のご主人に迎えにきてもらい、ご自慢の掛軸を見学に行く。かってプレゼントした砂原秀遍東寺長者の「光明照四海」の書も軸装されていて、他を圧倒する迫力がある。ひとしきり西安・青龍寺の話題で盛り上がった。ホテルに戻り隣の高槻組の先達部屋を覗き、一杯いただくことに。添乗員など5~6人で歓談し就寝。
2日目は6時40分朝食、2台合同で食事作法、7時半出発。38番金剛福寺山門前で記念撮影。遍路バスが次々とやってくる。大師堂~本堂とおまいりして、岬の散策コースへ。「ジョン万次郎像」「展望台」「灯台」「七不思議」と椿トンネルを歩む。バスに戻ると写真も出来上がっていた。足摺岬のたもと、土佐清水港の「黒潮市場」でお買い物、「マグロのかぶと煮」が一番人気で、和尚の推奨品でもある。40番観自在寺まで1時間半、駐車場から裏道を通って行く。弘法大師が、「南無阿弥陀仏」と刻んだ舟形の印判が残されていて、それで摺られた「健康てぬぐい」が頒布されている。(1500円)大師堂の周囲は、八十八ヶ所のお砂踏みになっており、皆で一周する。「平城天皇の剃髪塚」も案内。41番龍光寺まで、1時間程かかるので、この間で昼食を摂ってもらう。龍光寺は、「三間のお稲荷さん」と云われているように、神仏習合のお寺だ。参道の和菓子屋「風月庵」も人気。15分程で42番佛木寺、新装なった仁王門が堂々としている。少し気温が上がって来たこともあって、門前のアイスクリームが大人気。20分程で源頼朝ゆかりの43番明石寺へ。駐車場にバスが数台、これは納経に時間がかかると覚悟して、ゆっくりとおまいりする。なんと、今回で結願というお客様が3組、皆で拍手して祝福する。15時30分帰路に。石鎚山HWO、吉野川HWO、淡路SAと休憩して梅田21時20分、難波45分着。本当にお疲れ様でした。合掌

 足摺岬にて  七不思議 足摺の秋 椿道

 龍光寺にて  大栗や 柿や大福 遍路道

 佛木寺にて  秋の日や 仁王山門 佛木寺

(写真は新装なった佛木寺の仁王門)

2011年10月8日土曜日

西国 10回 28~29番


平成23年10月7日

久しぶりに堺から出発、お客様は37名。堺方面から2台で、和尚は2号車。福知山IC~綾部ICが事故による通行止め、福知山から国道9号~175号~176号~178号と走り、11時30分頃28番成相寺到着。1号車と合同でお参りする。天気も良く、日本海を見下ろす絶景だ。木々に遮られて、天の橋立は見えないが、昼食会場のシーサイドセンターは眼の前に広がる好立地だ。「舞鶴とれとれセンター」で休憩と買い物の後、29番松尾寺に向かう。駐車場から境内に入ると、たわわに実った柿が光耀いて迎えてくれた。お参り後、「内陣もどうぞ」と声を掛けられ、秘仏本尊とそっくりというお前立ちの馬頭観音を近くで拝ませていただいた。16時頃打ちあげたが、帰路は渋滞につぐ渋滞。阪神高速などは3ヶ所で事故の有り様。堺到着が19時頃になった。今回で結願と云う方が3名、「お参りは是で終わりという事はありません。」とお話しした。四国で一緒だったという御夫婦もいらっしゃたが、ほとんどが初めての方だったので、いろいろとお話させていただいた。合掌

 成相寺にて  天高く 天の橋立 成相寺

 松尾寺にて  松尾寺(まつのおじ) 夕陽に光る 実り柿

(写真は 成相寺本堂)

2011年10月5日水曜日

名古屋西国2回 ②~⑧+法起院


平成23年10月3~4日

名古屋から31名のお客様を針ICで迎える。近鉄榛原駅からバスが出ているのだが、7時40分頃の便のみ。バスは9時半~10時頃に到着するので、針ICで1時間ほど待つことになる。榛原へのアクセスは先達仲間では和尚が最も便利とあって、このコースによく添乗する。1回目が、台風の被害で「青巌渡寺」が目下参拝できないため、実質上は、今回からスタートということになる。まずは、納経用品を揃え、6番壺阪寺(南法華寺)からお参りだ。お里沢市の壺阪霊験記で有名だが、インドの大石仏や盲老人ホームでも知られている。拝殿で読経の後、本堂の千手観音さまをお側で拝観、エキゾチックな風貌の眼が特徴的だ。なるほど眼病平癒の観音様らしい。「釈尊一代記の石壁」「観音立像」「「涅槃釈迦像」「納骨堂」「釈迦三尊像」などの石仏をぐるりと案内した。都合1時間ほどかかる。7番岡寺(龍蓋寺)への途中、「ヤマトの柿の葉ずし」で昼食。岡寺の如意輪観音も内陣でお勤めできる。塑像としては日本最大級で重文。8番長谷寺の駐車場にバスを停めて、番外の法起院からおまいり。西国の創始者・徳道上人のご廟所だ。墓石塔の周りが「お砂踏み」になっていて、皆で一周する。長谷寺の登廊の石段をゆっくり上がって、本堂前の舞台でお勤め、眺めも素晴らしい。一旦解散し、希望者を案内して「大師堂」「元長谷寺」「五重塔」と廻る。まだ15時なので、もう一ヶ寺廻ることにし、5番葛井寺に向かう。秘仏なのでお姿は拝観できないが、本堂に上がりお勤め。16時半打ち止め、お宿の橿原ロイヤルホテルへ。朝の散歩に橿原神宮参拝をお勧めして和尚は帰宅。2日目の出発は8時、最大の難関・施福寺へ。山門までの急坂を登りつめると、そこから約30分の山道だ。本堂外陣での参拝となるが、本尊は弥勒菩薩、向かって右に文殊菩薩、左に西国の本尊千手観音という配置だ。裏手にまわって、弘法大師、伝教大師両像や馬頭観音像を拝する。3番粉河寺、2番紀三井寺とまわりマリーナシティでの昼食が14時位になってしまった。紀三井寺~昼食~粉河寺とするか昼食を摂って紀三井寺~粉河寺とすべきだったと反省。添乗員の指示書通りなのだが、アドバイスすればよかったかも。紀三井寺の大観音(松本明慶作)を拝観したお客様には、和歌の浦の絶景とともに喜んでいただいた。(拝観料200円、70歳以上は100円)和尚とアシスタントは、香芝ICでお別れ。名古屋までは、さらに3時間位はかかるかも。施福寺の麓で買った「柿の葉寿し」や「草餅」がお役に立つはずだ。合掌

   壺阪寺にて  壺阪や お里沢市 秋の風

          鰯雲 印度石仏 壺阪寺

   施福寺にて  秋こそと 挑む施福寺 玉の汗

(写真は 粉河寺の桃山式庭園)

2011年10月3日月曜日

読売奈良 西国11回 西大寺発



平成23年10月2日

西大寺から40名のお客様と満願の旅に出発した。11回目は、32番観音正寺と33番華厳寺の2ケ寺を御参りする。このコースと1回目の青岸渡寺だけは、ツアーバスに乗ることをお勧めしている。個人で行こうと思うと大変なのだ。草津PAで休憩して観音正寺へ向かうのだが、奈良読売の場合は全員タクシーに乗り換えてお寺に向かう。きぬがさ山の頂きにある寺に、歩いて山道を登ると西国の札所でも最難関の一つと云われる。和尚は、一人でも歩くと言えば付き合うので、タクシー利用は久しぶりだ。5台のタクシーのピストン運行で時間がかかったが、本堂に上がり松本明慶大仏師が刻んだ千手観音を拝する。いつ拝んでも素晴らしい。山を降りて、彦根IC近くの「レストラン・ハイウエイ」で近江牛の牛鍋のお昼をいただいて、岐阜へ。関ヶ原ICから谷汲へ。14時門前駐車場に到着。櫻並木を保護するため、参道にバスは入れない。日曜日とあって、お店も結構開いていて風情がある。華厳寺本堂、おいずる堂、満願堂とお参りして無事満願、皆さんニコニコ顔だ。14時50分打ち止め、15時30分集合として解散、各自で満願の余韻を楽しんでいただく。いつも立ち寄るお店でコーヒーブレイク、ご接待で自家製の梅干しを戴く、塩分少なめで美味しい。帰路もスムースで、18時半過ぎには西大寺到着。お客さまの次なるスケジュールは、善光寺と高野山のお礼参りだ。段々と寒くなるので、体調に気を付けて参加できるよう祈るばかりだ。合掌

 観音正寺にて   白檀の 香りゆかしき 秋山寺

(写真は、観音正寺境内の釈迦如来と華厳寺山門)