2011年10月20日木曜日

阪急福岡 高野山~那智山



平成23年10月15~16日

阪急福岡のお礼参りはユニークだ。高野山から白浜で一泊し、西国一番青巌渡寺を訪れるというもの。9時半過ぎに新幹線で到着した38名を新大阪駅で迎え、高野山に向かう。南阪奈道~京奈和道経由「花坂ドライブイン」で休憩し、安養院へ。本堂で法話の後、昼食。金剛峰寺の内拝を案内する。奥の院参拝にはガイドが付くので、和尚は最後尾を歩く。雨に洗われて紅葉が見事だ。一の橋観光センターでお買い物、銘菓「みろく石」を買いたいというお客様が数名いたので、店に立ち寄った。そこで御朱印をお願いした白衣を受取っていないことに気が付いた。山を下っていたら大変なところだった。寄り道をしたお陰で、事無きを得た格好だ。渋滞に巻き込まれ、白浜シーサイドホテル到着が20時前、すぐに夕食を摂ってもらい、それから部屋入り。
16日、7時50分出発。「西国巡礼のはじまり」という札所会制作のDVDを見てもらい、お四国と西国の違いなど説明する。「橋杭岩」での休憩は、まるで撮影会の様相、和尚も一枚。那智山への参道は、台風による土砂崩れや那智川の氾濫で甚大な被害を受けている。バスも那智の滝までしか登ることが出来ない。滝は昨夜の雨で増水し、轟々と音を立てて落下、滝壺付近は巨木が数本横たわり、巨岩もゴロゴロして見るも無残な有様だ。滝の前から石段を登り、さらに坂道を参道口へ、お杖を借りて石段の参道を登り青巌渡寺へ向かう。結構ハードなコースとなり、お客様の列が長くなる。本堂で全員揃うのを待ってお勤め、ご住職の法話をいただく。ご住職との立ち話では、今月になってバスが滝まで上がれる様になったが、寺は40日間孤立状態だったとか。売店で聞けば、参拝客もいつもの半分程度という。蓬莱閣で昼食を摂り、帰路につく。中辺路ルートは、不通区間がありそうなので、海岸線の42号線を走る。道の駅「イノブータンランドすさみ」、阪和道「紀ノ川SA」で休憩を取り、新大阪駅着18時。渋滞なく走ってこれた。出発まで1時間ほど余裕があり、食事や買物の時間が取れるとのことだった。合掌

  高野山にて  金銀杏 お礼参りや 奥の院

         紅葉に 笑顔重ねる 遍路かな

  那智山にて  台風の 爪跡悲し 那智の秋

(写真は、橋杭岩と無残な那智の滝)

0 件のコメント:

コメントを投稿