2017年8月23日水曜日

四国2回 7~11番 生駒発

平成29年8月21日

熊谷寺本堂の鬼瓦を大師堂から眺める
JR奈良~西大寺~生駒から四国へというコース。和尚は、生駒からの添乗でお客様は29名。集合も早くて予定より10分早く出発できたが、通勤ラッシュと重なり大渋滞。環状線まで45分の表示で、生駒トンネルを抜けるとたちまち停止状態。結局、淡路SAに2時間以上掛かってしまった。まずは1番霊山寺に立ち寄って、お買い物休憩とお弁当のpick upし食事をしながら11番藤井寺へ。ご本尊薬師如来も厄除け薬師として有名だが、何といっても本堂天井に描かれた30畳敷の雲竜図が素晴らしい。10番切幡寺は、歩き組とマイクロ組に分かれるのだが、ほぼ半数づつの割合となった。山門まで約800m、さらに333段の石段が待っている。はたきり観音から切幡の大塔へと案内する。9番法輪寺の門前のあわじ庵の駐車場にバスを停める。草餅の予約をして山門をくぐる方も。遠くに稲妻も走り、雨が降っているのか、涼しい風が流れてきた。8番熊谷寺は奥行きが深く、ご詠歌の流れる中、参道を進む。中門には、持国天と多聞天がお迎えだ。本堂から大師堂に石段を上ると、本堂の鬼瓦が眼前に現れる。その姿をカメラに収める方も多い。打ち止めは7番十楽寺、疾目救歳地蔵が本堂と大師堂の間にある。今までは、納札の裏に年の数ほど「め」と書いて祈願していたのだが、寺では、祈願札を新たに頒布し、その祈願札を収める箱を設置した。今までのやり方は否定された訳だ。逆に言えば、人気にあやかって有料化したということか。十楽寺に到着したのが16時20分過ぎだったので、本堂と大師堂それぞれに蝋燭、線香を供えるように伝える。16時30分を過ぎると火の気を使わないことにしているためだ。大師堂から本堂とお参りし、愛染堂も覗いて打ち止めは16時50分。少し雨に降られたが、大したことはなかった。淡路HWOまで一気に走る予定が、急に腹痛を訴えるご婦人がいて、室津に緊急停車、皆さんには待っていただき、淡路で休憩。20時半ごろ生駒着。お疲れさまでした。合掌

 遠雷雨 新涼届く 法輪寺

2017年8月20日日曜日

 名古屋 西国5回 5~7番

平成29年8月19日

壺阪寺の石仏
大観音の御手とお大師
阪急名古屋から西国5回に4台のバスが出ているという。和尚の添乗するバスは岡崎発の2号車、1号車ともども天理PAにて合流だ。7時40分頃岡崎を出発し、天理へ10時過ぎに到着。お弁当を積み込み、6番壺阪寺へ向かう。1号車は、7番岡寺から。壺阪寺は、見どころの多い寺で、広い境内を歩け歩けだ。まずは多宝塔の解説をし、釈迦の一代記の絵伝を説明する。石のレリーフを見学するための予備知識という訳だ。拝殿でお勤めし、本堂の千手観音様のお膝元へ。お里澤一の夫婦杖など触り、夫婦円満を祈願。二人が身投げした谷には、二人の像がある。レリーフを解説しながら通り、大観音や寝釈迦像のゾーンへ。寝釈迦の前からだと大観音が背景に収まり、良い写真が撮れるのだ。石堂(納骨堂)から釈迦三尊、千手観音、四天王が集う立体曼陀羅へ。眼に効くお茶をいただき、講堂の諸尊を拝観して約1時間。茶店でインド綿のショールを売っていて、和尚は白を衝動買い(1000円)遅めのお弁当をいただきながら、岡寺に走る。本堂では、神戸組がお勤めの最中。終えるのを待って、本堂でお勤め。三国の土を混ぜ合わせて造られたという本尊は、二譬の如意輪観音で、珍しい御姿をされている。(重文)打ち止めは5番葛井寺、駐車場が閉鎖されたので、藤井寺駅前ロータリーで降車し、踏切を渡り商店街を抜けて西門から境内に。1号車が先着しており、納経待ちとなる。お勤めを終えても、境内に留まるよう念を押して、しばし自由行動。お勧めしておいた「葛井餅」に行列ができる。16時打ち止め、和尚は駅でお見送りして帰路に。合掌

 蜩や 石仏めぐる 壺阪寺

 澤一の杖を撫でるや夏巡礼

2017年8月13日日曜日

讃岐路探訪

平成29年8月10~11日

金蔵寺山門
母校善通寺1高の2年に一度の同窓会総会が11日に開催されるのに合わせ、10日の午後から讃岐に向かった。盆休みに入る前とあって、比較的高速道路は空いていた。お宿は、いつもの善通寺グランドホテル、夕食を一緒にと同期生に声をかけていたので、4人で会食。2人は下戸なので、逆に進んだと見えて、和尚は皆と別れてバタンキュー。真夜中2時に暑さで目が覚めたが、裸でベットに倒れていた。エアコンを入れて、もう一寝入り。6時に目覚め、朝シャン。ホテルをチェックアウトして讃岐名物朝うどんへ。讃岐では、随所に朝から店を開けているうどん店があるのだ。善通寺南大門前の「コトブキ」でモーニングコーヒーを楽しんで、善通寺のお参りとお買い物。マイカー用の交通安全ステッカーや讃岐うどんを買って、さらに中門前の堅パン屋さんへ。いつものパターンだ。同窓会総会の会場は、旧・偕行社。重要文化財の中で総会と懇親会を開く訳だ。終了後、76番金蔵寺へ。納経所で聞くと、毎月25日に大師堂を無料拝観できるようにしたという。ついで79番天皇寺から80番国分寺と廻る。祝日とあって、一般の参拝客も多い。12日からお盆の法要が始まるので、帰路に着く。阪神高速が渋滞していたが、カーナビが別ルートを指示、従うと名神高速から大阪に抜けるルート。とてもスムースに帰ることができた。合掌

  
  故里の友と盃盆の月
 
  目連の神通力や盆の月


2017年8月7日月曜日

読売 西国8回 26・27番 大和八木発

平成29年8月6日

圓教寺参道の如意輪観音
読売奈良営業所主催の西国8回は、バス4台仕立て。和尚は8時八木出発の4号車、和尚は別に何ということもないのだが、他の先達さんに聞くと、始発で八木7時出発に間に合ったとか、バスがないので間に合わないので、香芝SAから合流したとか、大変な様子。和尚も最寄りの8時五位堂出発というのが、ベストだ。どうも、4人の先達の出発地など気にしないで手配している様子なのだ。4号車のお客様は38名、ほとんどが顔なじみメンバーで、和尚と初めて言う方は5名ほどか。今回は、西国札所の西のはずれの2ヶ寺を廻る。添乗員2名は、若い女性コンビ。まずは26番一乗寺へ。三木SAで休憩して一乗寺着が10時15分、急な石段が待っている。昇れるでしょうかと心配顔のご婦人には、手すりが有るから大丈夫、下りはスロープでと答える。国宝の三重塔を左手に見ながら本堂へ。天井には、花模様のように打ちつけられた木の納め札が。西国霊場唯一の景観だ。
事前に、読売は連絡してあったのだが、納経係は2人のみ。一人が個人納経を、もう一人が団体対応、4号車は3台目に到着したのだが、まだ1台目の納経の最中。結局、到着から出発までに2時間近くかかってしまった。お昼は30分ほど走って、ドライブイントーヨーの「戸隠そばと和食の樹家(いつきや)」、ドライバーさんが驚くほどの見事さ。27番圓教寺のロープウエイは、臨時便対応。しかし摩尼殿へ行くマイクロバスは、故障中でできるだけ歩いて欲しいとのこと。歩き組には、和尚の解説付きと話して、参道に並ぶ33ヶ所のご本尊などを説明しながら登る。摩尼殿でお勤めの後、元気な方を案内して、三つの堂へ。ラストサムライなど、いろいろな時代劇の撮影ポイントだ。食堂の2階が宝物館になっていて、案内する。お楽しみは、麓の和菓子屋「杵屋」さん、トムクルーズが爆買いしてという「千年杉」が人気だ。16時20分に出発したが、高速道路は宝塚付近13kmの渋滞。西宮名塩SAまで1時間半、宝塚を抜けるとスムースで、八木に19時15分頃に着けた。合掌

 一乗寺にて   炎天下 百六十段の 一乗寺

 圓教寺にて   蜩や 木漏れ日照らす 山の道