2012年5月31日木曜日

四国のうた

オリーブの歌(小豆島)

1.夢もたのしいそよ風に 
  みどり明るいオリーブの
  枝がさやさやゆれている
   あゝ恋を知り恋に泣く
   島の乙女の胸のよに

2.いつかあなたとあの丘で
  姿やさしいオリーブの
  銀の葉かげにほほよせて
   あゝこぼれ咲きこぼれ散る
   白い花びら数えたね

3.瀬戸の岬に南欧の
  海をしのべはオリーブの
  実る葉風が君を呼ぶ
   あゝ青い空青い波
   小豆島山忘らりょか

逆打ち5回 読売奈良 65~57番

平成24年5月28~29日

2台のバスが出ているが和尚の1号車は、天理~近鉄奈良~JR奈良~東生駒のルート。いつもの西大寺は、2号車がまわるとのことで、和尚は東生駒で合流する。お客様は36名で、8時過ぎに出発。
最初の休憩は、淡路島の室津PA。道路の距離表示71.3ポイントのところに池があり、お大師像が迎えてくれる。一瞬のことだが、添乗員の案内にお客様から歓声。吉野川HWOで2号車と出会ってみると、西大寺の飲み仲間が2人乗っている。車中でお弁当を済ませ、65番三角寺へ。マイクロに乗り換えて山門前まで。ここの石段は段差が大きく、自然石で、結構きついのだ。本堂~大師堂と周り、三角寺の名前の由来である「三角護摩壇」跡を案内する、今は池になり弁天様が祀られている。64番前神寺のお大師像のお顔はいつ拝見しても笑いを誘う。本堂前の拝殿の回廊も、宮大工の技を見るようで見事なものだ。皆でトイレを借用するが、なんと男性用のスペースを削り、女性用に転用している。女性客が多いのに対応しているといえるのだが、男性用小便器がひとうになっているのは、不便なものだ。63番吉祥寺の成就石に興味は示すものの、だれも試みる人はいなかった。「本堂前からを閉じて歩み、石の真ん中の穴に金剛杖を通す」という説明を見て、諦めたようなのだ。お堂の六福神をお参りする。本尊の毘沙門天と合わせ、七福神詣りとなる。
62番宝寿寺の本堂と大師堂の看板に失笑がもれる。本堂は六三番と間違え、三を削って二としているし、大師堂の「厄除け大師」の「厄」が「危」となっていたのを無理やり削っているからだ。順調にお参りできたので、61番香園寺を打つことに。大聖堂の中にご本尊とお大師さまが安置されているため、2号車を待って合同でお参りする。そうしないと声が反響してどうにもならなくなるからだ。16時40分打ち止め。すぐ近くの「しこくや」が宿舎。温泉でもあり便利な位置関係にある。
2日目、大浴場を一人で占領して朝風呂、ご機嫌に出発、25分ほどで60番横峯寺の登山口に到着する。そこからマイクロで25分林道を登る。これはなんと有料道路なのだ。山ミミズを蛇と間違え、悲鳴が上がる。初めて遭遇する人は、さぞかしびっくりと同情する。和尚は歩き遍路で慣れっこになってしまった。59番国分寺、58番仙遊寺、57番永福寺と廻って打ち止めは12時半。石鎚HWOで、お弁当をpick upして、ようやくお昼。13時半頃になってしまったが、効率的なお参りとなった。淡路島に入る頃から、空がだんだん暗くなり始め、淡路HWOを出ようとする時には雷鳴が轟き、大雨に。ところが明石海峡大橋を通る頃には,日がさし出した。あっという間に低気圧が通過したようだ。来月の6回もご一緒出来そうなスケジュールと言うと拍手が飛んできた。
合掌

横峯寺にて  山ミミズ 蛇と驚く 遍路道

仙遊寺にて  青若葉 大師を一周 お砂踏み

                           夏遍路 扇子にタオル 衣替え

(写真は、仙遊寺のお砂踏み)




2012年5月27日日曜日

逆打ち5回 65~57番 守口発

平成24年5月22~23日

阪急大阪からは4台のバスが出ているとのことだったが、枚方~寝屋川~守口発の2台は最後尾を走ることになる。和尚は1号車で守口乗車、お客様は37名。なじみの方も5~6名。宝塚付近で大型トラックの故障渋滞が発生していたが、2度の休憩を経て65番三角寺に12時半過ぎに着いた。我々の4台に加え他社の2台が並走している状態で、タクシーの段取りがうまくいかない。バタバタするが、お客様の大半が1周廻っている方なので心強い。64番前神寺、63番吉祥寺、62番宝寿寺と順調、前神寺の弘法大師石像と宝寿寺の十一面観音石像との表情が良く似ていて、同じ作者かなと和尚思っている。明日の予定の61番香園寺を打つことにした。和尚は、この寺では、大日如来の話をするので時間がかかる。初日の最終コースとなったので、ゆっくりと話をさせていただいた。17時10分打ち止め。添乗員が、何やら携帯で懇願している。閉店という「ハタダのお菓子館」の立ち寄りを今日中に済まそうと交渉しているのだ。「従業員が帰るので人出不足で、レジが混雑するが」との条件は付いたが、了解を得て枚方組2台が滑り込んだ。素晴らしいお菓子の殿堂で、「石鎚の霊水」も完備。和尚は、地元の焼酎を見つけ衝動買いしてしまった。ホテルは、道後温泉のルナパーク。道後の夜は和尚も久しぶりなのだ、夕食を済ませ「番鳥」へ。今治風の焼き鳥で一杯やりに行く。和尚もかって先輩先達に教えていただき、今や常連並みだ。
2日目は7時20分出発。60番横峰寺へ向かう。バス5台が集中することは、分かっているものの、どのくらい時間がかかるかが気になるところ。2週間前は、一般客が押し掛け大混雑になったという。TVのニュースで、石楠花が見頃と報じられた為で、3時間かかったと聞いていたからだ。到着順に、マイクロに乗り換えるのだが、和尚と添乗員の二人が取り残された。携帯で先行のアシスタントに本堂、大師堂の蝋燭・線香を済ませておくように連絡、ほぼ予定通りの2時間でお参りを終えた。石楠花もほんの一部を除いて、散ってしまっていた。残りの3ヶ寺は今治市になるので、リンリンパークで早めの昼食を済ませることに。59番国分寺では、握手大師と薬師の壺に行列ができる。58番仙遊寺の大師像の周りでは88ヶ所のお砂踏みを試みる。どうも和尚の組が最終組のようなので、ゆっくりと廻ることにする。大師堂の錀を使って、叩き方のレクチャー。
ご住職自慢のトイレ「西浄」を使ってもらい、打ち止めの57番栄福寺へ。門前の店が開いている。しばらく休んでいたので、御主人のじい様がご病気かと案じていたが、聞けば先日お亡くなりになったとか。なじみのお客さんたちが、御供養にと沢山買い物をしてくださった。入口の句碑の最後の一文字が読めなかったので、クイズにすると皆さん首をひねる。しかし正解が飛び出した。「春」が答え。
その句は『四国路は 遍路より 明けの春』。打ち止めは、14時35分。しまなみ海道を経由して帰路に。宝塚~池田で事故渋滞とのサインがでたが、通過時点では処理も終わりスムースに走行。19時15分守口着。合掌

 前神寺にて  緑陰に 立つお大師の 笑顔かな

横峰寺にて  石楠花の 宴終わりし 横峰寺

(写真は、横峰寺大師堂横の残り石楠花と大師像)


































2012年5月17日木曜日

四国11回 66~78回  堺発

平成24年5月15~16日

堺から43名のお客様と、和尚のふるさとコースに出発だ。(大阪からは3台)天気予報は、初日は雨、2日目は晴れ。昼食会場が75番善通寺いろは会館のため、まずはふるさと善通寺からおまいり。記念写真を撮り、御影堂から。高野山仲間の栗峯澄明師がいて皆さんにお寺の説明を買って出てくれた。すると声を掛けていただいたのが、なんと兄弟子の土口哲光師、教誨師の皆さんとのツアーだという。昼食後の時間に「遍照閣」の出開帳用のご本尊の拝観をおすすめすると、多くのお客様が来てくださった。こんなタイミングでないとなかなか時間が取れないのだ。なんとかもっていた空模様も怪しくなってきた。66番雲辺寺へは雨仕様でロープウエイに乗る。13時40分に乗り、14時j40分に下ってくるスケジュールだ。「西の高野」と言われるだけあって、大師堂は奥の院仕様だ。時間に余裕があったので、拝殿の裏に回り、御廟前で正座してお勤め。皆さん喜ぶやら、驚くやら。67番大興寺から70番本山寺と回って16時半。68番神惠院、69番観音寺も打つことにする。1境内2札所、納経所は共通なので、あえて本山寺を先に済ませて、こちらへ廻ってきたのだ。16時半を過ぎたので、火の気は自粛、「運心」でお願いした。神惠院の本堂の拝殿は音響効果がうっとりするほど素晴らしい。17時半打ち止め。宿舎のアパホテル高松空港へ1時間強かけて移動。お客様には天然温泉を楽しんでいただく。
16日6時起床、少し二日酔い気味。7時半出発し、こんぴらさんの麓の「みよし」でお買い物し、76番金倉寺に向う。「乃木将軍妻返しの松」に女性軍は興味深々のようだ。74番甲山寺から73番出釈迦寺、そこから72番曼荼羅寺へ歩く。昼食前に山登りすべきと71番弥谷寺へ。半分強が歩き組。一気に本堂まで登って汗を拭う。途中で諦めた方もいるようだ。桜から毛虫が糸を引いて目の前に。大量に毛虫が発生しているようだ。大師堂に上がり、一息つきながらリンの叩き方を説明。山門下の俳句茶屋でお茶のご接待、草餅が大人気。お弁当をいただきながら、77番道隆寺へ。山門前の「サンエイ」の駐車場に停めた。裏門の方に3台。本堂、大師堂そして潜徳院殿に回る。皆さんには、歳の数だけ「め」を納札に書いて置くように伝えて置いたのだ。「サンエイ」で目に効くお茶をいただくのだが、「ようおまいり」がよく売れた。これは、お店の「先達さんの書いた本がありますよ~」という声のお陰。打ち止めは78番郷照寺、専用駐車場が満員で、バスは我々を降ろし、他所へ避難。お参り後に「閻魔堂」を集合場所として、皆揃ってからバスを呼ぶことに。15時打ち止め。
帰路の車中で「いろは歌」のCDを流し、お稽古。次回、大合唱で八栗寺に上がれそうだ。合掌

雲辺寺にて   五月雨や 雲海眼下 雲辺寺

曼荼羅寺にて  新緑の 木陰にあるや 昼寝石

弥谷寺にて   桜より 下がる毛虫や 弥谷寺

(写真は曼荼羅寺の笠松大師)

阪急中部 西国2回 2~4番

平成24年5月14日

大垣から26名のお客様を乗せたバスと香芝SAで合流することとなった。10時過ぎの予定だったが、事故渋滞発生で、到着は11時、2台連なってやってきた。和尚のバスは1号者。少し、早いがお弁当を配ってもらう。12時、4番施福寺からお参りだ。30分以上はかかる山道を登ってもらう。和尚は、先頭切って登り、駐車場から本堂までの所要時間は約25分だった。15日まではご開帳期間、ぎりぎりセーフで、お客様は大喜びだ。13時30分に3番粉河寺へ向かう。1時間半ほどで到着、お勤め後、本堂の内拝を希望する方が数名いて、係に促されて和尚が案内することに。お目当ては「伝・左甚五郎作」の「野荒らしの虎」のようだ。15時30分に粉河を出発、2番紀三井寺へ。
後9kmのところから、「ギリギリになりそうですので、よろしく」と電話を入れてもらった。返事は「5時までにこないと待てない」という。それからは、時計とニラメッコ。15分前にたどり着けた。ほっと一安心。大観音堂の係の女性が、戸締りをして出てくるところにバッタリ遭遇、拝観できるようにお願いすると、「先にお参りしてください。開けておきますから」との返事。これには皆さん、大感激。駐車場を出発できたのは17時半近かった。なんとかクリアできて、よかった。よかった。合掌

施福寺にて   施福寺や ご開帳なり 風若葉

紀三井寺にて  風薫る 名草山かな 大観音

(写真はご開張の施福寺本堂)

2012年5月13日日曜日

四国2回 7~11回 西大寺発

平成24年5月12日

今春からスタートしたお四国は、若干ルートを変更し、JR奈良~西大寺~生駒となった。従って、西大寺集合が早くなり、7時40分だ。1回目は、初めてなので、説明することに追われるが、2回目もまだまだ馴れていないので、先達としては気を遣う。一回目でどこまで説明を受けているかをさぐりながら、進めることになる。36名中、前回和尚と一緒だったというお客様が3名いらっしゃった。まずは、1番霊山寺に寄り、追加の買い物とトイレ休憩。お弁当を配り早めのお弁当を摂って頂く。大阪阪急からバスが6台出ているとは聞いていたが、11番藤井寺はラッシュ状態だ。大師堂で、全く知らない団体に声を掛けて、合同でお参りしたが、勤行次第が我々と違っているようだった。10番切幡寺は、800mほど歩き333段の石段を上がる。タクシーのオプションはあるが、歩き遍路のお試しをと話をすると、30人ほどが歩き組に。和尚は、この寺では「切幡の大塔」までご案内することにしている。他のバスに遅れをとるが、重文の塔と吉野川の絶景を見逃す手はないと思っているからだ。9番法輪寺門前の「あわじ庵」に電話して、草餅の在庫を確認する。残り100個程と云うので、あわてて予約を入れた。2個入りを20ケース押さえて貰って丁度よかった。添乗員や乗務員さん達にもプレゼントできた。8番熊谷寺は、いつもながらのご詠歌が流れる中を歩む。和尚の好きなお寺の一つだ。打ち止めは7番十楽寺。本堂、治眼救歳地蔵、大師堂、愛染堂と丁寧に廻る。
「救歳」に「歳」を使うのは、「歳に関係なく救う」という意味のようだ。16時45分打ち止め。西大寺到着は20時半ごろになった。合掌

 熊谷寺にて  五月晴れ ご詠歌流る 熊谷寺

(写真は、熊谷寺参道から中門を望む。撮影は秋)

中部阪急 西国2回 2~4回

平成24年5月11日

名古屋からの西国巡礼バスを香芝SAで待つことになる。名古屋・岐阜方面から5台のバスがくるということで、先達・アシスタント10名が集結。近鉄大阪線関屋駅からタクシーで行くことになる。和尚は名古屋からの1号車、お客様は36名。10時頃にバスは到着、合流して4番施福寺に向かう。少し道を間違え、思ったより時間がかかる。麓で、杖を借りて登山開始。山門までの胸突き八丁を超えると、そこから30分の表示があるが、そんなにはかからない。参道脇にシャガが花開いている。境内にたどり着くと、御開帳中の看板。5月1日から15日までがご開張という。なんとラッキーなことかと大喜びする。皆がたどり着くのを待っての勤行後、本堂に上がらせていただき、お膝元もとで拝観させて頂く。正面に本尊弥勒菩薩、向かって右に文殊菩薩、左が西国本尊の千手観音だ。裏手の馬頭観音なども有難く拝観させていただいて下山。今日も、名物の草餅と柿の葉ずしが良く売れている。12時半ごろ出発で、車中でお弁当。3番粉河寺は、境内の奥行きがある。お堂などをゆっくりと案内して廻る。中門の四天王は、中々見事だ。多聞天は、単独では毘沙門天と名前が変わると説明すると、びっくりしている。15時頃、2番紀三井寺に向け出発、1時間ほどかかる。この時間を利用して、覚王山日泰寺の由来について説明する。名古屋の方には、ぜひ知っていてほしいからだ。紀三井寺の結縁坂をのぼり、本堂でお参りの後、大観音堂に案内する。拝観料200円、ただし、70歳以上は半額だ。松本明慶作の大仏は、高さ12m、お顔の大きさだけでも2mある。外の回廊から見ると、丁度お顔の高さだ。三方から拝ませて頂く。17時前に打ち止め。和尚らは、香芝SAでお別れだ。合掌

施福寺にて  咲くシャガに 吐く息険し 槇尾山

(写真は、施福寺の山門)

2012年5月9日水曜日

逆打ち4回 76~66番 宝塚発

平成24年5月8~9日

GW中は、道路事情も最悪なので遍路バスはお休みだ。そんな訳で和尚も、日頃出来ていなかった事を処理する良い機会なのだ。まずは、お預かりしている常徳寺の境内の草刈りと掃除、これに2日半程かかった。それに、京都へ墓参り。そして、兄弟子の快気祝いに、法要1件。そして、ブログの原稿や、講演資料の整理で終わってしまった。しかし、充実したGWだったかも。明けて、気を取り直してのお四国が、今回の逆打ち4回という訳だ。宝塚から乗車したが、このコースは川西、宝塚、西宮北口と経由するのだが、和尚のバスは2号車で、西宮北口のお客はいない。人数も20名。バスは通常の大型なので、お客様は超ゆったりとしているし、進行も速い。お昼会場の「さぬき麺業宇多津店」に着いたのが10時半だ。讃岐うどんを「釜あげ」「ぶっかけ」「冷やしうどん」のいずれかを選んでいただいて、76番金倉寺よりお参り開始。駐車場に着いてみると、順打ち11回のバスが数台。本堂で、三宮・芦屋ルートの順打ち組と合流し、合同でお参りする。75番善通寺で、記念写真を摂り境内に入ると、御影堂には2組ほど滞留している。東院の金堂からお参りすることにした。本尊・薬師如来のお膝元を1周して御影堂に戻る。順打ち組は、善通寺のいろは会館で昼食のようで、74番甲山寺からは込み合うこともなく、順調にお参りできた。73番出釈迦寺、72番曼荼羅寺とまわり71番弥谷寺は、難所の一つ。タクシーのオプションはあるが、皆さん元気で3人がタクシー。本堂まで一気に登り、呼吸の整うのを待って勤行。大師堂に上がり込んで、錀の打ち方など説明する。この寺のお楽しみは、麓の「俳句茶屋」での一時だ。連休後はお遍路さんのお参りが多いと、大サービス。いつものお茶のご接待に、草餅の試食の大盤振るまい。皆んなニコニコだ。予定ではここで打ち止めなのだが、時間が早いのでもう1ヶ寺廻ることにした。70番本山寺を打ちあげて16時半。なんというスムースさだ。お宿は、高松市内の「ニュ―グランデみまつ」、市内なのに自然温泉付きなのだ。しかも、眼の前がスーパーとあって、最高の立地だ。
9日は、7時半に出発し、昨日のアドバンテージを生かそうと、決めていたが、出発直前に金剛杖を忘れたと部屋に戻る人もあり、携帯電話が行方不明と戻る人もあって、バタバタする。それでも、6分程の遅れで出発、69番観音寺・68番神恵院の両札所が同居する七宝山の駐車場に8時40分には到着できた。1番乗りと思ったのだが、順打ち組が既に数台到着していた。昨日合流した三宮・芦屋組と一緒になり、両札所とも合同でお参りさせてもらった。67番大興寺、66番雲辺寺と先客はいるものの、旨く振り分けができて順調だった。雲辺寺は、本堂もご開扉されていてラッキーだったし、大師堂では久しぶりに御廟の前まで上がらせてもらってお参りした。知らない人も多いのだが、大師堂の構造が高野山の奥の院形式となっている。つまり、大師堂と見えるのは拝殿で、その奥にご廟がある。しかも、その前にはお参りできる板の間もあるのだ。10時40分発のケーブルで登り、11時40分発のケーブルで下りるという定番の時間配分で、ゆったりと打ち止めさせていただいた。お昼は、観音寺グランドホテル。「幕の内+おうどん」という讃岐らしいランチだ。帰路の車中で、般若心経の資料の解説や「いろは歌」のCDをかけたりしながら走る。三木SAで休憩をとり、宝塚に4時前到着。初日に1ヶ寺多く廻れたお陰だ。合掌

雲辺寺にて  五月晴れ 逆打ち遍路 雲辺寺

(写真は、雲辺寺大師堂のご廟)