2012年5月9日水曜日

逆打ち4回 76~66番 宝塚発

平成24年5月8~9日

GW中は、道路事情も最悪なので遍路バスはお休みだ。そんな訳で和尚も、日頃出来ていなかった事を処理する良い機会なのだ。まずは、お預かりしている常徳寺の境内の草刈りと掃除、これに2日半程かかった。それに、京都へ墓参り。そして、兄弟子の快気祝いに、法要1件。そして、ブログの原稿や、講演資料の整理で終わってしまった。しかし、充実したGWだったかも。明けて、気を取り直してのお四国が、今回の逆打ち4回という訳だ。宝塚から乗車したが、このコースは川西、宝塚、西宮北口と経由するのだが、和尚のバスは2号車で、西宮北口のお客はいない。人数も20名。バスは通常の大型なので、お客様は超ゆったりとしているし、進行も速い。お昼会場の「さぬき麺業宇多津店」に着いたのが10時半だ。讃岐うどんを「釜あげ」「ぶっかけ」「冷やしうどん」のいずれかを選んでいただいて、76番金倉寺よりお参り開始。駐車場に着いてみると、順打ち11回のバスが数台。本堂で、三宮・芦屋ルートの順打ち組と合流し、合同でお参りする。75番善通寺で、記念写真を摂り境内に入ると、御影堂には2組ほど滞留している。東院の金堂からお参りすることにした。本尊・薬師如来のお膝元を1周して御影堂に戻る。順打ち組は、善通寺のいろは会館で昼食のようで、74番甲山寺からは込み合うこともなく、順調にお参りできた。73番出釈迦寺、72番曼荼羅寺とまわり71番弥谷寺は、難所の一つ。タクシーのオプションはあるが、皆さん元気で3人がタクシー。本堂まで一気に登り、呼吸の整うのを待って勤行。大師堂に上がり込んで、錀の打ち方など説明する。この寺のお楽しみは、麓の「俳句茶屋」での一時だ。連休後はお遍路さんのお参りが多いと、大サービス。いつものお茶のご接待に、草餅の試食の大盤振るまい。皆んなニコニコだ。予定ではここで打ち止めなのだが、時間が早いのでもう1ヶ寺廻ることにした。70番本山寺を打ちあげて16時半。なんというスムースさだ。お宿は、高松市内の「ニュ―グランデみまつ」、市内なのに自然温泉付きなのだ。しかも、眼の前がスーパーとあって、最高の立地だ。
9日は、7時半に出発し、昨日のアドバンテージを生かそうと、決めていたが、出発直前に金剛杖を忘れたと部屋に戻る人もあり、携帯電話が行方不明と戻る人もあって、バタバタする。それでも、6分程の遅れで出発、69番観音寺・68番神恵院の両札所が同居する七宝山の駐車場に8時40分には到着できた。1番乗りと思ったのだが、順打ち組が既に数台到着していた。昨日合流した三宮・芦屋組と一緒になり、両札所とも合同でお参りさせてもらった。67番大興寺、66番雲辺寺と先客はいるものの、旨く振り分けができて順調だった。雲辺寺は、本堂もご開扉されていてラッキーだったし、大師堂では久しぶりに御廟の前まで上がらせてもらってお参りした。知らない人も多いのだが、大師堂の構造が高野山の奥の院形式となっている。つまり、大師堂と見えるのは拝殿で、その奥にご廟がある。しかも、その前にはお参りできる板の間もあるのだ。10時40分発のケーブルで登り、11時40分発のケーブルで下りるという定番の時間配分で、ゆったりと打ち止めさせていただいた。お昼は、観音寺グランドホテル。「幕の内+おうどん」という讃岐らしいランチだ。帰路の車中で、般若心経の資料の解説や「いろは歌」のCDをかけたりしながら走る。三木SAで休憩をとり、宝塚に4時前到着。初日に1ヶ寺多く廻れたお陰だ。合掌

雲辺寺にて  五月晴れ 逆打ち遍路 雲辺寺

(写真は、雲辺寺大師堂のご廟)

1 件のコメント:

  1. 大興寺で、和尚の「一国巡り」のお仲間とばったり遭遇。先日の伊予一国巡りの続きを、一人で廻っているとのこと。今日で3日目、ついでに、別各20霊場もお参りしていて、15番箸蔵寺に向かうという。
    麓のうどんやが旨いと教えておいた。

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