2018年4月6日金曜日

四国1回 天王寺発 1~6番

平成30年4月3日

俳句の世界で「遍路」が春の季語であるように、絶好のお参り日和。桜も散り始めというタイミングで、まさに「花見遍路」。お客様は44名で満杯状態。
8時に天王寺を出発、車内で初めての方を中心に、ひたすら勤行次第やお参りの作法などを説明する。9時過ぎに室津PAで休憩し、1番霊山寺に10時20分到着。団参バスは我々1台のみのようでゆったりとしたお参りが出来そうだ。本堂で、特別祈祷のお客様があるようで、受戒や法話は大師堂、有難い事に、中々このお大師さまにはお目にかかれないのだ。本堂では、護摩祈祷の真最中、太鼓の止むのを待って、勤行。紀州接待講のミカンのご接待。2番極楽寺では、本堂のお参り後、抱き地蔵を順に抱いて、お地蔵様のご真言を唱える。長寿庵に大奥様がいらして、1月7日以来のご挨拶。ご接待に預かり、6番安楽寺へ向かう。この車中がお弁当タイム。この寺には、松本明慶師の仏像が130体以上。住職に云わせると、20代から70代までの作品が揃い、「明慶美術館」が出来るとのことだ。彼の作風など説明しながらお参りする。
5番地蔵寺門前の駄菓子屋さんで「訳あり人参」の特売、女性軍に大人気だ。樹齢800年を超える大銀杏の根っこの拡がりにびっくりされている。4番大日寺では、大日如来のお姿や真言密教における位置付について説明し、回廊の西国三十三ヶ所の観音様を順に見ながら大師堂へ。
3番金泉寺は、見どころの多いお寺。義経の戦勝祈願の跡や弁慶の力石等。大師堂に掲げられた空海一代記の額絵を解説し、黄金井、閻魔堂など巡り、16時前に打ち止めできた。
ハレルヤ製菓に立ち寄って、帰路につく、ドライバーさんの渋滞を避けるコースとりのお陰で、順調に走り、淡路HWOから天王寺まで1時間程、「これから何度がご一緒しますよ」と告げて19時10分お別れ。合掌

霊山寺にて  風に舞ふ 花見遍路や 打ち始め

安楽寺にて  さか松の 切られし痕の 花吹雪