長浜城 |
秋雨の 岩間の寺や 観音供
18日 朝には雨も上がり、長浜城がすっきりと見える。出発は竹生島行きの始発に合わせて設定しているので、ゆっくりだ。ドライバーさんに休養してもらおうと、船着き場まで歩く。松山組も同じ船で、「今日もよろしく」と声を掛けられる。石段を本堂まで登り、お勤め。松山組も一緒に、心経を唱え、弁天様のご真言を三唱する。帰りの便まで、時間がたっぷりあるので、宝物館に案内する。お四国の志度寺縁起でいう「面向不背」の珠がここにある。どういう経緯かは不明とのことだが、これにはびっくりなのだ。観音堂の国宝唐門は修理中。お勤めを済ませ、舟廊下から神社へと案内、瓦ヶ投げを何人かが試みる。土産物屋の「弁天芋餅」が美味くて安い。(150円)ホテルに戻り、11時半再出発。まずはサガミでお昼、いよいよ打ち止めの谷汲山華厳寺を目指す。参道を歩き、本堂、おいずる堂、満願堂と順に巡る。満願堂の周辺に狸の石像がたくさん並んでいる。「なんで狸なの」との質問に答えられない和尚は、納経所で聞いてみた。すると「満願できたということは、他人を抜いたこと。他を抜いたでタヌキなのです。」との返事。これには参りました。
谷汲あられの里に立ち寄って、新幹線岐阜羽島駅へ。ここで皆さんとお別れ、和尚は名古屋から近鉄特急で帰宅。7泊8日のお参り、お疲れさまでした。合掌
秋風や 狸迎ゆる 満願堂
満願堂の狸 |