平成24年4月24~25日
41名のお客様と西大寺から出発。車番は「544」、「5頭の獅子」と覚える。バスは2台で、和尚は1号車。情報では、25日は逆打ちバスが10数台集中するというので、今日中に横峰寺と三角寺は済ませておこうということになった。両寺ともマイクロに乗り換えての参拝となるからだ。上天気で、車窓から鯉のぼりの泳ぐ姿がまぶしい程だ。
車窓から 霞み立つ 風に泳ぐや 鯉のぼり
2度程休憩し、食事も済ませて65番三角寺へ。タクシーの配車係が人数を読み違えたようで、数名が遅れて到着となった。お勤めを始めてしまっていたので、失礼をしてしまった。
三角寺にて 一茶詠む 山桜かな 三角寺
次いで、60番横峰寺に向かう。駐車場が境内から相当上にあるので、帰りは胸突き八丁になる。名物の石楠花を期待したが、やはり数週間早い感じだ。まだ桜が見事に咲いている。
横峰寺にて 石楠花を 待つ桜かな 横峰寺
横峰寺にて 石楠花の 蕾は堅し 横峰寺
なんとか、もう一ヶ寺廻れそうなので、64番前神寺を打つことにする。16時半を過ぎると「運心」で、火の気はご勘弁と話していたが、16時20分に到着。入口近くの大師堂は、蝋燭・線香のご供養ができた。本堂に向かう途中の、ファニィフェイスのお大師さまや1円アルミ貨を貼りつけたお不動さんなどを紹介する。和尚も1円玉をお不動産に投げて見たが、旨く貼りつく事は出来なかった。打ち止めは丁度17時。お宿の道後温泉「ホテル・ルナパーク」へ。
前神寺にて お不動に 一円貼るや 前神寺
ホテルは、満員とあって乗務員と先達はビジネスホテル勝山へ分宿。夕食をルナパークで済ませ移動する。道後に戻るのも面倒になり、そのまま寝てしまった。翌朝、ルナパークで朝食を摂り8時30分出発。こんなにゆったりできるのは、この10回位かも。62番宝寿寺から63番吉祥寺と廻る。山門をくぐると赤や白の大輪の牡丹がお出迎えだ。成就石で運だめしをする方もいて和やかだ。「くぐり吉祥天」から六角堂へ。本尊の毘沙門天を除く残りの六福神が祀られていて、これで七福神のお参りを済ませたことになる。
宝寿寺にて 春の朝 微笑む石の 十一面
吉祥寺にて 大輪の 牡丹迎える 吉祥寺
吉祥寺にて 成就石 突きだし試す 遍路杖
打ち止めは51番香園寺、大講堂に上がり、大日如来のお話をさせていただく。右隅にあるお大師さまの燈明が灯されていなかったので、作務中の小僧さんに声を掛け燈明を点けてもらった。
先日は、桜のトンネルだったが散ってしまい、今は八重桜だ。打ち止めは11時30分。
香園寺にて 八重桜 大日如来 香園寺
りんりんパークで昼食、吉野川HWO、淡路HWOで休憩を取り西大寺到着は18時前。大変スムースだったが「黄砂」の2日間でもあった。合掌
(写真は上は、吉祥寺の牡丹。下は香園寺の子安大師堂の八重桜)
2012年4月29日日曜日
西国7回 20~23番 西大寺
平成24年4月23日
41名のお客様と西大寺を8時10分に出発。帝産観光バスの車番は「484」、「皺寄らぬ」と覚えましょうと声を掛けた。京奈和道に入り京田辺PAで弁当のpick upとトイレ休憩、10時前に20番善峰寺に到着。駐車場からは急な参道を登らなくてはならない。朝一番とあって、空気も新緑もさわやかだ。本堂で読経の後は、寺宝展や遊龍の松など自由に散策してもらう。和尚は、まず寺宝展を覗いた。桂昌院ゆかりの寺とあって徳川家関係も多い。皆がそろったので出発しようとすると、定期バスが登って来るというので、しばし待機。
善峰寺にて 黄緑の 若きもみじに 朝の露
21番穴太寺に向かう前に「豆屋黒兵衛」に立ち寄り。豆類の専門店で、お菓子類が豊富だ。穴太寺のお参り後、本堂の特別拝観。20人超えると300円が200円になるというので希望者を募ると、ほとんどの方が参加という。明治時代に天井裏で発見された「涅槃釈迦像」(寝釈迦のなで仏)が人気の的だった。日本庭園を見学するにはさらに200円とあって、こちらは皆パスする。来年が33年振りのご開張の年のはずなので確認すると、西国札所会の特別ご開張があったので、来年のことはまだどうするか住職から聞かされていないという。繰り上げご開張と云うことで、来年は中止かもしれない。車中で昼食を摂り、23番勝尾寺へ向かう。素晴らしく手入れが行き届いていて「仏教テーマパーク」という印象だ。山門をくぐり、石段を登ると多宝塔が目に飛び込んでくる。桜と新緑のコントラストが見事だ。
勝尾寺にて 新緑と 桜が包む 多宝塔
同参道にて 白赤も まだらもあり 石楠花や
打ち止めの寺は22番総持寺。山陰流包丁式の藤原山蔭が開祖とあって、日本の板前さん達の総本山だ。駐車スペースがないので、バスと待ち合わせて乗車、帰路に着く。打ち止めは16時
。上天気で、さわやかなお参り日和だった。合掌
(写真は、上は善峰寺の山門、下は勝尾寺の多宝塔)
41名のお客様と西大寺を8時10分に出発。帝産観光バスの車番は「484」、「皺寄らぬ」と覚えましょうと声を掛けた。京奈和道に入り京田辺PAで弁当のpick upとトイレ休憩、10時前に20番善峰寺に到着。駐車場からは急な参道を登らなくてはならない。朝一番とあって、空気も新緑もさわやかだ。本堂で読経の後は、寺宝展や遊龍の松など自由に散策してもらう。和尚は、まず寺宝展を覗いた。桂昌院ゆかりの寺とあって徳川家関係も多い。皆がそろったので出発しようとすると、定期バスが登って来るというので、しばし待機。
善峰寺にて 黄緑の 若きもみじに 朝の露
21番穴太寺に向かう前に「豆屋黒兵衛」に立ち寄り。豆類の専門店で、お菓子類が豊富だ。穴太寺のお参り後、本堂の特別拝観。20人超えると300円が200円になるというので希望者を募ると、ほとんどの方が参加という。明治時代に天井裏で発見された「涅槃釈迦像」(寝釈迦のなで仏)が人気の的だった。日本庭園を見学するにはさらに200円とあって、こちらは皆パスする。来年が33年振りのご開張の年のはずなので確認すると、西国札所会の特別ご開張があったので、来年のことはまだどうするか住職から聞かされていないという。繰り上げご開張と云うことで、来年は中止かもしれない。車中で昼食を摂り、23番勝尾寺へ向かう。素晴らしく手入れが行き届いていて「仏教テーマパーク」という印象だ。山門をくぐり、石段を登ると多宝塔が目に飛び込んでくる。桜と新緑のコントラストが見事だ。
勝尾寺にて 新緑と 桜が包む 多宝塔
同参道にて 白赤も まだらもあり 石楠花や
打ち止めの寺は22番総持寺。山陰流包丁式の藤原山蔭が開祖とあって、日本の板前さん達の総本山だ。駐車スペースがないので、バスと待ち合わせて乗車、帰路に着く。打ち止めは16時
。上天気で、さわやかなお参り日和だった。合掌
(写真は、上は善峰寺の山門、下は勝尾寺の多宝塔)
四国の民謡
宇和島おんど
1.空に浮かんだ鶴島城を ぐるり囲んだ町模様
伊予の宇和島十万石の 意気が波うつ海の色
(お囃子)
いっぺんキサイヤ オイデナセ ソレ
宇和島よいとこ オイデナセ
2.客で賑わう商店街は いつも繁昌の晴れ姿
天赦園なら菖蒲や藤の 花にかくれた恋もある
3.お国自慢は和霊のまつり 街が湧きたつ牛相撲
大漁祈願の景気をつけて 港うずめる幟船
1.空に浮かんだ鶴島城を ぐるり囲んだ町模様
伊予の宇和島十万石の 意気が波うつ海の色
(お囃子)
いっぺんキサイヤ オイデナセ ソレ
宇和島よいとこ オイデナセ
2.客で賑わう商店街は いつも繁昌の晴れ姿
天赦園なら菖蒲や藤の 花にかくれた恋もある
3.お国自慢は和霊のまつり 街が湧きたつ牛相撲
大漁祈願の景気をつけて 港うずめる幟船
2012年4月20日金曜日
伊予の国 一国巡り
平成24年4月15~18日
和尚と巡る一国巡りも今回で第7回、伊予の国を巡る。と云っても前回土佐の国の2ヶ寺を廻り切れていないので、そこからのスタートだし、伊予の国も60番からは次回廻しだ。参加者は、15名。常連に初参加が3名加わった。15日夜のフェリーで新居浜・東予港に上陸、38番金剛頂寺から順にまわる予定だ。いつものように、フェリーの中で宴会だ。久しぶりに顔を合わせるので会話も弾む。手作りの天麩羅が大人気。
早朝、5時半から朝食を摂り6時10分着岸。時間があるので、「いろは歌」「ご詠歌」のCDを流しお稽古。2度ほど休憩して、足摺岬の金剛福寺に11時20分にたどり着いた。これからが本番、雨の降る中お参り。昼食は足摺岬の根元・土佐清水港の「黒潮市場」。「鮪のかぶと煮」がオリジナルの人気商品だ。39番延光寺は、赤亀伝説でご朱印は亀、20番鶴林寺の鶴の朱印とセットになる。初日の打ち止めは40番観自在寺、空海の「南無阿弥陀仏」の印判で刷った手ぬぐいが有名、平城天皇のお髪塚もある。16時に打ち止めし、宇和島グランドホテル入り。此処での楽しみは「ほづみ亭」の郷土料理の」数々だ。多彩な料理に超満足、2次会はホテルの部屋で今夜も一献。何しろお酒もつまみも皆持参なのだ。
17日、7時20分に出発、雨は上がり爽やかな天気。杖を忘れた、笈摺を忘れたなどとバタバタしたが、まずは41番龍光寺へ。門前の「風月庵」の吹雪饅頭を長老2人が全員にご接待だ。42番佛木寺、43番明石寺と廻り45番岩屋寺に挑戦だ。皆、30分は登って貰わないと本堂にたどり着けない。足の不自由な同級生が心配だったが、皆に励まされて、無事登り切った。麓の「一休館」でお茶の御接待を受け、バスで弁当をいただきながら全員揃うのを待つ。44番大寶寺も結構きついのだが、岩屋寺を済ますと楽に感じるから不思議だ。門前の「すごうさん」で休憩し、松山市内へ向かう。新しい道路が開通していて、片道10分は短縮とか往復20分の短縮は大きい。47番八坂寺から廻るのだが、ドライバーさんが、本堂横の駐車場まで運んでくれた。確認の所、9mまでの中型バスならOKだったという。これは助かった。境内の朱木蓮が見事。46番浄瑠璃寺で稚児大師像を抱き、ご祈願をして48番西林寺へ。此処までで打ち止め、宿は道後温泉の宝荘。道後の夜を散策して貰うことにし、宴会後の2次会は、和尚の部屋で23時まで「bar秀寛」を開店しているので適当にどうぞとした。
八坂寺にて 朱木蓮 いやさか不動 八坂寺(やさかでら)
18日、51番石手寺、50番繁多寺、49番浄土寺の順に廻る方が効率的と云うドライバーさんの意見に従ってお参り開始。桜の名所・繁多寺も葉桜状態だが、山門の八重桜は満開。浄土寺は駐車場からの距離があるのだが、足に不安のある2人と添乗員を寺の近くで乗降させることにした。仁王門に黄色ぽい桜が満開だ。聞けば「黄衣桜」とか52番太山寺は、和尚の好きなお寺の一つだが、駐車場から参道を登るので、時間がかかる。眼の一畑薬師を勧請しているので、年の数だけ「め」を書いて置くように伝えておいた。53番圓明寺を打って12時前。今治に向かう車中でお弁当タイム。
繁多寺にて 葉桜の なかで際立つ 八重桜
浄土寺にて 仁王門 黄桜開く 三蔵院
1時間ほどで、54番延命寺到着、55番南光坊、56番泰山寺と廻って、残り時間が心配になってきた。57番栄福寺は、バスならば数100mは歩くのだが、門前の駐車場まで登って貰い、58番仙遊寺も最後の急坂を登り、本堂横まで着けて貰った。ドライバーさんのお陰で、59番国分寺を16時30分に打ち止め出来た。有難し、有難しだ。
仙遊寺にて 小紫 山つつじや 仙遊寺
後は、ひたすら走るだけ「しまなみ海道」と通り山陽道経由で帰路に。夕べの勤行を済まし、
焼酎の1升瓶を開ける。わざわざ取り寄せてくれたという逸品で、大好評。リクエストに応え和尚は空海作「聞後夜仏法僧鳥」や自作の俳句を吟ずる。車中で詩吟を披露するのも久しぶりだ。
先輩の「河内音頭」もあって、楽しく大阪へ。11月の第8回讃岐路一国巡りでの再会を記して散会。おつかれさまでした。合掌
和尚と巡る一国巡りも今回で第7回、伊予の国を巡る。と云っても前回土佐の国の2ヶ寺を廻り切れていないので、そこからのスタートだし、伊予の国も60番からは次回廻しだ。参加者は、15名。常連に初参加が3名加わった。15日夜のフェリーで新居浜・東予港に上陸、38番金剛頂寺から順にまわる予定だ。いつものように、フェリーの中で宴会だ。久しぶりに顔を合わせるので会話も弾む。手作りの天麩羅が大人気。
早朝、5時半から朝食を摂り6時10分着岸。時間があるので、「いろは歌」「ご詠歌」のCDを流しお稽古。2度ほど休憩して、足摺岬の金剛福寺に11時20分にたどり着いた。これからが本番、雨の降る中お参り。昼食は足摺岬の根元・土佐清水港の「黒潮市場」。「鮪のかぶと煮」がオリジナルの人気商品だ。39番延光寺は、赤亀伝説でご朱印は亀、20番鶴林寺の鶴の朱印とセットになる。初日の打ち止めは40番観自在寺、空海の「南無阿弥陀仏」の印判で刷った手ぬぐいが有名、平城天皇のお髪塚もある。16時に打ち止めし、宇和島グランドホテル入り。此処での楽しみは「ほづみ亭」の郷土料理の」数々だ。多彩な料理に超満足、2次会はホテルの部屋で今夜も一献。何しろお酒もつまみも皆持参なのだ。
17日、7時20分に出発、雨は上がり爽やかな天気。杖を忘れた、笈摺を忘れたなどとバタバタしたが、まずは41番龍光寺へ。門前の「風月庵」の吹雪饅頭を長老2人が全員にご接待だ。42番佛木寺、43番明石寺と廻り45番岩屋寺に挑戦だ。皆、30分は登って貰わないと本堂にたどり着けない。足の不自由な同級生が心配だったが、皆に励まされて、無事登り切った。麓の「一休館」でお茶の御接待を受け、バスで弁当をいただきながら全員揃うのを待つ。44番大寶寺も結構きついのだが、岩屋寺を済ますと楽に感じるから不思議だ。門前の「すごうさん」で休憩し、松山市内へ向かう。新しい道路が開通していて、片道10分は短縮とか往復20分の短縮は大きい。47番八坂寺から廻るのだが、ドライバーさんが、本堂横の駐車場まで運んでくれた。確認の所、9mまでの中型バスならOKだったという。これは助かった。境内の朱木蓮が見事。46番浄瑠璃寺で稚児大師像を抱き、ご祈願をして48番西林寺へ。此処までで打ち止め、宿は道後温泉の宝荘。道後の夜を散策して貰うことにし、宴会後の2次会は、和尚の部屋で23時まで「bar秀寛」を開店しているので適当にどうぞとした。
八坂寺にて 朱木蓮 いやさか不動 八坂寺(やさかでら)
18日、51番石手寺、50番繁多寺、49番浄土寺の順に廻る方が効率的と云うドライバーさんの意見に従ってお参り開始。桜の名所・繁多寺も葉桜状態だが、山門の八重桜は満開。浄土寺は駐車場からの距離があるのだが、足に不安のある2人と添乗員を寺の近くで乗降させることにした。仁王門に黄色ぽい桜が満開だ。聞けば「黄衣桜」とか52番太山寺は、和尚の好きなお寺の一つだが、駐車場から参道を登るので、時間がかかる。眼の一畑薬師を勧請しているので、年の数だけ「め」を書いて置くように伝えておいた。53番圓明寺を打って12時前。今治に向かう車中でお弁当タイム。
繁多寺にて 葉桜の なかで際立つ 八重桜
浄土寺にて 仁王門 黄桜開く 三蔵院
1時間ほどで、54番延命寺到着、55番南光坊、56番泰山寺と廻って、残り時間が心配になってきた。57番栄福寺は、バスならば数100mは歩くのだが、門前の駐車場まで登って貰い、58番仙遊寺も最後の急坂を登り、本堂横まで着けて貰った。ドライバーさんのお陰で、59番国分寺を16時30分に打ち止め出来た。有難し、有難しだ。
仙遊寺にて 小紫 山つつじや 仙遊寺
後は、ひたすら走るだけ「しまなみ海道」と通り山陽道経由で帰路に。夕べの勤行を済まし、
焼酎の1升瓶を開ける。わざわざ取り寄せてくれたという逸品で、大好評。リクエストに応え和尚は空海作「聞後夜仏法僧鳥」や自作の俳句を吟ずる。車中で詩吟を披露するのも久しぶりだ。
先輩の「河内音頭」もあって、楽しく大阪へ。11月の第8回讃岐路一国巡りでの再会を記して散会。おつかれさまでした。合掌
2012年4月14日土曜日
読売奈良 西国5回 15番~19番+元慶寺
平成24年4月14日
読売奈良の西国5回に添乗。西大寺から乗車し、お客様は27名と程良い人数、しかし添乗員は一人でハード。8時に出発、天理からのスタートなので、京田辺SAでトイレ休憩。土曜日とあって、清水寺の駐車場が満杯になるといけないのでまずは、16番清水寺を目指す。予想通り、既に駐車場はほぼ埋まっている。聞けば、長野方面の中学生の修学旅行の時期のようだ。参道は溢れんばかりの人波だ。本堂に上がり勤行。気がつけば、まともにお経を上げているのは我々だけだ。集合時間を決めて、解散。和尚は電通の先輩が営む「村上喜宝堂」に腰を落ち着けお茶を御馳走になる。17番六波羅密寺も本堂に上がり、お念珠の講釈をする。この2ヶ寺をクリアすれば、後はそう心配することはない。智積院の一休庵で昼食、枝垂れ桜が満開だ。近畿三十六不動尊の第20番札所でもあるので、御朱印を頂く。お昼からはまず15番観音寺へ向かう。今熊野の名前で知られている御寺泉涌寺の塔頭寺院だ。ここでも本堂に上がりお参り後、若い僧侶の解説を聞く。「頭」に御霊験がある御本尊という事を力説されていた。19番革堂(行願寺)に行くと、老尼がお元気に迎えて頂いた。その元気さにお客様もびっくりだ。18番六角堂(頂法寺)もすごい人だ。随所に池坊のパホーマンスもあり、華やかだ。お客様には、シースルーエレベーターで上から六角のお堂を拝見するように勧めておいた。打ち止めは、番外の元慶寺。西国中興の花山法皇落飾の寺だ。道が狭いので、バスは日野自動車に駐車、我々は15分程歩いてお寺に向かう。午後からは、雨もあがり爽やかな気分だ。一日、他の団体の前方を駆け抜けたためか、スムースに打ち終えたた。西大寺到着17時。快調な一日だった。合掌
散りそめし 川端桜 寺まいり
読売奈良の西国5回に添乗。西大寺から乗車し、お客様は27名と程良い人数、しかし添乗員は一人でハード。8時に出発、天理からのスタートなので、京田辺SAでトイレ休憩。土曜日とあって、清水寺の駐車場が満杯になるといけないのでまずは、16番清水寺を目指す。予想通り、既に駐車場はほぼ埋まっている。聞けば、長野方面の中学生の修学旅行の時期のようだ。参道は溢れんばかりの人波だ。本堂に上がり勤行。気がつけば、まともにお経を上げているのは我々だけだ。集合時間を決めて、解散。和尚は電通の先輩が営む「村上喜宝堂」に腰を落ち着けお茶を御馳走になる。17番六波羅密寺も本堂に上がり、お念珠の講釈をする。この2ヶ寺をクリアすれば、後はそう心配することはない。智積院の一休庵で昼食、枝垂れ桜が満開だ。近畿三十六不動尊の第20番札所でもあるので、御朱印を頂く。お昼からはまず15番観音寺へ向かう。今熊野の名前で知られている御寺泉涌寺の塔頭寺院だ。ここでも本堂に上がりお参り後、若い僧侶の解説を聞く。「頭」に御霊験がある御本尊という事を力説されていた。19番革堂(行願寺)に行くと、老尼がお元気に迎えて頂いた。その元気さにお客様もびっくりだ。18番六角堂(頂法寺)もすごい人だ。随所に池坊のパホーマンスもあり、華やかだ。お客様には、シースルーエレベーターで上から六角のお堂を拝見するように勧めておいた。打ち止めは、番外の元慶寺。西国中興の花山法皇落飾の寺だ。道が狭いので、バスは日野自動車に駐車、我々は15分程歩いてお寺に向かう。午後からは、雨もあがり爽やかな気分だ。一日、他の団体の前方を駆け抜けたためか、スムースに打ち終えたた。西大寺到着17時。快調な一日だった。合掌
散りそめし 川端桜 寺まいり
四国逆打ち4回 76~66番 守口発
平成24年4月10~11日
守口から39名のお客様と出発。京阪沿線から2台、茨木・高槻方面から2台と4台出ている。逆打ちだけに、順番を変更する訳にもいかないので、列を作ってのお参りとなる。山陽道から瀬戸大橋経由で四国に上陸、お昼は坂出の「さぬき麺業」宇多津店だ。到着してみると、なんと和尚の2号車が先頭のようだ。昼からお参り開始、まずは76番金倉寺から。75番善通寺、74番甲山寺、73番出釈迦寺、72番曼荼羅寺までが今日の予定だが、明日の天気予報は雨模様なので、なんとか71番弥谷寺までは済ませたいと思っていた。72番を終えて余裕ができたので、ホッと一安心。ゆっくりとお参りさせていただいた。まずは、大師堂に上がり込み、奥の岩窟まで堪能。同じことを考えた1号車も和尚が大師堂を占領しているので、本堂からのお参りに変更するなどしていた。歩き組は、麓の「俳句茶屋」で、お茶の御接待をいただきながら草餅を皆味わっている。宿の「アパホテル高松空港」に18時前にたどり着いた。展望温泉を楽しんでいただいてからの夕食。和尚も、なじみの先達や添乗員さん達と楽しく食事を楽しんで、爆睡。
翌朝は、朝から雨と覚悟していたが、なんとか持っている。70番本山寺からスタート。五重塔がシャープで美しい。本堂も国宝だ。相変わらず手入れの行き届いた境内は素晴らしい。69番観音寺と68番神恵院は、ルーツを同じくし、同じ境内に2札所がある。今は、右が観音寺、左が神恵院となるような配置になっているが、かっては神恵院の本堂が観音寺本堂の岡の左上に在り、混乱したものだ。そのお堂は薬師堂となっている。予報通り、雨風が強くなる傾向で、雲辺寺のケーブルが風の具合で休止したり解除したりしているという。お客様に説明し、なんとか午前中に行程を打ち上げることにした。67番大興寺を打ち、66番雲辺寺のロープウエイ乗り場に行くと、すぐに臨時便を出してくれて、雨の中、本堂・大師堂と廻り下山して、ようやく一安心。無事予定通り打ち終えて昼食会場の「観音寺グランドホテル」に向かう。13時過ぎのお昼となってしまった。帰路は、与島、三木SAで休憩し、守口着18時30分。合掌
春雷や 今宵限りの 桜かな
守口から39名のお客様と出発。京阪沿線から2台、茨木・高槻方面から2台と4台出ている。逆打ちだけに、順番を変更する訳にもいかないので、列を作ってのお参りとなる。山陽道から瀬戸大橋経由で四国に上陸、お昼は坂出の「さぬき麺業」宇多津店だ。到着してみると、なんと和尚の2号車が先頭のようだ。昼からお参り開始、まずは76番金倉寺から。75番善通寺、74番甲山寺、73番出釈迦寺、72番曼荼羅寺までが今日の予定だが、明日の天気予報は雨模様なので、なんとか71番弥谷寺までは済ませたいと思っていた。72番を終えて余裕ができたので、ホッと一安心。ゆっくりとお参りさせていただいた。まずは、大師堂に上がり込み、奥の岩窟まで堪能。同じことを考えた1号車も和尚が大師堂を占領しているので、本堂からのお参りに変更するなどしていた。歩き組は、麓の「俳句茶屋」で、お茶の御接待をいただきながら草餅を皆味わっている。宿の「アパホテル高松空港」に18時前にたどり着いた。展望温泉を楽しんでいただいてからの夕食。和尚も、なじみの先達や添乗員さん達と楽しく食事を楽しんで、爆睡。
翌朝は、朝から雨と覚悟していたが、なんとか持っている。70番本山寺からスタート。五重塔がシャープで美しい。本堂も国宝だ。相変わらず手入れの行き届いた境内は素晴らしい。69番観音寺と68番神恵院は、ルーツを同じくし、同じ境内に2札所がある。今は、右が観音寺、左が神恵院となるような配置になっているが、かっては神恵院の本堂が観音寺本堂の岡の左上に在り、混乱したものだ。そのお堂は薬師堂となっている。予報通り、雨風が強くなる傾向で、雲辺寺のケーブルが風の具合で休止したり解除したりしているという。お客様に説明し、なんとか午前中に行程を打ち上げることにした。67番大興寺を打ち、66番雲辺寺のロープウエイ乗り場に行くと、すぐに臨時便を出してくれて、雨の中、本堂・大師堂と廻り下山して、ようやく一安心。無事予定通り打ち終えて昼食会場の「観音寺グランドホテル」に向かう。13時過ぎのお昼となってしまった。帰路は、与島、三木SAで休憩し、守口着18時30分。合掌
春雷や 今宵限りの 桜かな
2012年4月13日金曜日
西国 善光寺お礼参り
平成24年4月8~9日
長野五輪以来久方ぶりに長野を訪れる機会がやってきた。西国のお礼参りだ。北向観音、長野善光寺、元善光寺を廻る。なんば発7時50分、お客様は39名。名神~中央道を走り、「レストハウス駒ヶ根」で昼食。ここから北向観音まで2時間ほど。北向観音の話をする。御本尊は千手観音、御堂が北に向いているところから、北向観音と呼ばれるが、善光寺と向き合っているので、裏善光寺とも呼ばれ、善光寺で「未来往生来世の利益」を願い、北向観音で「現世の利益」を祈願する。「片方だけでは片詣り」になると云われる。上田市の別所温泉にあり参道は、温泉町の風情がある。夕刻、長野に入り、宿坊泊(常智院)と松代ロイヤルホテル泊に分宿する。和尚はホテル組だ。昨日の朝の気温は-3度とか。桜より山の雪渓が目につく。翌朝、8時半にホテルを出発し、善光寺に向かう。駐車場で宿坊組と合流し、公認ガイドの案内でお参り開始だ。記念写真を本堂前で撮り、大勧進の無量寿殿でお勤め、ガイドさんのご詠歌もあって、御供養の受付だ。内陣の参拝後、戒壇巡り。さらに御供養の法要がある。宿坊の常智院で昼食とお軸や念珠のお仕立て受付だ。宿坊の奥さんのことが、本に紹介されていたので、「子豚ちゃん」のニックネームをお客さんに教えていた。それを本人に伝えると、おつまみのサービスがあったと報告があった。これは愉快だ。「おぎのや」で買い物をし、元善光寺に。浪速のあみだ池から本田善光に背負われて東上し、最初に落ち着いたお寺が此処なのだ。本堂に上がり込んでお勤めし、法話の後は戒壇巡りだ。16時半に打ち止め、2回程休憩し梅田着21時。西国のお礼参りが善光寺というのは、内陣の欄間に二十五菩薩が鎮座するが、その左右に百観音が配置されている。西国・板東・秩父の観音霊場のお礼参りはその由縁なりと云う。合掌
善光寺にて 春風や お礼参りの 善光寺
信濃路や 蕾は堅し 桜かな
元善光寺にて まだ堅し 舞台桜や 麻績(おみ)の里
(写真は、善光寺本堂)
長野五輪以来久方ぶりに長野を訪れる機会がやってきた。西国のお礼参りだ。北向観音、長野善光寺、元善光寺を廻る。なんば発7時50分、お客様は39名。名神~中央道を走り、「レストハウス駒ヶ根」で昼食。ここから北向観音まで2時間ほど。北向観音の話をする。御本尊は千手観音、御堂が北に向いているところから、北向観音と呼ばれるが、善光寺と向き合っているので、裏善光寺とも呼ばれ、善光寺で「未来往生来世の利益」を願い、北向観音で「現世の利益」を祈願する。「片方だけでは片詣り」になると云われる。上田市の別所温泉にあり参道は、温泉町の風情がある。夕刻、長野に入り、宿坊泊(常智院)と松代ロイヤルホテル泊に分宿する。和尚はホテル組だ。昨日の朝の気温は-3度とか。桜より山の雪渓が目につく。翌朝、8時半にホテルを出発し、善光寺に向かう。駐車場で宿坊組と合流し、公認ガイドの案内でお参り開始だ。記念写真を本堂前で撮り、大勧進の無量寿殿でお勤め、ガイドさんのご詠歌もあって、御供養の受付だ。内陣の参拝後、戒壇巡り。さらに御供養の法要がある。宿坊の常智院で昼食とお軸や念珠のお仕立て受付だ。宿坊の奥さんのことが、本に紹介されていたので、「子豚ちゃん」のニックネームをお客さんに教えていた。それを本人に伝えると、おつまみのサービスがあったと報告があった。これは愉快だ。「おぎのや」で買い物をし、元善光寺に。浪速のあみだ池から本田善光に背負われて東上し、最初に落ち着いたお寺が此処なのだ。本堂に上がり込んでお勤めし、法話の後は戒壇巡りだ。16時半に打ち止め、2回程休憩し梅田着21時。西国のお礼参りが善光寺というのは、内陣の欄間に二十五菩薩が鎮座するが、その左右に百観音が配置されている。西国・板東・秩父の観音霊場のお礼参りはその由縁なりと云う。合掌
善光寺にて 春風や お礼参りの 善光寺
信濃路や 蕾は堅し 桜かな
元善光寺にて まだ堅し 舞台桜や 麻績(おみ)の里
(写真は、善光寺本堂)
四国1回 1番~6番 守口発
平成24年4月7日
守口から40名のお客様と出発。1回目はひたすら説明と解説で1番霊山寺までしゃべり続けることとなる。1番で納経用品を揃え、大師堂で法話を聞いて2番極楽寺へ。お昼が遅くなるが、車中の弁当を頂くタイミングは、2番から6番までの移動中しかないのが実情だ。6番安楽寺を打ち終えて14時15分、何とかスムースに廻れそうだ。5番地蔵寺、4番大日寺、3番金泉寺と廻り、打ち止めは16時45分。各寺で、比較的ゆったりと説明をすることが出来た。これは、閏年ということで逆打ちに人気が集中しているお陰だ。これは意外と穴場かも。20時半守口着。合掌
極楽寺にて 爛漫の 桜聞き入る 読経かな
守口から40名のお客様と出発。1回目はひたすら説明と解説で1番霊山寺までしゃべり続けることとなる。1番で納経用品を揃え、大師堂で法話を聞いて2番極楽寺へ。お昼が遅くなるが、車中の弁当を頂くタイミングは、2番から6番までの移動中しかないのが実情だ。6番安楽寺を打ち終えて14時15分、何とかスムースに廻れそうだ。5番地蔵寺、4番大日寺、3番金泉寺と廻り、打ち止めは16時45分。各寺で、比較的ゆったりと説明をすることが出来た。これは、閏年ということで逆打ちに人気が集中しているお陰だ。これは意外と穴場かも。20時半守口着。合掌
極楽寺にて 爛漫の 桜聞き入る 読経かな
母校の偲ぶ会とお参りと
平成24年4月4~5日
和尚の母校、善通寺第一高等学校の創設者を偲ぶ会が毎年4月5日に行われている。一昨年は、和尚も同窓会関西支部の代表として参列した。お墓や顕彰碑のあるお寺のご住職が亡くなり、後継者がまだ着任していないというので、和尚にお鉢が廻って来た。折角なので、前日から讃岐入りし札所を廻ることにした。61番から65番までと68、69番の7ヶ寺だ。まずは65番三角寺から逆打ちで61番香園寺まで。香園寺の桜が見事で、まるで桜のトンネルだ。雲辺寺まで足を延ばすと時間的に無理があると判断して68番神恵院、69番観音寺までで打ち止めとした。お客様と一緒ではないので、マイペースでのんびりお参りさせていただいた。夜は、事前に声を掛けていたので、同級生が集まり6人で会食、下戸が3人ひたすら飯を食い、それを見ながら3人が飲むという面白い図式。数十年振りに会ってもすぐ昔に戻れるのは、さすがに同級生だ。
5日は9時過ぎに「智光寺」へ行き法要の準備、車に一式積み込んできた。お寺は、浄土宗だが和尚は真言宗なので道具一式必要と云う訳だ。11時には、校長を始めとする高校関係者や、同窓会の会長、副会長などが揃い、法要。和尚の読経の後、全員でご法楽を勤めた。旧女学校なので、主力のおばあさん達が、喜んでくれて何よりだった。合掌
香園寺にて 満開の 桜トンネル 香園寺
和尚の母校、善通寺第一高等学校の創設者を偲ぶ会が毎年4月5日に行われている。一昨年は、和尚も同窓会関西支部の代表として参列した。お墓や顕彰碑のあるお寺のご住職が亡くなり、後継者がまだ着任していないというので、和尚にお鉢が廻って来た。折角なので、前日から讃岐入りし札所を廻ることにした。61番から65番までと68、69番の7ヶ寺だ。まずは65番三角寺から逆打ちで61番香園寺まで。香園寺の桜が見事で、まるで桜のトンネルだ。雲辺寺まで足を延ばすと時間的に無理があると判断して68番神恵院、69番観音寺までで打ち止めとした。お客様と一緒ではないので、マイペースでのんびりお参りさせていただいた。夜は、事前に声を掛けていたので、同級生が集まり6人で会食、下戸が3人ひたすら飯を食い、それを見ながら3人が飲むという面白い図式。数十年振りに会ってもすぐ昔に戻れるのは、さすがに同級生だ。
5日は9時過ぎに「智光寺」へ行き法要の準備、車に一式積み込んできた。お寺は、浄土宗だが和尚は真言宗なので道具一式必要と云う訳だ。11時には、校長を始めとする高校関係者や、同窓会の会長、副会長などが揃い、法要。和尚の読経の後、全員でご法楽を勤めた。旧女学校なので、主力のおばあさん達が、喜んでくれて何よりだった。合掌
香園寺にて 満開の 桜トンネル 香園寺
西国1回 青岸渡寺 西大寺発
平成24年4月3日
西国1回のお参りは1番青岸渡寺のみなのだが、これが一日懸かりの大仕事なのだ。しかも、台風並みの風雨が予想されている。お客様は33名、皆さん覚悟して雨対策は万全のようだ。中田食品で梅干し工場を見学し、那智山の麓のかまぼこセンターに到着したのが13時を廻っていた。雨風が激しいので、那智の滝も覗くだけにと話したが、結構がんばって見学してきたようだった。全身濡れネズミ状態でバスに戻り、「すごい水量でした」と口々に。ところが出発しようとすると、一人お客様が足りない。どうも、滝に行かず一人山を登ったようだ。添乗員が山道を走って追いかける。和尚達は、参道から登ることに。すると件のお客様が降りてくるではないか。バスで待つように言って、添乗員に携帯で連絡、添乗員はバスに戻り納経帖などを持って再度山登りだ。お客様は、遅れてはいけないと思い、先に登ったという。一言伝えてくれていれば良かったのだが、風速20m超の雨の中、添乗員は汗と雨でドロドロ状態だ。青岸渡寺でお参りの後、副住職の法話を聞く。どうも一番激しいタイミングで我々はお参りしたようだ。15時半ごろ出発、2時間ほど走ると雨は上がり、青空ものぞいて夕陽が美しい。19時半ごろ紀ノ川SAでニュースを見ると瀬戸大橋上で、電車が止まり170人が閉じ込められているらしい。20時45分西大寺着。2号車は、高速道路で風にあおられた乗用車に接触され、警察の現場検証とか。近鉄電車も混乱していたが、何とか最寄り駅にたどり着いた。合掌
咲き誇る 桜直撃 山嵐
嵐去り 折れし桜の 枝悲し
西国1回のお参りは1番青岸渡寺のみなのだが、これが一日懸かりの大仕事なのだ。しかも、台風並みの風雨が予想されている。お客様は33名、皆さん覚悟して雨対策は万全のようだ。中田食品で梅干し工場を見学し、那智山の麓のかまぼこセンターに到着したのが13時を廻っていた。雨風が激しいので、那智の滝も覗くだけにと話したが、結構がんばって見学してきたようだった。全身濡れネズミ状態でバスに戻り、「すごい水量でした」と口々に。ところが出発しようとすると、一人お客様が足りない。どうも、滝に行かず一人山を登ったようだ。添乗員が山道を走って追いかける。和尚達は、参道から登ることに。すると件のお客様が降りてくるではないか。バスで待つように言って、添乗員に携帯で連絡、添乗員はバスに戻り納経帖などを持って再度山登りだ。お客様は、遅れてはいけないと思い、先に登ったという。一言伝えてくれていれば良かったのだが、風速20m超の雨の中、添乗員は汗と雨でドロドロ状態だ。青岸渡寺でお参りの後、副住職の法話を聞く。どうも一番激しいタイミングで我々はお参りしたようだ。15時半ごろ出発、2時間ほど走ると雨は上がり、青空ものぞいて夕陽が美しい。19時半ごろ紀ノ川SAでニュースを見ると瀬戸大橋上で、電車が止まり170人が閉じ込められているらしい。20時45分西大寺着。2号車は、高速道路で風にあおられた乗用車に接触され、警察の現場検証とか。近鉄電車も混乱していたが、何とか最寄り駅にたどり着いた。合掌
咲き誇る 桜直撃 山嵐
嵐去り 折れし桜の 枝悲し
中部阪急 四国1回 名塩SA
平成23年4月2日
中部阪急の四国遍路が始まった。今日は、四日市から3台、名古屋から2台、岐阜から3台の8台という。西宮名塩SAでバスの到着を待つ。顔なじみの先達が5名揃った。コーヒーを飲みながら待つほどに、11時頃から順に到着する。和尚のバスは31名のお客様。大阪の1回目は、1番から6番まで打つが、中部は遠いので1番から3番までだ。1番霊山寺、2番極楽寺、3番金泉寺と順打ち、極楽寺の桜が見事だ。久しぶりに奥様と会話が出来た。「抱き地蔵」を列を作って順に抱いてもらい、「長命杉」で霊気を頂く。金泉寺の大師堂には、弘法大師御一代の絵が掲げられている。それを説明し、「黄金井」「閻魔堂」「弁慶の力石」と廻って16時打ち止め。名塩SAで18時にお別れ。合掌
極楽寺にて 桜花 愛でる仁王や 極楽寺
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