2012年4月29日日曜日

四国10回 60~65番 西大寺

平成24年4月24~25日

41名のお客様と西大寺から出発。車番は「544」、「5頭の獅子」と覚える。バスは2台で、和尚は1号車。情報では、25日は逆打ちバスが10数台集中するというので、今日中に横峰寺と三角寺は済ませておこうということになった。両寺ともマイクロに乗り換えての参拝となるからだ。上天気で、車窓から鯉のぼりの泳ぐ姿がまぶしい程だ。

車窓から  霞み立つ 風に泳ぐや 鯉のぼり

2度程休憩し、食事も済ませて65番三角寺へ。タクシーの配車係が人数を読み違えたようで、数名が遅れて到着となった。お勤めを始めてしまっていたので、失礼をしてしまった。

三角寺にて 一茶詠む 山桜かな 三角寺

次いで、60番横峰寺に向かう。駐車場が境内から相当上にあるので、帰りは胸突き八丁になる。名物の石楠花を期待したが、やはり数週間早い感じだ。まだ桜が見事に咲いている。

横峰寺にて 石楠花を 待つ桜かな 横峰寺

横峰寺にて 石楠花の 蕾は堅し 横峰寺

なんとか、もう一ヶ寺廻れそうなので、64番前神寺を打つことにする。16時半を過ぎると「運心」で、火の気はご勘弁と話していたが、16時20分に到着。入口近くの大師堂は、蝋燭・線香のご供養ができた。本堂に向かう途中の、ファニィフェイスのお大師さまや1円アルミ貨を貼りつけたお不動さんなどを紹介する。和尚も1円玉をお不動産に投げて見たが、旨く貼りつく事は出来なかった。打ち止めは丁度17時。お宿の道後温泉「ホテル・ルナパーク」へ。

前神寺にて お不動に 一円貼るや 前神寺

ホテルは、満員とあって乗務員と先達はビジネスホテル勝山へ分宿。夕食をルナパークで済ませ移動する。道後に戻るのも面倒になり、そのまま寝てしまった。翌朝、ルナパークで朝食を摂り8時30分出発。こんなにゆったりできるのは、この10回位かも。62番宝寿寺から63番吉祥寺と廻る。山門をくぐると赤や白の大輪の牡丹がお出迎えだ。成就石で運だめしをする方もいて和やかだ。「くぐり吉祥天」から六角堂へ。本尊の毘沙門天を除く残りの六福神が祀られていて、これで七福神のお参りを済ませたことになる。

宝寿寺にて 春の朝 微笑む石の 十一面

吉祥寺にて 大輪の 牡丹迎える 吉祥寺

吉祥寺にて 成就石 突きだし試す 遍路杖

打ち止めは51番香園寺、大講堂に上がり、大日如来のお話をさせていただく。右隅にあるお大師さまの燈明が灯されていなかったので、作務中の小僧さんに声を掛け燈明を点けてもらった。
先日は、桜のトンネルだったが散ってしまい、今は八重桜だ。打ち止めは11時30分。

香園寺にて 八重桜 大日如来 香園寺

りんりんパークで昼食、吉野川HWO、淡路HWOで休憩を取り西大寺到着は18時前。大変スムースだったが「黄砂」の2日間でもあった。合掌
(写真は上は、吉祥寺の牡丹。下は香園寺の子安大師堂の八重桜)

西国7回 20~23番 西大寺

平成24年4月23日

41名のお客様と西大寺を8時10分に出発。帝産観光バスの車番は「484」、「皺寄らぬ」と覚えましょうと声を掛けた。京奈和道に入り京田辺PAで弁当のpick  upとトイレ休憩、10時前に20番善峰寺に到着。駐車場からは急な参道を登らなくてはならない。朝一番とあって、空気も新緑もさわやかだ。本堂で読経の後は、寺宝展や遊龍の松など自由に散策してもらう。和尚は、まず寺宝展を覗いた。桂昌院ゆかりの寺とあって徳川家関係も多い。皆がそろったので出発しようとすると、定期バスが登って来るというので、しばし待機。

善峰寺にて  黄緑の 若きもみじに 朝の露

21番穴太寺に向かう前に「豆屋黒兵衛」に立ち寄り。豆類の専門店で、お菓子類が豊富だ。穴太寺のお参り後、本堂の特別拝観。20人超えると300円が200円になるというので希望者を募ると、ほとんどの方が参加という。明治時代に天井裏で発見された「涅槃釈迦像」(寝釈迦のなで仏)が人気の的だった。日本庭園を見学するにはさらに200円とあって、こちらは皆パスする。来年が33年振りのご開張の年のはずなので確認すると、西国札所会の特別ご開張があったので、来年のことはまだどうするか住職から聞かされていないという。繰り上げご開張と云うことで、来年は中止かもしれない。車中で昼食を摂り、23番勝尾寺へ向かう。素晴らしく手入れが行き届いていて「仏教テーマパーク」という印象だ。山門をくぐり、石段を登ると多宝塔が目に飛び込んでくる。桜と新緑のコントラストが見事だ。

勝尾寺にて  新緑と 桜が包む 多宝塔

同参道にて  白赤も まだらもあり 石楠花や

打ち止めの寺は22番総持寺。山陰流包丁式の藤原山蔭が開祖とあって、日本の板前さん達の総本山だ。駐車スペースがないので、バスと待ち合わせて乗車、帰路に着く。打ち止めは16時
。上天気で、さわやかなお参り日和だった。合掌
(写真は、上は善峰寺の山門、下は勝尾寺の多宝塔)

四国の民謡

宇和島おんど

1.空に浮かんだ鶴島城を ぐるり囲んだ町模様
  伊予の宇和島十万石の 意気が波うつ海の色
  (お囃子)
  いっぺんキサイヤ オイデナセ ソレ
  宇和島よいとこ オイデナセ

2.客で賑わう商店街は いつも繁昌の晴れ姿
  天赦園なら菖蒲や藤の 花にかくれた恋もある

3.お国自慢は和霊のまつり 街が湧きたつ牛相撲
  大漁祈願の景気をつけて 港うずめる幟船

2012年4月20日金曜日

伊予の国 一国巡り

平成24年4月15~18日
和尚と巡る一国巡りも今回で第7回、伊予の国を巡る。と云っても前回土佐の国の2ヶ寺を廻り切れていないので、そこからのスタートだし、伊予の国も60番からは次回廻しだ。参加者は、15名。常連に初参加が3名加わった。15日夜のフェリーで新居浜・東予港に上陸、38番金剛頂寺から順にまわる予定だ。いつものように、フェリーの中で宴会だ。久しぶりに顔を合わせるので会話も弾む。手作りの天麩羅が大人気。
早朝、5時半から朝食を摂り6時10分着岸。時間があるので、「いろは歌」「ご詠歌」のCDを流しお稽古。2度ほど休憩して、足摺岬の金剛福寺に11時20分にたどり着いた。これからが本番、雨の降る中お参り。昼食は足摺岬の根元・土佐清水港の「黒潮市場」。「鮪のかぶと煮」がオリジナルの人気商品だ。39番延光寺は、赤亀伝説でご朱印は亀、20番鶴林寺の鶴の朱印とセットになる。初日の打ち止めは40番観自在寺、空海の「南無阿弥陀仏」の印判で刷った手ぬぐいが有名、平城天皇のお髪塚もある。16時に打ち止めし、宇和島グランドホテル入り。此処での楽しみは「ほづみ亭」の郷土料理の」数々だ。多彩な料理に超満足、2次会はホテルの部屋で今夜も一献。何しろお酒もつまみも皆持参なのだ。
17日、7時20分に出発、雨は上がり爽やかな天気。杖を忘れた、笈摺を忘れたなどとバタバタしたが、まずは41番龍光寺へ。門前の「風月庵」の吹雪饅頭を長老2人が全員にご接待だ。42番佛木寺、43番明石寺と廻り45番岩屋寺に挑戦だ。皆、30分は登って貰わないと本堂にたどり着けない。足の不自由な同級生が心配だったが、皆に励まされて、無事登り切った。麓の「一休館」でお茶の御接待を受け、バスで弁当をいただきながら全員揃うのを待つ。44番大寶寺も結構きついのだが、岩屋寺を済ますと楽に感じるから不思議だ。門前の「すごうさん」で休憩し、松山市内へ向かう。新しい道路が開通していて、片道10分は短縮とか往復20分の短縮は大きい。47番八坂寺から廻るのだが、ドライバーさんが、本堂横の駐車場まで運んでくれた。確認の所、9mまでの中型バスならOKだったという。これは助かった。境内の朱木蓮が見事。46番浄瑠璃寺で稚児大師像を抱き、ご祈願をして48番西林寺へ。此処までで打ち止め、宿は道後温泉の宝荘。道後の夜を散策して貰うことにし、宴会後の2次会は、和尚の部屋で23時まで「bar秀寛」を開店しているので適当にどうぞとした。

八坂寺にて   朱木蓮 いやさか不動 八坂寺(やさかでら)

18日、51番石手寺、50番繁多寺、49番浄土寺の順に廻る方が効率的と云うドライバーさんの意見に従ってお参り開始。桜の名所・繁多寺も葉桜状態だが、山門の八重桜は満開。浄土寺は駐車場からの距離があるのだが、足に不安のある2人と添乗員を寺の近くで乗降させることにした。仁王門に黄色ぽい桜が満開だ。聞けば「黄衣桜」とか52番太山寺は、和尚の好きなお寺の一つだが、駐車場から参道を登るので、時間がかかる。眼の一畑薬師を勧請しているので、年の数だけ「め」を書いて置くように伝えておいた。53番圓明寺を打って12時前。今治に向かう車中でお弁当タイム。

繁多寺にて   葉桜の なかで際立つ 八重桜

浄土寺にて   仁王門 黄桜開く 三蔵院

1時間ほどで、54番延命寺到着、55番南光坊、56番泰山寺と廻って、残り時間が心配になってきた。57番栄福寺は、バスならば数100mは歩くのだが、門前の駐車場まで登って貰い、58番仙遊寺も最後の急坂を登り、本堂横まで着けて貰った。ドライバーさんのお陰で、59番国分寺を16時30分に打ち止め出来た。有難し、有難しだ。

仙遊寺にて   小紫 山つつじや 仙遊寺

後は、ひたすら走るだけ「しまなみ海道」と通り山陽道経由で帰路に。夕べの勤行を済まし、
焼酎の1升瓶を開ける。わざわざ取り寄せてくれたという逸品で、大好評。リクエストに応え和尚は空海作「聞後夜仏法僧鳥」や自作の俳句を吟ずる。車中で詩吟を披露するのも久しぶりだ。
先輩の「河内音頭」もあって、楽しく大阪へ。11月の第8回讃岐路一国巡りでの再会を記して散会。おつかれさまでした。合掌



2012年4月14日土曜日

読売奈良 西国5回 15番~19番+元慶寺

平成24年4月14日
読売奈良の西国5回に添乗。西大寺から乗車し、お客様は27名と程良い人数、しかし添乗員は一人でハード。8時に出発、天理からのスタートなので、京田辺SAでトイレ休憩。土曜日とあって、清水寺の駐車場が満杯になるといけないのでまずは、16番清水寺を目指す。予想通り、既に駐車場はほぼ埋まっている。聞けば、長野方面の中学生の修学旅行の時期のようだ。参道は溢れんばかりの人波だ。本堂に上がり勤行。気がつけば、まともにお経を上げているのは我々だけだ。集合時間を決めて、解散。和尚は電通の先輩が営む「村上喜宝堂」に腰を落ち着けお茶を御馳走になる。17番六波羅密寺も本堂に上がり、お念珠の講釈をする。この2ヶ寺をクリアすれば、後はそう心配することはない。智積院の一休庵で昼食、枝垂れ桜が満開だ。近畿三十六不動尊の第20番札所でもあるので、御朱印を頂く。お昼からはまず15番観音寺へ向かう。今熊野の名前で知られている御寺泉涌寺の塔頭寺院だ。ここでも本堂に上がりお参り後、若い僧侶の解説を聞く。「頭」に御霊験がある御本尊という事を力説されていた。19番革堂(行願寺)に行くと、老尼がお元気に迎えて頂いた。その元気さにお客様もびっくりだ。18番六角堂(頂法寺)もすごい人だ。随所に池坊のパホーマンスもあり、華やかだ。お客様には、シースルーエレベーターで上から六角のお堂を拝見するように勧めておいた。打ち止めは、番外の元慶寺。西国中興の花山法皇落飾の寺だ。道が狭いので、バスは日野自動車に駐車、我々は15分程歩いてお寺に向かう。午後からは、雨もあがり爽やかな気分だ。一日、他の団体の前方を駆け抜けたためか、スムースに打ち終えたた。西大寺到着17時。快調な一日だった。合掌


散りそめし 川端桜 寺まいり

四国逆打ち4回 76~66番 守口発

平成24年4月10~11日
守口から39名のお客様と出発。京阪沿線から2台、茨木・高槻方面から2台と4台出ている。逆打ちだけに、順番を変更する訳にもいかないので、列を作ってのお参りとなる。山陽道から瀬戸大橋経由で四国に上陸、お昼は坂出の「さぬき麺業」宇多津店だ。到着してみると、なんと和尚の2号車が先頭のようだ。昼からお参り開始、まずは76番金倉寺から。75番善通寺、74番甲山寺、73番出釈迦寺、72番曼荼羅寺までが今日の予定だが、明日の天気予報は雨模様なので、なんとか71番弥谷寺までは済ませたいと思っていた。72番を終えて余裕ができたので、ホッと一安心。ゆっくりとお参りさせていただいた。まずは、大師堂に上がり込み、奥の岩窟まで堪能。同じことを考えた1号車も和尚が大師堂を占領しているので、本堂からのお参りに変更するなどしていた。歩き組は、麓の「俳句茶屋」で、お茶の御接待をいただきながら草餅を皆味わっている。宿の「アパホテル高松空港」に18時前にたどり着いた。展望温泉を楽しんでいただいてからの夕食。和尚も、なじみの先達や添乗員さん達と楽しく食事を楽しんで、爆睡。
翌朝は、朝から雨と覚悟していたが、なんとか持っている。70番本山寺からスタート。五重塔がシャープで美しい。本堂も国宝だ。相変わらず手入れの行き届いた境内は素晴らしい。69番観音寺と68番神恵院は、ルーツを同じくし、同じ境内に2札所がある。今は、右が観音寺、左が神恵院となるような配置になっているが、かっては神恵院の本堂が観音寺本堂の岡の左上に在り、混乱したものだ。そのお堂は薬師堂となっている。予報通り、雨風が強くなる傾向で、雲辺寺のケーブルが風の具合で休止したり解除したりしているという。お客様に説明し、なんとか午前中に行程を打ち上げることにした。67番大興寺を打ち、66番雲辺寺のロープウエイ乗り場に行くと、すぐに臨時便を出してくれて、雨の中、本堂・大師堂と廻り下山して、ようやく一安心。無事予定通り打ち終えて昼食会場の「観音寺グランドホテル」に向かう。13時過ぎのお昼となってしまった。帰路は、与島、三木SAで休憩し、守口着18時30分。合掌

春雷や 今宵限りの 桜かな

2012年4月13日金曜日

西国 善光寺お礼参り

平成24年4月8~9日

長野五輪以来久方ぶりに長野を訪れる機会がやってきた。西国のお礼参りだ。北向観音、長野善光寺、元善光寺を廻る。なんば発7時50分、お客様は39名。名神~中央道を走り、「レストハウス駒ヶ根」で昼食。ここから北向観音まで2時間ほど。北向観音の話をする。御本尊は千手観音、御堂が北に向いているところから、北向観音と呼ばれるが、善光寺と向き合っているので、裏善光寺とも呼ばれ、善光寺で「未来往生来世の利益」を願い、北向観音で「現世の利益」を祈願する。「片方だけでは片詣り」になると云われる。上田市の別所温泉にあり参道は、温泉町の風情がある。夕刻、長野に入り、宿坊泊(常智院)と松代ロイヤルホテル泊に分宿する。和尚はホテル組だ。昨日の朝の気温は-3度とか。桜より山の雪渓が目につく。翌朝、8時半にホテルを出発し、善光寺に向かう。駐車場で宿坊組と合流し、公認ガイドの案内でお参り開始だ。記念写真を本堂前で撮り、大勧進の無量寿殿でお勤め、ガイドさんのご詠歌もあって、御供養の受付だ。内陣の参拝後、戒壇巡り。さらに御供養の法要がある。宿坊の常智院で昼食とお軸や念珠のお仕立て受付だ。宿坊の奥さんのことが、本に紹介されていたので、「子豚ちゃん」のニックネームをお客さんに教えていた。それを本人に伝えると、おつまみのサービスがあったと報告があった。これは愉快だ。「おぎのや」で買い物をし、元善光寺に。浪速のあみだ池から本田善光に背負われて東上し、最初に落ち着いたお寺が此処なのだ。本堂に上がり込んでお勤めし、法話の後は戒壇巡りだ。16時半に打ち止め、2回程休憩し梅田着21時。西国のお礼参りが善光寺というのは、内陣の欄間に二十五菩薩が鎮座するが、その左右に百観音が配置されている。西国・板東・秩父の観音霊場のお礼参りはその由縁なりと云う。合掌

善光寺にて   春風や お礼参りの 善光寺

信濃路や 蕾は堅し 桜かな

元善光寺にて  まだ堅し 舞台桜や 麻績(おみ)の里

(写真は、善光寺本堂)

四国1回 1番~6番 守口発

平成24年4月7日
守口から40名のお客様と出発。1回目はひたすら説明と解説で1番霊山寺までしゃべり続けることとなる。1番で納経用品を揃え、大師堂で法話を聞いて2番極楽寺へ。お昼が遅くなるが、車中の弁当を頂くタイミングは、2番から6番までの移動中しかないのが実情だ。6番安楽寺を打ち終えて14時15分、何とかスムースに廻れそうだ。5番地蔵寺、4番大日寺、3番金泉寺と廻り、打ち止めは16時45分。各寺で、比較的ゆったりと説明をすることが出来た。これは、閏年ということで逆打ちに人気が集中しているお陰だ。これは意外と穴場かも。20時半守口着。合掌

 極楽寺にて  爛漫の 桜聞き入る 読経かな

母校の偲ぶ会とお参りと

平成24年4月4~5日
和尚の母校、善通寺第一高等学校の創設者を偲ぶ会が毎年4月5日に行われている。一昨年は、和尚も同窓会関西支部の代表として参列した。お墓や顕彰碑のあるお寺のご住職が亡くなり、後継者がまだ着任していないというので、和尚にお鉢が廻って来た。折角なので、前日から讃岐入りし札所を廻ることにした。61番から65番までと68、69番の7ヶ寺だ。まずは65番三角寺から逆打ちで61番香園寺まで。香園寺の桜が見事で、まるで桜のトンネルだ。雲辺寺まで足を延ばすと時間的に無理があると判断して68番神恵院、69番観音寺までで打ち止めとした。お客様と一緒ではないので、マイペースでのんびりお参りさせていただいた。夜は、事前に声を掛けていたので、同級生が集まり6人で会食、下戸が3人ひたすら飯を食い、それを見ながら3人が飲むという面白い図式。数十年振りに会ってもすぐ昔に戻れるのは、さすがに同級生だ。
5日は9時過ぎに「智光寺」へ行き法要の準備、車に一式積み込んできた。お寺は、浄土宗だが和尚は真言宗なので道具一式必要と云う訳だ。11時には、校長を始めとする高校関係者や、同窓会の会長、副会長などが揃い、法要。和尚の読経の後、全員でご法楽を勤めた。旧女学校なので、主力のおばあさん達が、喜んでくれて何よりだった。合掌

香園寺にて  満開の 桜トンネル 香園寺

西国1回 青岸渡寺 西大寺発

平成24年4月3日
西国1回のお参りは1番青岸渡寺のみなのだが、これが一日懸かりの大仕事なのだ。しかも、台風並みの風雨が予想されている。お客様は33名、皆さん覚悟して雨対策は万全のようだ。中田食品で梅干し工場を見学し、那智山の麓のかまぼこセンターに到着したのが13時を廻っていた。雨風が激しいので、那智の滝も覗くだけにと話したが、結構がんばって見学してきたようだった。全身濡れネズミ状態でバスに戻り、「すごい水量でした」と口々に。ところが出発しようとすると、一人お客様が足りない。どうも、滝に行かず一人山を登ったようだ。添乗員が山道を走って追いかける。和尚達は、参道から登ることに。すると件のお客様が降りてくるではないか。バスで待つように言って、添乗員に携帯で連絡、添乗員はバスに戻り納経帖などを持って再度山登りだ。お客様は、遅れてはいけないと思い、先に登ったという。一言伝えてくれていれば良かったのだが、風速20m超の雨の中、添乗員は汗と雨でドロドロ状態だ。青岸渡寺でお参りの後、副住職の法話を聞く。どうも一番激しいタイミングで我々はお参りしたようだ。15時半ごろ出発、2時間ほど走ると雨は上がり、青空ものぞいて夕陽が美しい。19時半ごろ紀ノ川SAでニュースを見ると瀬戸大橋上で、電車が止まり170人が閉じ込められているらしい。20時45分西大寺着。2号車は、高速道路で風にあおられた乗用車に接触され、警察の現場検証とか。近鉄電車も混乱していたが、何とか最寄り駅にたどり着いた。合掌
 
  咲き誇る 桜直撃 山嵐

  嵐去り 折れし桜の 枝悲し

中部阪急 四国1回 名塩SA

平成23年4月2日
中部阪急の四国遍路が始まった。今日は、四日市から3台、名古屋から2台、岐阜から3台の8台という。西宮名塩SAでバスの到着を待つ。顔なじみの先達が5名揃った。コーヒーを飲みながら待つほどに、11時頃から順に到着する。和尚のバスは31名のお客様。大阪の1回目は、1番から6番まで打つが、中部は遠いので1番から3番までだ。1番霊山寺、2番極楽寺、3番金泉寺と順打ち、極楽寺の桜が見事だ。久しぶりに奥様と会話が出来た。「抱き地蔵」を列を作って順に抱いてもらい、「長命杉」で霊気を頂く。金泉寺の大師堂には、弘法大師御一代の絵が掲げられている。それを説明し、「黄金井」「閻魔堂」「弁慶の力石」と廻って16時打ち止め。名塩SAで18時にお別れ。合掌

 極楽寺にて  桜花 愛でる仁王や 極楽寺