2012年4月20日金曜日

伊予の国 一国巡り

平成24年4月15~18日
和尚と巡る一国巡りも今回で第7回、伊予の国を巡る。と云っても前回土佐の国の2ヶ寺を廻り切れていないので、そこからのスタートだし、伊予の国も60番からは次回廻しだ。参加者は、15名。常連に初参加が3名加わった。15日夜のフェリーで新居浜・東予港に上陸、38番金剛頂寺から順にまわる予定だ。いつものように、フェリーの中で宴会だ。久しぶりに顔を合わせるので会話も弾む。手作りの天麩羅が大人気。
早朝、5時半から朝食を摂り6時10分着岸。時間があるので、「いろは歌」「ご詠歌」のCDを流しお稽古。2度ほど休憩して、足摺岬の金剛福寺に11時20分にたどり着いた。これからが本番、雨の降る中お参り。昼食は足摺岬の根元・土佐清水港の「黒潮市場」。「鮪のかぶと煮」がオリジナルの人気商品だ。39番延光寺は、赤亀伝説でご朱印は亀、20番鶴林寺の鶴の朱印とセットになる。初日の打ち止めは40番観自在寺、空海の「南無阿弥陀仏」の印判で刷った手ぬぐいが有名、平城天皇のお髪塚もある。16時に打ち止めし、宇和島グランドホテル入り。此処での楽しみは「ほづみ亭」の郷土料理の」数々だ。多彩な料理に超満足、2次会はホテルの部屋で今夜も一献。何しろお酒もつまみも皆持参なのだ。
17日、7時20分に出発、雨は上がり爽やかな天気。杖を忘れた、笈摺を忘れたなどとバタバタしたが、まずは41番龍光寺へ。門前の「風月庵」の吹雪饅頭を長老2人が全員にご接待だ。42番佛木寺、43番明石寺と廻り45番岩屋寺に挑戦だ。皆、30分は登って貰わないと本堂にたどり着けない。足の不自由な同級生が心配だったが、皆に励まされて、無事登り切った。麓の「一休館」でお茶の御接待を受け、バスで弁当をいただきながら全員揃うのを待つ。44番大寶寺も結構きついのだが、岩屋寺を済ますと楽に感じるから不思議だ。門前の「すごうさん」で休憩し、松山市内へ向かう。新しい道路が開通していて、片道10分は短縮とか往復20分の短縮は大きい。47番八坂寺から廻るのだが、ドライバーさんが、本堂横の駐車場まで運んでくれた。確認の所、9mまでの中型バスならOKだったという。これは助かった。境内の朱木蓮が見事。46番浄瑠璃寺で稚児大師像を抱き、ご祈願をして48番西林寺へ。此処までで打ち止め、宿は道後温泉の宝荘。道後の夜を散策して貰うことにし、宴会後の2次会は、和尚の部屋で23時まで「bar秀寛」を開店しているので適当にどうぞとした。

八坂寺にて   朱木蓮 いやさか不動 八坂寺(やさかでら)

18日、51番石手寺、50番繁多寺、49番浄土寺の順に廻る方が効率的と云うドライバーさんの意見に従ってお参り開始。桜の名所・繁多寺も葉桜状態だが、山門の八重桜は満開。浄土寺は駐車場からの距離があるのだが、足に不安のある2人と添乗員を寺の近くで乗降させることにした。仁王門に黄色ぽい桜が満開だ。聞けば「黄衣桜」とか52番太山寺は、和尚の好きなお寺の一つだが、駐車場から参道を登るので、時間がかかる。眼の一畑薬師を勧請しているので、年の数だけ「め」を書いて置くように伝えておいた。53番圓明寺を打って12時前。今治に向かう車中でお弁当タイム。

繁多寺にて   葉桜の なかで際立つ 八重桜

浄土寺にて   仁王門 黄桜開く 三蔵院

1時間ほどで、54番延命寺到着、55番南光坊、56番泰山寺と廻って、残り時間が心配になってきた。57番栄福寺は、バスならば数100mは歩くのだが、門前の駐車場まで登って貰い、58番仙遊寺も最後の急坂を登り、本堂横まで着けて貰った。ドライバーさんのお陰で、59番国分寺を16時30分に打ち止め出来た。有難し、有難しだ。

仙遊寺にて   小紫 山つつじや 仙遊寺

後は、ひたすら走るだけ「しまなみ海道」と通り山陽道経由で帰路に。夕べの勤行を済まし、
焼酎の1升瓶を開ける。わざわざ取り寄せてくれたという逸品で、大好評。リクエストに応え和尚は空海作「聞後夜仏法僧鳥」や自作の俳句を吟ずる。車中で詩吟を披露するのも久しぶりだ。
先輩の「河内音頭」もあって、楽しく大阪へ。11月の第8回讃岐路一国巡りでの再会を記して散会。おつかれさまでした。合掌



1 件のコメント:

  1. 第8回 讃岐路一国巡りの日程は
    11月11日 夜フェリーで出発12、13、14日で60番横峰寺から88番大窪寺までをまわります。
     お問い合わせは 
          田尾秀寛  090-2352-3927
      ハロートラベル(松山)06-6306-6410まで

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