2016年7月14日木曜日

西国 25~27番+花山院 

平成28年7月13日

花山法皇ご廟
お四国遍路仲間との西国巡拝の2回目、7時半になんばを出発。隣町のご夫婦と女性先達2名を乗せて、愛車のハンドルを握る。雨が激しく、窓に叩きつける。姫路に向かう高速道路は、随所で事故渋滞、27番圓教寺に着くと雨は小降りに。ロープウエイを下りて、バスに乗ることにした。足元の不安があるからだ。摩尼殿に上がると、内陣は団体参拝の読経中。お邪魔してはと、先にご朱印を戴いて待つことに。メンバーの希望もあって、三つ堂へ。しばしば映画のロケに使用されるので、楽しみにされていたようだ。食堂の宝物館も見学して、薦められるままに、奥の院・開山堂へ足を延ばした。左甚五郎作の力士像が、屋根を支えている。下山すると丁度お昼、杵屋さんで昼食を摂る。女性軍は、お菓子のお買いものタイムだ。次いで、26番一乗寺へ。入り口で杖を借りて石段を上る。小雨だから良いが、強い雨だとこの石段が滝に変貌するのだ。本堂から国宝の三重塔のシャッターポイントをお教えする。25番幡州清水寺も奥行きの深い寺、本堂手前の薬師堂の干支の十二神将像が楽しい。撮影禁止とも書いてないので、和尚の干支である戌を撮影。(禁止だったらごめんなさい)もう1ヶ寺と番外花山院を目指す。受付時間を確認すると17時までなので、なんとか辿り着けそうだ。急坂を一気に上り、16時20分頃到着、先にご朱印をお願いした。花山法皇殿に上がりお勤め、お寺の本尊である薬師如来や幸福の七地蔵、そしてご廟を拝んで失礼する。麓の「十二妃の墓」へ案内するが、看板の説明に納得できない表現があった。予定の4ヶ寺を無事打ちあげて帰路に。第3回目は8月29日に。合掌

   梅雨最中 西国巡礼 幡州路
戌の十二神将

西国1回 1番青岸渡寺 なんば発

平成28年7月12日
那智の滝 説明板

41名のお客様となんばを8時に出発。もう1台姫路から出ているようだが、時間差があるので、問題はない。約500km超のドライブなので、ドライバーさんは二人体制だ。添乗員も本来一人なのだが、御参りの研修のため一人追加で二人。1時間ほどで、紀ノ川SA。軒先の巣にいる子燕も大きくて間もなく巣立つ雰囲気だ。更に1時間で中田食品へ。梅干しと梅酒を味わえるのが人気だが、もうひとつの魅力は「ギャラリー梅園」、社員もどのくらい収蔵しているかわからないと云うほどの内容で、季節ごとに展示が変わる。買い物が終われば、ぜひにとお薦めしておいたが、ほとんどの方が見学に行かれたようだった。添乗員も初めて聞きましたとびっくりしていた。お客様の中に、知り合いの先達おしどり夫妻が乗車していてご挨拶。相変わらず御熱心だ。恐縮することに、最高級の梅酒をいただいた。かまぼこセンターで、線香や蝋燭をpick upし、那智の滝に到着が13時15分。「飛瀧神社」と書いて「ひろうじんじゃ」と読む。熊野観光センターにバスを停め、いよいよ山登りだ。境内に辿りついて、霊水で喉を潤す。お参り後は、いつものように法話をいただくが、今日は副住職の出番。45分後の15時出発を告げて解散、瀧を遠望し那智大社をお参りして下山となる。途中で先着のはずの姫路組が上ってきた。お客様が2名来られなくて、出発が遅れたとの事。観光センターでは、お薦めの「黒飴アイス」が人気。汗びっしょりの衣帯を、お不動さんのTシャツと作務衣に着替えてホッとする。往路は、海岸線を走ったが、帰路は中辺路ルートで、「ちかつゆ」、紀ノ川で休憩して、なんば着20時。思っていたよりスムースな旅でした。合掌

紀ノ川SAにて  巣立ち前 親待つ三羽の 若燕

2016年7月9日土曜日

四国 逆打ち7回 45~41番 生駒発

平成28年7月5~6日

岩屋寺の重文の大師堂
通常の生駒集合は8時20分、この回に限り8時集合なので、勘違いしているお客様がいないか添乗員は心配していたが、無事時間内に集合していただいた。お客様は39名、西宮芦屋方面から1台出ているとのこと。向こうの方が先行しているはずなので、気にする必要もない。初日は、45番岩屋寺、44番大寶寺と山登りの一日だ。石鎚山HWOで昼食を摂り、岩屋寺麓の駐車場に14時半頃到着。幸いなことに雨は無い。熱中症の心配もあるので、くれぐれも無理をしないように伝えて、出発。お四国で、隋一の難所でタクシーのオプションもなく、ひたすら歩くのみなのだ。二人ほど、リタイヤしたようだが、ほとんどの方が登りきった。先行している団体のお勤め終わりを待って、本堂から大師堂へと巡る。なんと先行する団体は歩き遍路のツアーで、先達は良く知っている霊山寺先達会の女性、「お久しぶり」とご挨拶。麓の「一休館」でご接待を受け、44番大寶寺へ向かう。事前に名物の「おくま饅頭」の希望を聞くと29箱の御注文。駐車場まで出前をお願いしておいた。小豆の皮を取り7時間煮詰め、漉し餡の薄皮饅頭と説明した。8個入り1000円。珍しい御饅頭で評判も良い。大寶寺を17時に打ち止めて、お宿は道後温泉のホテルルナパーク。逆打ち6回の2台と7回の2台が集結して、阪急トラピックスの貸し切り状態だ。ホテルに着くまでの時間を利用して、道後温泉の見どころ、買い物所を説明する。その中の伊予絣の店や千円ショップで和尚も衝動買いしてしまった。20時のからくり時計に、お客様も集まっていた。
6日 7時半の出発予定も、お客様の集まりが良く、早めに出発できた。午前中に残り3ヶ寺を廻る予定なのだ。43番明石寺に8時45分着、一番乗り。5分後に他所のバスが来たので、予定より早く出発できたお陰と、胸を撫で下ろす。山門に弘法大師の漢詩が掲げられている。意味を解説し、一吟披露する。42番佛木寺は、日陰が少なく、本堂と大師堂の間にようやく日陰を見つけてお勤め。山門が立派で素晴らしい。41番龍光寺は、神仏同居のお寺。通称「三間の御稲荷さん」だ。参道の饅頭屋さんに声を掛け、御茶と試食の準備をお願いしておいて
お勤めだ。11時に打ち止め、近くの「道の駅みま」でトイレ休憩。和尚はまたも衝動買い。土佐刃物の剪定鋏を買ってしまった。9800円の値札に「高いね」「それはそうですよ。物が違います。」で納得してしまった。昼食は、真珠会館。和尚の大学詩吟部の同期の高校の同級生が女社長で、久しぶりにお会いできた。元気でなによりだ。石鎚山HWOの休憩で、家内の依頼の「まな板」を購入。吉野川、淡路とHWO巡りをして生駒着19時過ぎ。とてもスムースだった。和尚は、まるで買い物ツアーの2日間と反省。合掌

道後温泉にて   坊っちゃん湯 からくり時計 夜の秋

            
           黒髪の 浴衣姿に 団扇映ゆ

 四国1回 ①~⑥番 生駒発

大日寺の鐘楼門
平成28年7月4日

閏年の逆打ち遍路が大はやりだが、どっこい順打ちも人気だ。7月にも第1回目がスタートする。奈良発のコースに34名のお客様。奈良からは2台、三宮方面からも1台出ている。淡路島の休憩で、三宮組は、先行を確認。2号車の先達は、心安い仲なので、廻る順番を打ち合わせ。和尚の1号車は1番、2番から6番へ飛び5,4,3番と廻る予定、2号車は1番から6番へ飛んでくれることになった。1番霊山寺では、納経用品の購入や法話、受戒があるため合同にならざるを得ないが、それからは別行動になるので、スムースな御参りが出来る。2番極楽寺で御参りを済ませ、売店である長寿庵に赴くと、久しぶりに大奥様が迎えてくれた。久しぶりの再会だ。鳴門金時の蒸かし芋や「すだち焼酎」などのご接待を頂く。お客様も、何度も御参りしている方とお試し気分でぶらぶらする方との両極端だ。納経帖なども少なくて、添乗員も拍子抜けの感。6番安楽寺では、見どころも多く、和尚の話も良く聞いてくれている。5番地蔵寺の樹齢800年超の大銀杏は青々と茂り、青い実をつけている。4番大日寺の境内整備も進んでいる感じで、大師堂への回廊に居並ぶ「西国三十三観音」も、美しく修復された仏像もあり、目下修理中の物もある。雨が降り出したが、傘をさす程でもない。打ち止めの3番金泉寺では、大師堂で、弘法大師のご一代記の絵を解説し、境内各所を案内。16時20分打ち止め。ハレルヤ製菓に立ち寄って帰路に就く。生駒着20時前。「願までに何度かご一緒しますよ」とご挨拶してお別れ。お疲れ様でした。合掌

 七月の お四国参り 打ち初め

 雷と  雨とが競ふ 阿波の寺

2016年7月2日土曜日

逆打ち 3回 82~72番 なんば発

平成28年6月27~28日

道隆寺・お大師と衛門三郎
なんばから38名のお客様と出発、12~13日の行程と一緒なので気は楽だ。お客様の中に、平成20年に一緒だったというご婦人がいて、「ようおまいり」もその時に購入と云う。声を掛けて頂いた。
11時40分坂出の「海鮮食堂」着、まずは腹ごしらえだ。先回は、「刺身定食」をいただいたので、今回は「天麩羅定食」に挑戦。和尚の好みから云えば、「天麩羅」の方が○だ。「希少味付けのり」を10袋ほど購入、前回の試食で美味しかったからだ。天気予報では、今日は何とかもちそうだ。82番根香寺から79番天皇寺の4ヶ寺が初日の予定、個人納経の方が5~6人いるが、何とか17時前に打ち止めた。81番白峰寺で、干支のご本尊が分からなかったと嘆く方が2,3名。お宿は、高松のニューグランデみまつ。さぬき市の先輩先達が、焼酎を差し入れてくれて、しばし歓談。ホテルの金井社長を紹介していただいた。
28日 残り7ヶ寺残っているので、7時30分の出発。昨夜来の雨がまだ残っているし、天気予報も雨マーク。出発の時に、ホテルの従業員が、靴に防水スプレーを吹き付け、金剛杖には、ビニール袋を掛けてくれる。飴のご接待もいただいて、お客様は大感激。1時間ほどで78番郷照寺、迷子予防に添乗員について行ってもらい、和尚は最後尾につく。門前の「地蔵餅」が売り切れてしまい、手に入らない方もいる始末。77番道隆寺では、「め」を書いた納め札を「潜徳院殿堂」に納め、門前の「サンエイ」で眼に効く御茶のご接待。75番善通寺では、「親鸞堂」に上がり親鸞上人自刻の御姿を拝する。門徒の方々は、大喜びだ。お昼は、琴平の「にしきや」、乗務員は、別メニューで、和尚はカレーとぶっかけうどん。善通寺界隈に戻り、74番甲山寺、73番出釈迦寺、72番曼荼羅寺と廻る。
善通寺で撮った記念写真は、甲山寺で販売。15時45分打ち止め。予報に反して、御参り中は、ほとんど雨に遭わなかった。日頃の行いの良いせいと、口々に。津田の松原、淡路で休憩を取り、梅田着19時45分。良い御参りでした。合掌

 郷照寺にて  地蔵餅 並ぶ遍路や 梅雨晴れ間