2018年8月21日火曜日

西国3回 5~8番+法起院 なんば発

平成30年8月18日

なんばから43名のお客様と8時50分に出発。近い札所をまわるのでスタートがゆっくりしている。和尚は、早めに到着して、朝食を取る。5番葛井寺まで30分ほど、藤井寺駅前から商店街を抜けて重文の西門から入る。18日は観音様のご縁日、国宝の十一面千手千眼観音の御開帳日でもある。お参り後、内陣に入り拝観(500円)。丁寧な解説もあって、皆
さんご満足。南門前の葛井餅も人気だ。8番長谷寺に向かう。早めの車中弁当。駐車場からまずは番外法起院へ。西国霊場開基の徳道上人のご廟所である。お墓の石塔の周りがお砂踏み道場となっているので、皆で一周する。長谷寺の登廊を上り本堂へ、長谷寺式大観音が迎えてくれる。清水寺式観音と並び人気の形の観音様だ。希望者をお連れして、御影堂、本長谷寺、五重塔と回り、7番岡寺へ。駐車場にバスが3台、阪急大阪と岐阜からそれぞれ2台づつ出ているのだ。我々が最後となる。順番待ちをして本堂でお参り。二臂の如意輪観音は、三国の土で作られこれ以上大きいと自重で崩壊するとか。打ち止めは6番壺阪寺、広い境内を案内することになるので、打ち止めの寺としては有難い。先行のバスの姿を見たので、釈迦三尊や四天王像の石仏群から案内、本堂のお参りの後は、お里沢一身投げの谷、釈迦一代を描いたレリーフ、大観音+涅槃釈迦像、石堂と回る。納経も時間がかかり、帰路は16時発。柿の葉寿し「たなか」の桜吉野店に立ち寄り、なんば18時前に到着。歩け歩けのお参りでした。

縁日の観音巡る残暑かな

 

2018年8月16日木曜日

読売奈良 西国9回 26~27番 五位堂発

平成30年8月8日

行先は4日と同じだが、ルートが少し違い、最寄り駅の五位堂5時半が始発で名張、桔梗が丘、上野ドライブインと約2時間かけて集客していくのだ。ようやくお客様29名が揃った。なんとドライバーさんは、上野ドライブインで交代。一日の走行距離の調整とか。ここからは、新名神の甲南ICから高速をひた走る。加古川北ICから7分ほどで26番一乗寺の駐車場に到着。始発から約5時間かかったことになる。行きは石段、帰りはスロープを降ると説明をしてスタート。国宝の三重塔の国宝たる所以の一つである基壇の構造について説明する。板縁の上に建築する手法で床下に空間があるのが特徴。本堂では、天井の納札が花模様に打ち付けられているのを、皆さんカメラに収めている。バスに戻ったが、納経が終わらない。ここは、丁寧に書いてくれるので、時間がかかるのだ。添乗さんが帰るまでの時間を利用して、お念珠の話をする。まずは昼食をとトーヨーレストラン「樹家(いつきや)」へ。27番圓教寺へのロープウエイは13時30分、下りは15時発でと声をかける。
今回も、元気な女性が一人歩くというので、お供する。お参りの後は三つ堂へ。大講堂、常行堂、食堂がコの字に並んでいる。「ラストサムライ」などの撮影の舞台となっているのは常行堂だ。下山して「杵屋」で休憩、トムクルーズが爆買いしたというバームクーヘンが名物だ。15時18分帰路に、福崎ICから高速に乗り、五位堂着18時過ぎ。ほとんどのお客様はこれからが大変なのだ。お先に失礼させていただく。

 子供らの 林間学校 圓教寺

2018年8月15日水曜日

四国11回 66~77番 なんば発

平成30年8月5~6日

久しぶりの四国で、しかも古里コース。お宿が丸亀のオークラホテルというので、さぬき市の姉さん先達とデートの約束をしておいた。なんばを8時20分集合で66番雲辺寺を目指す。室津PA、津田の松原で休憩し、雲辺寺のロープウェイ乗り場に着いたのが、タイミング悪く出たところ。15分程待って、12時40分発で昇る。西の高野というだけあって、大師堂の雰囲気は、奥之院仕様なのだ。下りは、13時40分、67番大興寺の石段の脇には、弘法大師お手植えといわれる、栢木や楠が並んでいる。天台・真言の道場であったところから
天台大師と弘法大師の二つの大師堂がある。68番神恵院、69番観音寺は同じ境内にあり、
納経所も一カ所だ。添乗員は助かるが、お参りの方は手を抜くわけにはいかない。初日に6ヶ寺は回りたいものと、協議。77番道隆寺さんなら少しは待ってくれるのではないかと、電話を入れると、うれしい返事。70番本山寺の五重塔の工事は順調のようで、姿が見えるようになってきた。16時半過ぎ、道隆寺に今から向かうと連絡を入れ、高速道路へ。和尚は、門前の「サンエイ」に電話を入れて店を開けていてくれるようにお願いする。17時過ぎに到着、火の気は使用しないように声をかけて、打ち止めのお参り。和尚は、白作務衣を購入。ホテルの夕食はパスして姉さん先達と「一鶴丸亀店」へ。骨付き鶏の有名店で、日曜日とあって行列だ。鶏めしもいただいて大満足。
6日 7時半出発、76番金蔵寺へ。智証大師円珍のご誕生所で、乃木将軍妻返しの松など説明する。本日の難所71番弥谷寺へ向かう。寺のマイクロに乗れば大師堂の下まで運んでくれる。往復でも片道でもOK。37人の半数ほどは歩きへ…というのも大師堂から本堂までの方が大変なのだ。歩きの方には、俳句茶屋で休憩しましょうと話していたのだが、行ってみると工事用の板囲いでつつまれている。崩壊の危険があり工事予定の看板が見える。納経所で聞くと、元々寺の持ち物で、先代の方が亡くなり、崩壊の危険があるので工事をしようとしているが、後を引継いだ方が、立て籠もり立ち退かないという。従って、いつ工事ができるかわからないというのだ。73番出釈迦寺から72番曼荼羅寺へ回ることに。両寺の中ほどに西行庵がある。曼荼羅寺には西行法師の昼寝石や傘け櫻なども。74番甲山寺は満濃池修復の功労金で弘法大師が建てたと云われる。毘沙門天の兜に山容が似ているところが寺名の由来とか。お昼は、金刀比羅宮麓の「にしきや」打ち止めの75番善通寺はゆっくりお参りしたいため、最後に置いておいたのだ。駐車場から金堂まで歩き、堂内でお勤め。人数が多いので、お伺いを立てたら許して貰えた。他のお客さんが少なくてラッキーだったかも。御影堂に行く前に「堅パン屋」に案内、これも人気の品だ。団体写真を撮って、御影堂へ。希望者を募って、親鸞堂へお参り。また、四国霊場の出開帳本尊の見学もお勧めする。やはりたっぷり1時間を要した。14時20分帰路につく。渋滞を迂回しながらの走行で梅田着19時前。

 西行の昼寝の石や曼荼羅寺

 網代笠蝉の留まりて笑みこぼれ

 先達の笠に留まれる蝉一羽

読売奈良 西国9回26・27番 八木発

平成30年8月⒋日

30名のお客様と8時過ぎに大和八木を出発、バスは上野ドライブインから桔梗が丘、名張、橿原神宮前を経由してきたもの。高田バイパス~南阪奈道~近畿道など高速を乗り継いで加古川北ICから26番一乗寺へ。ご詠歌が美しい「春は花 夏は橘 秋は菊 いつも妙なる法(のり)の花山」。国宝の三重塔を左に石段を上り、本堂へ。天井に打ち付けられた木の納札が花模様になっている。下りはスロープを降る。下山道が整備されて、膝にやさしくなった。お昼に近いので、トーヨーレストランの樹家(いつきや)に向かう。
27番圓教寺は、ロープウエイで昇り、山頂駅近くから寺のマイクロバスが運行されている。猛暑の時期なので、往復500円の利用を添乗員も勧めるが、本日で結願という男性が一人歩くという。29人は、添乗さんにお任せして、参道の札所の観音様を説明しながら摩尼殿へ歩く。お勤めの後は、希望者を伴って三ツ堂へ。必須ではないとのことだが、ここまで来たら、映画の撮影ポイントとして名高いところを案内しないでは済まされない。宝物館も案内して、下山へ。山頂駅にたどりつたら、さすがにヘロヘロだ。夏休みの林間学校で子供たちが沢山来ている。小学4年生、1泊2日でお寺の宿坊に泊まるようだ。八木着18時、お疲れ様でしたと一足早く失礼させていただいた。

 緑陰に こだます児らの声高く