2012年4月13日金曜日

西国 善光寺お礼参り

平成24年4月8~9日

長野五輪以来久方ぶりに長野を訪れる機会がやってきた。西国のお礼参りだ。北向観音、長野善光寺、元善光寺を廻る。なんば発7時50分、お客様は39名。名神~中央道を走り、「レストハウス駒ヶ根」で昼食。ここから北向観音まで2時間ほど。北向観音の話をする。御本尊は千手観音、御堂が北に向いているところから、北向観音と呼ばれるが、善光寺と向き合っているので、裏善光寺とも呼ばれ、善光寺で「未来往生来世の利益」を願い、北向観音で「現世の利益」を祈願する。「片方だけでは片詣り」になると云われる。上田市の別所温泉にあり参道は、温泉町の風情がある。夕刻、長野に入り、宿坊泊(常智院)と松代ロイヤルホテル泊に分宿する。和尚はホテル組だ。昨日の朝の気温は-3度とか。桜より山の雪渓が目につく。翌朝、8時半にホテルを出発し、善光寺に向かう。駐車場で宿坊組と合流し、公認ガイドの案内でお参り開始だ。記念写真を本堂前で撮り、大勧進の無量寿殿でお勤め、ガイドさんのご詠歌もあって、御供養の受付だ。内陣の参拝後、戒壇巡り。さらに御供養の法要がある。宿坊の常智院で昼食とお軸や念珠のお仕立て受付だ。宿坊の奥さんのことが、本に紹介されていたので、「子豚ちゃん」のニックネームをお客さんに教えていた。それを本人に伝えると、おつまみのサービスがあったと報告があった。これは愉快だ。「おぎのや」で買い物をし、元善光寺に。浪速のあみだ池から本田善光に背負われて東上し、最初に落ち着いたお寺が此処なのだ。本堂に上がり込んでお勤めし、法話の後は戒壇巡りだ。16時半に打ち止め、2回程休憩し梅田着21時。西国のお礼参りが善光寺というのは、内陣の欄間に二十五菩薩が鎮座するが、その左右に百観音が配置されている。西国・板東・秩父の観音霊場のお礼参りはその由縁なりと云う。合掌

善光寺にて   春風や お礼参りの 善光寺

信濃路や 蕾は堅し 桜かな

元善光寺にて  まだ堅し 舞台桜や 麻績(おみ)の里

(写真は、善光寺本堂)

1 件のコメント:

  1. 元善光寺の近くに「舞台桜」という名所がある。前に来たことがあるというお客様と行ってみたが、蕾堅しの状態。地元の方は、「例年だと見頃なんですけど」と。残念でした。

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