2012年11月28日水曜日

読売奈良 逆打ち12回 11番~1番

平成24年11月25~26日

藤井寺の紅葉
伊賀上野から近鉄線に沿って集客してくるコース。バスは2台。和尚は橿原神宮前から合流、お客様は36名。8時半に出発、南阪奈道から阪神高速を通るが、3連休の最終日とあって流れは良く、淡路島の室津PAまで一気に走る。11番藤井寺では30畳敷の天井の大龍に感嘆の声。10番切幡寺は、タクシー組と歩き組に別れるが、歩きの方が多い。頑張って「切幡の大塔」(重文)まで登って、眼下の吉野川を望む絶景を楽しんでもらう。9番法輪寺の門前「あわじ庵」に電話を入れ、草餅の予約。これが大正解で、危ういところだった。8番熊谷寺は、駐車場から本堂までの参道が素晴しい。四季を問わないが、紅葉のこの時期も絵になる風情だ。7番十楽寺では、本堂~治眼疾目救歳地蔵~大師堂~護摩堂とお参りする。「救済」ではなく「救歳」としているのは、「歳」に関係なく救うという意味とか。お大師さまは、役者顔の美男子だ。6番安楽寺に到着したが、時間に余裕があるので本堂、大師堂とお参りして宿坊入り。18時から夕食、19時から本堂で勤行。松本明慶の美術館といっても過言でないほど、50体の仏様が集中しているし、20代から60代までの各年代の作品が揃っている。本堂奥に新たに「灌頂窟」が設けられ、灯燭を流れに浮かべ、「くす供養」を行う。圧巻は一丈の阿弥陀仏をお念仏を唱えながら3周する感動的なひと時。2年前の参籠にはなかったので、和尚もびっくりだ。26日、7時半の出発前に仁王門を案内する。明慶らしい、微笑ましい感じがする仁王様なのだ。5番地蔵寺、樹齢800年の大銀杏の幹に触れ、霊気をいただく。お参りのあとに奥の院「五百羅漢」を拝観。コの字型のお堂は、左翼に弥勒菩薩、中央が釈迦三尊、右翼に弘法大師が祀られ、それらの間に等身大の羅漢様が居並ぶ。4番大日寺では、大日如来の御姿やその意味について解説することにしている。また本堂から大師堂にいたる回廊には西国三十三観音が祀られている。江戸時代に浪速の信者さんの寄進によるもの。3番金泉寺の大師堂には、弘法大師一代記を表す絵が掲げられている。それを説明し、「黄金井」「閻魔堂」とお参り。2番極楽寺の本堂と大師堂の間に鎮座する石の地蔵様は、「抱き地蔵」。一人づつ順に抱き上げ、御真言を唱えご祈願。大師お手植え、樹齢1200年超の「長命杉」の霊気をいただく。いよいよ結願の1番霊山寺。記念写真を撮る。丁度正午頃に打ち止め。「阿波の里」で昼食、帰路車中で「いろは歌」の解説し、CDを流す。帰りも湾岸線から堺まわりで神宮前に17時前着。25日か快晴、26日は一転雨模様。予想よりは、雨も少なく皆様の日頃のご精進のお陰。合掌

  十楽寺にて  照る夕日 秋桜畑 寺の前

  地蔵寺にて  我が友に 似たる羅漢や 阿波の冬

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