2016年3月25日金曜日

新西国霊場 第2回 

平成28年3月21日

飛鳥大仏
先達仲間との新西国めぐりの第2回目、霊場会の順路に従って走る。まずは4番水間寺、聖武天皇勅願で行基菩薩が開いた「厄除けの観音様」、1寸8分の聖観音で絶対秘仏。7番金剛寺は同じく聖武天皇勅願、行基菩薩開基で新西国の本尊は千手観音だが、金堂には寺の本尊大日如来、脇侍が不動明王と降三世明王、女人高野と称される。次は客番観心寺、高野山真言宗の遺跡本山。本尊は弘法大師作の如意輪観音(国宝)。後醍醐天皇は楠木正成を奉行として金堂(国宝)を造営。御村上天皇陵、楠木正成首塚などがある。高野山と奈良・京都の中宿でもあった。太子町は、聖徳太子のゆかりの地、まずは聖徳太子の三侍女が開いたという8番西方院。日益、月益、玉照の三人の乳母が太子の死後髪を剃り、御廟の近くに菩提のための寺を建てたという。ご本尊は太子作の阿弥陀如来と十一面観音。西方院の前が客番叡福寺、聖徳太子と生母穴穂部間人皇后、そして夫人膳部大郎女を葬ってある。(三骨一廟) ご本尊は如意輪観音。県境を越え、11番当麻寺へ。真言、浄土の両宗が法燈を護る寺で本堂の中将姫の曼陀羅を本尊とする。金堂や講堂の諸尊も国宝や重文で見どころ満載だ。次は明日香村、お昼を食べ損ねて居たので、「ザめしや」に飛び込む。お腹が落ち着いたところで、9番飛鳥寺へ。飛鳥大仏(銅造釈迦如来坐像・重文)で知られ、新西国の本尊は聖観音様。飛鳥大仏は、撮影可のようなので、和尚も撮影させていただいた。打ち止めは、聖徳太子ご誕生所の10番橘寺、ご本尊は聖徳太子勝鬘経講讃像。由緒あるお寺の行脚で、大満足の一日。合掌

  春美空 み仏訪ね 寺巡り
叡福寺の三骨一廟

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