2016年3月7日月曜日

読売奈良 西国3回 5~9番+法起院   

平成28年3月6日

壺阪寺・雛に囲まれる仏様
読売旅行(奈良)の西国巡礼に添乗。3台のバスが出ているのだが、和尚の2号車は八木から。集合時間が7時15分、やけに早いなあと思っていた。5時に起床、何と6時半に着いてしまった。付近の駐車場の24時間料金を調べてまわった。市営の駅前駐車場は1500円以下だ。これは、寝坊した時の対策。集合地点に戻ると、添乗員が待ち受けている。話を聞くと、八木から橿原神宮前駅、高田市駅、そして五位堂駅で集客するというではないか。五位堂集合は8時頃、歩いて15分の和尚は、ゆっくりと朝寝ができたはずなのだ。チェックが甘かったと反省。お客様は36名。出発が少し遅れたのは、お客様の一人が、八木ではなく橿原神宮前へ向かってしまった確認が遅れたため。我が2号車は、5番葛井寺から巡打ちの行程だが、1号車、3号車は西大寺発なので、逆打ち。したがって、お寺で遭遇することはない。葛井寺では、入退堂の作法や錀のつき方など説明。本堂に上がってのお勤め。残念なことに門前の「葛井餅」はお休みだった。
6番壺阪寺は、境内も広く、天竺渡来の石仏もご案内しようと思っているので、歩け歩けの寺と事前に説明しておく。講堂で、雛飾り展をやっていたので覗くと、大日如来や、西国三十三観音そして弘法大師が雛に囲まれ壮観だ。壺阪寺では1時間半ほどかかり、お昼に丁度良いタイミングになった。お昼は、明日香の石舞台近くの「あすか野」。「石舞台は、近くの岡から覗けますから、食後にどうぞ」とお薦めしておいた。我々、乗務員組の食事は、お客様と違って、カレーライス。カレー好きの和尚は、ウエルカムだ。石舞台を見たいというお客様を案内して、石舞台近くの岡へ案内する。
7番岡寺は、厄除け祈願のシーズンなので、内陣でのお参りはできない。本堂前、龍蓋池、大師堂と案内する。
南円堂「右近の橘」
8番長谷寺と番外法起院は、近くなので、歩きだ。長谷寺山門脇の駐車場を予約していてくれたので、大助かり。添乗員は、長谷寺の納経所に向かったが、我々は、番外法起院からお参り。「南無徳道上人」と唱えて、ご廟所の廻りのお砂踏み。長谷寺の登廊脇の牡丹は新芽をつけ、準備万端の感じだ。修理中であった舞台も完成し、久しぶりにそこでのお勤め。今は、山門が修理中だ。花の寺としては、今は全くの端境期というところ。脇の仏様などは、あべのハルカス美術館に出開帳中。3月27日まで、「長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」展が開催中なのだ。
打ち止めの9番南円堂に向かう。山道を抜け名阪国道の福住ICから天理東を経由するコース。予定より早く着いたので、お参り後は国宝館や東金堂など自由に拝観して頂くことに。お堂の向かって左に「右近の橘」があるのだが、黄金色の実がまだ沢山残っている。キンカンと間違う方が多かったが、解説板を見ると正しく橘だった。16時半に南円堂を出発し五位堂着が17時15分。合掌

 壺阪寺にて  大師像 雛に囲まれ 笑み浮かべ

 長谷寺にて  新芽萌ゆ 牡丹の登廊 長谷の山

 興福寺にて  残り実の 右近の橘 南円堂

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