2019年8月30日金曜日

四国4回 16~23番 天王寺発

令和元年8月28~29日

四国をお参り始めた方にとっては、初の1泊2日の旅。天王寺8時出発、お客様は28名と大名旅行。32名の予定が4名の急なキャンセルがあった模様。阪神高速神戸線が渋滞とのことで、迂回して淡路島の室津PAに1時間半ほどで到着。お参りの順番に迷うコースだが、とりあえず20番鶴林寺と21番太龍寺を済ませてから検討することに。天気予報は最悪だったが、意外と小雨程度で済んだいる。ベテランのドライバ―さんが、最短のミカン畑を一気に登るルートを選んでくれた。本堂は、修理の大工さんが入っていた。お参りを終えるとお弁当タイム。太龍寺に向かう。ロープウエイが20分間隔なので、それによって以後のスケジュールが変わるのだが、13時発に滑り込めた。西の高野というだけあって大師堂付近の雰囲気は、高野山の奥之院を模している。本坊廊下の天井の龍を鑑賞して、14時の便で下る。これなら、最高のスケジュールが組めると、22番平等寺から23番薬王寺をお参りすることに。平等寺の本堂には、椅子席が用意されていてありがたい。ここから薬王寺までは、30分弱の行程。和尚の師僧故砂原秀遍長者の若かりし頃の修行の寺でもある。厄除けの寺として有名で、小説などの舞台ともなっている。女厄坂、男厄坂をクリアすると本堂、大師堂の境内にたどり着く。役僧にお願いして本堂に上がらせていただいてお勤め。
大師堂の後、希望の方を募って、瑜祇塔へ61段の還暦坂を上り、堂内の展望台から日和佐の海を眺める。海亀が産卵にくる海岸だ。16時半頃打ち止めて、宿へ。お宿は分宿で、徳島駅前のお宿とホテルに分かれる。18時入り。とても順調で、和尚も初めての経験だった。
 はやばやと 稲刈り終えし 阿波の里
 薬王寺 厄坂上る 秋遍路

29日 7時半に出発。17番井戸寺へ向かう。本堂の七佛薬師が素晴らしいのだが、土日以外は開扉していないという。前日にお願いして開けていただくようにお願いしていた。寺に着くと、まだ開いていなかったので、大師堂からお参りし開けていただいた本堂でお勤め。そして面影の井戸で霊水を頂く。16番観音寺へは、幹線道路で降りて一般道を歩く。面白いことに発音は「かんおんじ」、讃岐の寺は「かんのんじ」なのだ。ところが道路標識は「KANNONJI」。18番恩山寺は、弘法大師が母親の玉依御前を迎え入れるために、女人禁制を解くための修法を行ったといわれる寺。御前の剃髪堂が大師堂に並んでいる。
 打ち止めは19番立江寺。全国の「立江の地蔵さん」の本寺である。納経所にお願いして本堂に上がらせていただいてのお勤め。堂々たる素晴らしいお地蔵さまだ。大師堂の脇には「お髪堂」。関所寺の由縁を物語るものだ。打ち止めは11時30分。門前の「名物たつえ餅」(5ヶ入り500円)を久しぶりにゲットできた。隣の八百屋の親父さんに薦められて徳島産の大蒜も。昼食は、ロイヤルガーデンホテル。お客様にとっては初の「食時作法」。ハレルヤ製菓に立ち寄って淡路島へ。淡路HWO経由天王寺着17時。2日間とも順調でびっくり。しかも29日は、好天にも恵まれた。

 面影の 井戸水汲し 秋遍路

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