2011年9月21日水曜日

西国6回 京都市内 西大寺発


平成23年9月20日

台風15号の接近で大雨注意報発令の中、西大寺から添乗。お客様は38名。10人近い人が、和尚と一緒だったようだ。何しろ距離が近いので、添乗員は大変だ。お客様の納経用品を集め、整理する時間もあまりない。桂川SAで休憩の後、番外札所の元慶寺からお参り開始。いつもは、日野自動車の敷地に駐車させていただくのだが、我々のバスは、日野製ではないので駐車させて貰えない。(これは、バス手配者のミス)止むなく、バスはお参りが終わるまで、走り続けるか駐車できるところで待機となる。いずれにしても元慶寺までは、15分程歩かなければならない。お参りを終えて、集合地点まで戻り納経が終わるのを待つ。そしてバスに連絡という段取りだ。バスの走りやすいように、六波羅密寺~清水寺~行願寺~六角堂の順に廻ることにした。17番六波羅密寺は空也上人ゆかりのお寺、五条通りにバスを停め歩いて本堂へ。内陣で法要中だったので、我々のお勤めが許されるかと聞くと、「気にせずにどうぞ」ということなので、外陣に上がりお勤め。雨が降り続いているが、廻る札所でのお参りは屋内になるので安心だ。ついで16番清水寺へ。電通の先輩がやっている参道のお土産屋「村上喜宝堂」に電話し、お客様の便宜を図ってもらおうと思ったが、残念ながらお休みだった。雨にもかかわらず、大勢の参拝客だ。丁度、修学旅行のシーズンだという。本堂で勤行の後、30分後にバス集合として解散、自由参拝とお買いもののためだ。そして、バスに戻った方からお弁当を摂っていただく。19番行願寺(革堂)も丸太町通りで降りて歩く。老尼のご住職が元気に納経所にいらっしゃったので御挨拶。82歳のはずだ。帰りの御挨拶をすると「ご縁があれば」と合掌、いつまでもお元気でいて欲しいものだ。荒廃しつつあった革堂に昭和44年に晋山、西国三十三所の札所としての風格を取り戻すまでに復興させた功労者だ。烏丸通りを南下して18番頂法寺(六角堂)へ。本尊如意輪観音の向かって左に開基の聖徳太子、右に100日の参籠をして法然上人の門を叩いたという見真大師(親鸞上人)が祀られている。お参り後、池坊のWEST18ビルのシースルーエレベーターをすすめる。9階の高さから見下ろすと、まさしく六角のお堂の全貌が確認できるのだ。打ち止めは14時15分。最後は西本願寺前・漬物西利本店でのお買いものTIME、2階の試食コーナーには、白ワインが置いてある。白ワインと漬物の摂り合わせが、実に美味しいのだ。和尚は、半割れ浅漬け大根を購入(525円)、これがお気に入りで毎度のことなのだ。全員に「赤しそ・むらさきの」のお土産付き。奈良へ帰る車中も、添乗員はおおわらわ、納経用品の返却、アンケート、次回申し込み受け付けなど時間との競争。和尚の夕べの御勤めも、短縮バージョン、開経偈、般若心経、回向文とした。16時過ぎ西大寺帰着。一日雨の中、お疲れさまでした。合掌

 行願寺にて   秋雨や 老尼微笑む 行願寺

(写真は、六波羅密寺本堂を左方から)

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