2015年10月23日金曜日

西国2回 2~4番 生駒発

平成27年10月21日

粉河寺中門の多聞天
生駒から43名のお客様と最大の難所・4番施福寺へ向かう。歩けば、長命寺や観音正寺の方が難所なのだが、タクシーのオプションがあるので、全員が立ち向かうという点でここが1番となる訳だ。
枚方方面よりもう1台とのことだが、我々が先行することになる。施福寺は本堂の改修を終えて、本堂拝観が有料となったので、お客様に意向を聞くと本堂でのお参りを希望する方が6割ほど。従って、まずは本堂下でお勤めの後、内拝希望者を和尚が案内することとした。(拝観料500円)
麓の槙尾山観光センターで、お杖を借りて登る。山門までたどり着いて一息入れるが、ここから30分の張り紙がある。このところ25度程度の気温になるので、和尚はTシャツの軽装で、黒衣や袈裟などをリュックに詰めて登る。これが大正解、本堂にたどり着き、汗を拭い着替えをして全員そろうのを待ち受ける。本堂は改修の結果、すべての仏様がそのままの姿で拝観できるようになり、とても有り難い。お客様も大満足だ。山を降りると、観光センターの柿の葉寿司と草餅が大好評。最後に降りてきた方は、売り切れてしまい残念がっていた。(後で聞くと、枚方組のお客様が写真撮影中に1m程の
沢に落ちて、救急車を呼ぶ騒ぎになったらしい)
和歌山マリーナシティの黒潮市場で昼食、お客様にとっては、初めての「食事作法」となった。2番紀三井寺の結縁坂の石段を上がり本堂に行けば、JTB名古屋のご一行がお勤めを始めるところ、心経のお唱えが終わるのを待って、我々もお勤めを開始する。そのあと我々は、新仏殿の大観音様に会いに行く。松本明慶作の約12mの千手十一面観音立像だ。100円払って、「展望回廊」に上がる。回廊は、観音様のお顔の高さで、三つの円窓から間近に拝むことができるのだ。勿論、万葉集に歌われた和歌の浦も眼の下だ。堪能して、3番粉河寺へ。奥行きの深い広い境内を説明しながら案内する。見どころの多い寺なのだ。ご本尊は絶対秘仏だが、脇の二十五部衆や野荒らしの虎(左甚五郎作)などを拝観できる。10名ほどの内拝希望者(400円)に対し和尚が案内役を勤める。16時30分打ち止め。阪和道堺料金所あたりに来ると、俄かに渋滞。何事かと思っていると、ETCの入り口4ヶ所が全て赤信号で一般入り口のみしか通行できない状態なのだ。係員が出て誘導しながらさかんに謝っている。つまり信号機の故障なのだ。こんなこともあるものだとびっくり。
「今夜は、しっかり足を揉みほぐして下さい」とお伝えしてお別れ。結願までに何度かご一緒することになるでしょう。その時はよろしく。合掌

 施福寺にて  秋晴れに 汗心地良き 槙尾山

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