2015年10月15日木曜日

四国10回 60~65番 生駒発

平成27年10月13~14日 
横峰寺の芒
生駒から44名のお客様と伊予路に向かう。約3分の2近くが和尚と同行の経験のある方、10回目とあって皆さん顔なじみ。集合の時点から和やかな雰囲気だ。阪神高速湾岸線の集中工事で通行できないため、神戸線が渋滞。ドライバーさんの判断で中国道経由で淡路島へ。次のポイントは、吉野川HWOでの昼食。和尚の選んだメニューは、チラシずし、うどん、おでんという讃岐風のセット。讃岐のうどん屋さんを覗く時は、この3点セットの用意のある店を選べば、間違いがないのだ。食後30分も走れば65番三角寺、今日は三角寺と60番横峰寺を済ませてしまう計画だ。2ヶ寺共、タクシーやマイクロに乗り換えて行く山の寺。三角寺は、弘法大師が修法の際に築いた三角の護摩壇に由来する。今、その遺跡は池となり弁財天が祀られている。境内に十月桜が咲き、女性軍がワイワイと愛でている。一茶の「これでこそ登りかひあり山桜」の句でも名高い。横峰寺へは、2台のマイクロバスに分乗して登る。駐車場が、境内の上にあるため、往きは下り帰りは登りとなる。他に参拝客の姿もないので、本堂の外陣に上がり込み勤行。45人の大合唱なので、まるで天井からお経が降ってくる感じで素晴らしい。参道を登りきると、目の前に日差しを浴びて光り輝く芒が現れた。即パチリと一枚。打ち止めは17時、お宿の道後温泉「ホテル ルナパーク」へ。 四国4回のバスと同宿となり、先輩先達と夕食もそこそこに夜の街へ。連れられて入ったお店が、近代的居酒屋というべきか、注文はタッチパネル方式。お店の方は、注文されたものを運ぶだけで済むので人件費削減になるのかも。お客にとっては、明朗会計でゆっくりと選ぶこともできる。調子に乗って、少し飲みすぎた。
 14日 まずは「ハタダのお菓子舘」でお買いもの。和尚も詩吟教室の生徒さんのために新商品「鳴門金時ポテト」を仕入れる。鳴門金時100%使用が謳い文句で、確かに旨い。お参りする4ヶ寺は、国道11号線に沿っている。バスの運行が楽なように、62番宝寿寺から。境内に立つ「十一面観音像」のお顔が妙に愛らしい。「一切女人 安産祈願」の観音様なので、女性軍に人気。63番吉祥寺のご本尊は信貴山と同じ「毘沙門天」、山門近くの福聚閣には、七福神の残り六体が祀られている。皆で順にお参り。駐車場に戻ると、祭衣装の若者が集まってくる。どうもこの地区の秋祭りのようだ。64番前神寺は石鎚派の総本山、境内も奥行きが深い。本堂に向かう途中に、お大師様の像があるが、表情が宝寿寺の観音様に良く似ていて、和尚は同じ作者ではないかと思っている。また、本堂への石段の横に、お不動さんが1円アルミ貨を身体に一杯貼り付けて立っている。「上手く貼りつくといいことがあるそうですよ」と説明すると挑戦するお客様も多かったが、どなたも成功しなかった。国道を61番香園寺に向けて走る車窓から、山車数台とすれ違った。皆さん、大喜びだ。香園寺では、大聖堂に上がりお勤め。大日如来、真言八祖など説明させていただき打ち止め。(12時10分)
リンリンパーク-の餌を求める錦鯉
 昼食会場は「リンリンパーク-」錦鯉の池が凄い。お客様は鶏鍋セットだが、我々乗務員はメニューから選べるので、和尚は「鍋焼きうどん」を注文。帰路は、「いろは歌」の解説をし、皆で練習タイム。すると、お客様がやってきて、早く夕べのお勤めをして欲しいという。男性軍が、次の休憩ポイント、吉野川HWOで精進落しに一杯やりたいということだった。神戸線の渋滞をさけて、中国道経由で生駒着18時40分。楽しいお参りでした。合掌
  三角寺にて  登り来て 十月桜 三角寺  
   吉祥寺にて  蟷螂に 道譲りたる 遍路かな  
   前神寺にて  笑み浮かべ 迎ゆる大師 秋遍路  
   沿道にて   山車(だんじり)を 曳く乙女らや 秋祭り 
  淡路島にて  赤々と 輝き沈む 秋夕日

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