2014年6月10日火曜日

西国9回 26番一乗寺・27番圓教寺  生駒発

平成26年6月9日

一乗寺三重塔
一乗寺と圓教寺の2ヶ寺を廻る西国霊場最西端のコース。8時30分生駒駅を43名のお客様と出発、ほぼ満員の盛況だ。しかも、全員が和尚とお馴染みのお客様だ。淡河PAで休憩して、10時20分一乗寺到着。国宝の三重塔をはじめ重文級文化財の豊富な名刹である。三段階に分かれた総161段の石段を登る。三重塔の前で、祀られている五智如来や胎蔵曼荼羅について説明し、息を入れる。本堂にてお勤め、天井一面に打ち付けられた木の納札が珍しい。
昼食会場は、姫路城前の「高田馬場」。修復工事中のお城も、囲いが取れて、一段と白く輝くお姿を眺めることができる。まだ、クレーンが残っていて目障りだが、カメラアングルに気を使って撮影する。12時半に、圓教寺に向けて出発。「ラストサムライ」や「黒田官兵衛」など時代劇のロケ地としてよく利用される「三つ堂」がある。しかし何といっても、西国霊場を中興した花山法皇を導いた性空上人が開基をした寺として名高い。麓から山頂に向かうロープウエイは15分間隔、13時発に乗れたので、帰りは14時30分か45分と声を掛けておく。山頂駅前の「志納所」から「本堂(摩尼殿)」まで約1kmの山道、マイクロバスでの送迎(500円)もあるが、ほとんどが歩き組だ。札所のご本尊が居並ぶ山道を、説明をしながら登ると、それほどしんどさは感じなかったようだ。かえって緑陰の山道は心地良かった。本堂でのお勤めの後、「三つ堂」に案内、講堂・常行堂・食堂がコの字に並び、いずれも重文建築物だ。食堂の二階が宝物館となっているが、「無料」の表示に皆で拝観。五大明王などの仏像が素晴らしかった。
姫路城

帰路は、往路とは違うルートに案内、少し遠回りだがフラットで歩き易いのだ。下りのロープウエイには、予定通り14時30分発。駐車場横の和菓子屋でお茶のご接待に預かり生駒へ向かう。高速道路もスムースで、17時前に生駒到着。こんな日もあるもんだ。
合掌

    五月空 白鷺飛ぶや 姫路城

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