2014年6月13日金曜日

戌年同行会 胡東を訪ねて

平成26年6月10日

真宗木辺派本山錦織寺 御影堂
戌年にお四国を結願した堺発のメンバーの同窓会。毎年6月におまいりツアーを開催している。
今回で6回目になるが、毎回和尚が提案させていただいている。今回訪ねる寺は、「真宗木辺派本山・錦織寺」。第二十二代門主の木辺円慈上人は、早稲田の先輩、仏教に係わる校友で組織する「仏教稲門会」の幹事長でもある。
堺駅経由三国ヶ丘駅近くを8時30分に23名で出発。男性5人、女性18名。60代半ばから80代が4名という構成。第2京阪~京滋バイパス~名神と走り、栗東ICを9時45分に降りて電話を入れる。予定は11時からなのだが、スムースに走れたのだ。すると、10時半に西本願寺の光淳新門主がご挨拶に見えるという。輻湊するのを避けるため、それまでに入山出来ればとのこと。
錦織寺は、比叡山の慈覚大師円仁が開基をした寺で、毘沙門天王を祀った。この毘沙門天王のお告げを受けて、親鸞上人が関東から上洛の折に数年間滞在し、念仏の法を説かれたという由緒ある名刹。そんなところから、毘沙門天が祀られる真宗としては珍しい存在である。御影堂にて概略の説明を受けたあと、お西のご門主のお着きする前に毘沙門天堂や阿弥陀堂を拝観させていただく。阿弥陀堂の阿弥陀様は、坐像で定印を結ぶ。真宗寺院の阿弥陀様は立像で、施無畏印、与願印を結ぶのが、一般的なのでこれも珍しい。
御影堂に戻るとお西の新門主がご入堂され、ご焼香。我々も随喜させていただく。二、三日前にお越しになることが決まったとかで、我々の団參もご承知の上なので同席させていただけた訳だ。皆びっくりするやら、感激するやら、有り難い機会に恵まれたものだ。
御影堂の欄間には、左甚五郎作の三頭の龍が彫刻されている。新門主を見送られた円慈門主が戻ってこられ、法話をいただく。学生時代に、制服・角帽で歩き遍路をし、大接待を受けた思い出など語っていただいた。円慈門主と共に記念撮影、「阿弥陀経と親鸞聖人」というご著書もいただき失礼する。
昼食会場は、「鮎家の郷」でびわ湖料理。琵琶湖の名産も豊富に揃っている。ついで「日牟禮八幡宮」、目的は参道の「お菓子の郷」だ。極めつけは、「五個荘」の町並み探訪。ボランティアガイド二人がついてくれ、2班に分かれて1時間程、近江商人屋敷など散策。町を流れる大鯉の泳ぐ小川が一級河川と聞いて驚かされる。充実した楽しい旅でした。この会も、来年の新年会と最終目的の「慈尊院」「高野山」のお参りが残るのみとなった。合掌

 五月空 新門合掌 錦織寺    

 梅雨晴れや 日牟禮八幡 菓子の郷

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