2014年3月27日木曜日

西国12回 32~33番 西大寺発

平成26年3月26日

華厳寺本堂へ
生駒~西大寺~JR奈良と回るコース。和尚は西大寺から添乗、お客様は43名。帝産バスの車掌さんは「赤縁メガネがトレードマーク」と自己紹介、車中を和ませる。全国的に雨の一日とのことで、32番観音正寺の山道が思いやられる。「花落とすの雨は、是花を潤すの雨」と漢詩の一節を披露して、雨のありがたさを話す。庭の水撒きをせねばと思うと雨が降り、このところ助かっているのだ。JR奈良を出発して京奈和道に入ろうとするのだが、凄い渋滞でおかしいと訝っていると、なんとトラックの単独事故が原因だった。居眠りかスリップか、中央分離帯の電灯ポールに激突しているのだ。また、名神も事故渋滞とかで、迂回する車のせいか京滋バイパスも混み合っている。2時間近くかかってようやく草津PAに到着。お弁当もここでpick up。32番観音正寺は、元山城であったところから麓の石寺からの表参道は、騎馬向きに造られていて、幅は広いが自然石を積み上げた石段は、人よりも馬が登り易いといえる。登りはともかく、降りは自然石に滑り、危険だとタクシー利用を薦めるが、3人の男性が歩き組に手を挙げる。タクシー組は人数割りとかで往復1200円。参道入口の石寺楽市前で降ろしてもらって、登山開始。上り詰めると、タクシー組の1台目とほぼ同時到着だった。全員が揃ってから、念珠、錀、十一面千手観音などについて解説し勤行。山を降るが、やはり足元は危うくゆっくりと注意して歩く。無事、ふもとの石寺楽市にたどり着き、店番のばあ様と四方山話。勧められるままに、琵琶湖の漁師手作りの小鮎の佃煮を購入。(500円)迎えに来たバスに合流すると、タクシー組から盛大な拍手で労われた。お弁当は14時前。2時間ほどで、33番華厳寺、参道は桜並木を保護するためバスは通行禁止。800m歩いて仁王門、さらに108基の石灯籠を越えると本堂に到着する。さらに笈摺堂、満願堂と回って打ち止めは16時25分。「結願の方はおめでとうございます」と伝えると大半の方はニッコリ。まだ、打ち漏らしている方もいるようだ。17時バス出発として自由解散、結局終日雨だった。10分ほどの「谷汲あられの里」に立ち寄ると、珍しいあられがあるとご婦人方は大喜び、試食でお腹が膨れたという方も。和尚もお酒のつまみを購入。一日のバスの乗務員の勤務時間が長くなりすぎると労基法違反となるということで、なんと、草津PAでバスの乗り換えだ。長距離運転になるので、ドライバー二人制ということはたまにあるが、乗り換えというのは初めての経験だった。JR奈良、20時40分着。雨の中お疲れさまでした。合掌

 華厳寺にて   春雨や 花落とし花を潤す


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