2014年3月20日木曜日

四国3回 12~16番 生駒発

平成26年3月19日

国分寺 新大師堂
生駒から40名のお客様と阿波の霊場に向かう。今回の第3回というのは、歩く距離も長く納経所も時間が掛かることが多く、時間的に厳しいので、気の抜けないコースだ。開創1200年記念でご開扉し、ライトアップしてくれている寺が多いのは嬉しい。8時10分に生駒を出発したが、高速道路は渋滞し、淡路SAに着くのに2時間ほどかかってしまった。阪急から5台出ているが、焼山寺の寄井タクシーの情報では、合計20台程の予約が入っているとのことだ。できるだけスムースにお参りするため、順番をどうするか話し合ったが、16番観音寺、13番大日寺、12番焼山寺、14番常楽寺、15番国分寺の順で回ることにした。添乗員が国分寺には、17時前後になる可能性を伝え、了解を得ておいた。雲ひとつない春霞の上天気。お昼頃観音寺に着くと、路上駐車のバスが3~4台、境内は芋の子洗い状態。本堂前には、いつもは本堂内の額が掲げられている。明治時代の実話で宮崎シヨさんがお大師様にお仕置きを受けて着物が燃えているという図だ。大日寺の本堂も、本尊十一面観音、青面金剛、阿弥陀仏などが、ご開扉しライトアップ中。この寺の駐車場は狭いため、路上に3台程が並び、合計6台分のお遍路が集結することに。12番から順打ちで来るバスと我々のように逆打ち気味に来るバスとが合流している為だ。我々は、うまく駐車場の空いたタイミングでたどり着き、ラッシュの前にすり抜けた格好だ。焼山寺の麓から寄井アクシーのマイクロ2台に分乗して、山頂の駐車場へ。そこから参道をしばらく歩いて境内へ。数百年級の大木が林立し、いかにも山の古寺という雰囲気だ。しかも駐車場から境内までの参道には、寄進された十三佛などの石像が安置され、迎えてくれる。中腹の「杖杉庵」は、遍路の元祖衛門三郎の終焉の地。麓に戻り、「すだち館」などでお買い物、老夫婦にご挨拶に行くと、ミカンと干し芋のご接待。干し芋は噛めば噛むほど甘味がでて、実に美味しい。15時半頃出発するが、これならなんとか後2ヶ寺、間に合うと一安心。16時過ぎ14番常楽寺到着、しかし納経所が大停滞中。今度は間に合うかと心配になる。15番国分寺までは、800mの歩き遍路。途中に「八祖大師堂」があり、真言密教を伝えた8人の祖師像が祀られている。和尚の今回の最大の楽しみは、2月28日に落慶法要された新大師堂を拝すること。打ち止めは、17時15分。添乗員も17時前に入れたのだが、ここでも納経所が大停滞、バスで「いろは歌」の練習をし、いろいろなお話をしながら待つことしばし、出発できたのは18時過ぎとなった。聞けば、前の順番に名古屋発の団体があり、お客様は既にお宿に運び納経待ちの状態、そこをお願いして先に納経させてもらったという。そうでなければ、さらに1時間ほど遅れたとのこと。淡路SAで、夕食を仕込み、生駒着21時15分。ハラハラし通しの一日だった。合掌

 観音寺にて  春霞 遍路溢るや 阿波の寺


























































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