2014年3月1日土曜日

四国2回 7~11番 梅田発

平成26年2月28日

ー和尚の念持仏であるお大師様にお供えしている樒の花がほころびました。白く小さく、可憐な花です。和尚は、初めての経験です。香りが良いので、仏華としてまた青蓮華の代用として仏事にも使われるものですが、こんなに美しい花が咲くとは、知りませんでした。感動ものです。ー

樒の華
今回のお四国は第2回、まだまだお参りに慣れていない方が多い時期だ。なんば集合はないというので、早起きをして梅田に向かった。追加になった2号車なので、お客様も少なく23名。そうすると、添乗員は1名ということになる。難波に経由しないだけにスタートダッシュは良く、淡路SAには9時過ぎに到着。和尚としては、ゆっくりお参りしてもらいたいコースなので、ラッキーというもの。
1番霊山寺に立ち寄ってから、11番藤井寺へ。逆打ちで回ることにさせてもらった。1号車は順でいくとのことなので、札所で遭遇することはない。お客様には、早いがお弁当を摂ってもらう。行程的には、このタイミングがベストなのだ。開創1200年の記念行事の一環として、各寺院が工夫を凝らしているが、藤井寺はお大師様がご開帳だ。勿論、本堂天井の三十畳敷きの大龍にも感嘆の声が上がる。般若心経の声もたどたどしいので、しばらくはゆっくりと唱えることにする。10番切幡寺は、山登りだ。添乗員が、タクシーのオプションの希望を聞くと、僅かに2名のみ。こんなこともあるのだ。頑張って本堂にたどり着き、勤行。大師堂、はたきり観音と案内して、大塔に登ることに。石段途中の不動堂で小休止し、不動真言の練習。リズムが問題なのだ。大塔の足元から見下ろす吉野川は、いつもながら素晴らしい。緑の堤防が2本走っているので、その間が川と推測できるが、一見は水溜りが続いているようだ。麓の金山商会でお茶のご接待を受けて、9番法輪寺へ。実は、門前の「あわじ庵」に朝電話を入れて、名物の草餅を予約しておいた。
熊谷寺中門
本尊「涅槃釈迦像」がご開帳中、和尚も初めてお目にかかる。8番熊谷寺でも本尊「千手観音像」がご開帳。良い時期にお参りできたと、皆で大喜びだ。
7番十楽寺では、3団体が重なってしまった。本堂でお参りの後、「治眼疾目救歳地蔵」へ。呉からの団体が大師堂でお参りする間に、「救済」が「救歳」となって入る意味など説明する。「歳に関係なく救う」願いという。大師堂で打ち止めして、愛染堂に案内。和尚のペースでゆっくりお参りしたが、まだ16時前。立ち寄り先の「ハレルヤ製菓」でお菓子を楽しんでいただくには、充分だ。帰路は、高速道路が渋滞したが、迂回しながら19時半頃帰着。お疲れ様でした。合掌

  仏前の 樒の新芽 ほころびぬ

1 件のコメント:

  1. あわじ庵の草餅は、今まで2個入、3個入などとあったのだが、5個入300円に統一されてパッケージされるようになった。

    返信削除