2014年4月9日水曜日

高野山 得度式

平成26年4月8日

完成間近の中門
和尚の押しかけ弟子の得度式が行われるのに、師僧として立ち会うために、久しぶりに高野山に登ることとなった。前日に、授者の説明会があるというので、和尚も7日に登ることとした。得度をお願いしたのは、前々からお世話になって入る「無量光院」。恒例の集団得度式で、今年は10名。和尚は、午前中に信徒さん宅のご両親の十三回忌と一周忌の法要を済ませてから、高野山へ。先日の冷え込みで、お山の日陰には残雪も見える。さすが高野山の寒さだ。翌朝6時の勤行に参加すべく、持参の焼酎を寝酒に9時頃就寝。無量光院のお朝事は、たっぷりと1時間半ほど、久しぶりに正座の足が泣いていた。得度式は15時からなので、奥の院にお参りに出かけ、午後は建築中の中門を見学に。工事の方に聞けば、ほぼ完成で若干の塗装を残すのみとの事だった。徳川家霊台にも足を伸ばした。得度式は、土生川正道前官の戒師で厳粛に行われた。授者10人の年齢は様々だが、皆、感動の面持ちで、式の間中感激の涙で顔をぐしゃぐしゃにしている方も。和尚は、父兄席の前列、戒師のもっとも近い席で、見守った。1時間半程の式に、足がなんとか持ってくれたのには、ホッとした。其のあとは、祝膳。和尚は、次の日のスケジュールが決まっているため下山する予定なので、お酒は遠慮したが、正に本確的な精進料理を堪能させていただいた。量が多くて食べきれない方のために、折や包紙など用意してくれていたのにはびっくり。総て、綺麗にするのが、しきたりとか。弟子の法名は「詠華(えいか)」、和尚と二人で決めて前官様にお願いをしていたもの。6月の受戒、夏の「下座行」、9月末からの「加行」のスケジュールも決めていただき、和尚としては大安心。後は本人が、どこまで頑張れるかだ。合掌

無量光院にて  春遅き  高野の庭の 水仙や

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