2014年4月21日月曜日

西国7回 20~23番 西大寺発

平成26年4月21日

勝尾寺多宝塔と桜
いつもならJR奈良~西大寺~生駒のコースが、行き先の都合で生駒~西大寺~JR奈良となった。少しでも睡眠を確保すべく、西大寺から添乗することに。お客様は満員の42名、聞けば和尚と初めてという方は、僅かに一人、こんなに話しづらいことはない。しかし逆に言えば、気心の知れたメンバーということなので、精神的には楽だ。20番善峰寺には10時前に到着、気にjなっていた雨は落ちてこないので、ホッする。急傾斜の参道は苔むしていて、そうでなくても滑りやすいのだ。駐車場に隣接するお店で杖を借りることを勧め、足元を確かめながら登る。本堂に上がり込んで、お勤めし、天然記念物の「遊龍の松」の見学をお薦めする。高速の亀岡IC近くの「豆屋黒兵衛」に立寄りお買い物タイム。21番穴太寺は、すぐそばだ。本堂やお庭の拝観を紹介したが、誰も行く人はなかった。お参りを終えると丁度お昼時、お弁当をいただきながら、23番勝尾寺に向かう。いつもながら、良く整備された綺麗なお寺だ。しかも駐車場は八重桜が満開で、境内の枝垂れ桜も正に見頃、花に満ち溢れた境内だ。今日は、行程がとてもスムースで、ビックリする程。打ち止めの22番総持寺に14時過ぎに到着。なんと年に一度の本尊ご開帳の最終日ではないか。西国霊場のお砂踏みも同時開催となっている。お参りの後、拝観させていただく。初めて本堂に入ったが、とても素晴らしい。ご本尊は亀に乗り、信長の兵火を受けたとの本の説明通り、黒く煤けているように見える。脇侍の仏様がまた珍しく、受付の僧に聞いてみると、向かって右が善女竜王、左が雨宝童子という。唐風の服装をされている。各札所の本尊が描かれた前でお砂踏みができるようになっている。その各本尊の絵も素晴らしい。真言八祖の姿も描かれていて、荘厳の雰囲気がとても素晴らしい本堂だ。歩け歩けの一日だったが、結局傘を必要とするような雨も降らず、とても良いお参りになった。生駒着15時45分、西大寺14時10分、なんという早さか。合掌

 善峰寺にて  晩春の 善峰参道 苔青く

          西山の 旬の筍 軒の下 

 勝尾寺にて  八重枝垂れ 残り桜や 勝尾寺

 総持寺にて  往く春や 黒焦げ観音 ご開帳

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