2012年9月13日木曜日

土佐から伊予路9ヶ寺参り

平成24年9月10~12日

12日に全国先達大会が松山市で開催されるのに合わせ、2日ほどお参りして現地入りすることにした。10日の朝、和尚からすると姉さん先達3人を難波で拾い、一路足摺岬を目指した。和尚の目論見は、39番延光寺と38番金剛福寺を10日と11日の2日お参りしようということなのだ。何しろこの2ヶ寺の回数が少ないからだ。大阪から見ると、四国の最南端に位置するため最も距離がある。17時までに辿り着けるかが問題で、走りに走ってなんとかクリアできた。お宿は「民宿西田」、魚が旨く風景抜群の遍路宿。高僧の書が、お軸になって数多く展観されている。我が師僧である東寺長者・砂原秀遍猊下の書も和尚が用意させて貰った。食事の後は、東京からバイクで回っている方と暫しお遍路談義。

龍光寺の水子地蔵
11日、朝一番に金剛福寺へお参り、今日は松山に向かって回れるだけ回ろうとスタート。延光寺から40番観自在寺、41番龍光寺と打って麓の「長命うどん」をと思って覗いたが、団体予約で満員と断られた。42番佛木寺から43番明石寺に走り、駐車場に隣接する「常楽苑」でようやく「うどん」にありつけた。明石寺の山門に空海の「後夜仏法僧鳥を聞く」の漢詩の額が掛けられている。詩吟をやる者にとっては、定番の詩だ。44~45番はパスして、46番浄瑠璃寺から回れるだけ回ろうと思ったが、結局、46番八坂寺、46番西林寺までで、時間切れとなった。打ち止めに「いろは歌」を合唱し、「弘法大師同行二人のご詠歌」を納めた。お宿は、道後の「ホテル ルナパーク」。阪急のバスでよく利用するホテルなので、勝手知ったるお宿だ。一泊朝食付きで予約、夕食はかねてお願いしておいた「番鳥」へ。お任せで頼んでおいたのだが、最初に出された「サヨリとイカの刺身」が絶品だった。いつもの焼き鳥に舌鼓を打ち、仕上げは「焼きそば」と「そば飯」。大満足だった。
12日が、県民文化会館で先達大会だと云うと、「駐車場が込むでしょう。お店の駐車場を使いなさい。歩いてすぐだから。」と言っていただいた。翌朝、お店の前に駐車して会場入り、信貴山の佐々木照眞尼がご接待のチッシュなどを配っていた。会場は、全国から1270名の先達が集結し満員の盛況、冒頭に物故者の法要が営まれたが、1年で150名を超える方が亡くなられていた。顔なじみの方も参加されていて10名ほどの先達さんと挨拶を交わした。この3日間の走行距離は、約1500km、その前の2日間と合わせると2000kmを超えた。我ながらよく走ったものだ。合掌
西林寺の本堂・大師堂

 足摺岬にて   潮風の 頬に爽やか 秋日の出

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