2011年7月23日土曜日

西国 4回 9~11番



平成23年7月22日

堺より添乗、お客様は19名。9時出発なので、いつもよりゆっくりしている。まずは、9番興福寺・南円堂へ。40名の明石組に合流させて貰い、勤行。30分ほど時間を取って境内を散策していただく。国宝館や東金堂などがおすすめだ。11時過ぎに集合して若草山麓町にある「古都屋」で奈良情緒豊かな昼食。若草山がきれいに刈り込まれたようになっているが、これは鹿が草を食べているせいとか。約1200~300頭いるらしい。角が立派に生えているが、まだいかにも軟らかそうだ。しかし、段々と堅くなり秋には、「角切り」の神事となる。「早起きは三文の得」という言葉の語源は、奈良からとか。鹿が家の前で死んでいると罰金が三文、そこで早起きして、自宅の前で鹿が死んでいると、隣に運んで罰金を逃れたからと古都屋の女性が説明してくれた。ついで、宇治平等院のそば、宇治塔川のほとりにある「喜撰茶屋」でお買いもの。10番三室戸寺は、近くだ。花の寺としても有名で、今は蓮の花が美しい。本堂前で、お念珠の使い方を講釈する。打ち止めは、11番醍醐寺の准胝観音様。平成20年8月の落雷で上醍醐の准胝堂が焼失したため、現在は金堂に祀られている。本尊薬師如来、脇侍の日光・月光両菩薩、さらには四天王と云う配置の前で、チョコンと安置されている。日光菩薩は男か女かと話をしていると、明石組が到着したので、合同でお勤め。ここでも時間を取って境内を散策、和尚は「不動堂」「真如三昧堂」「祖師堂」とお参りした。17時過ぎに堺帰着。「次回は、歩け歩けですよ」と予告をしておいた。合掌

三室戸寺にて  ぽっかりと 開く蓮華や 三室戸寺

(写真は若草山と三室戸寺の蓮)

1 件のコメント:

  1. 醍醐寺は、准胝堂焼失のため金堂でお参りしている。これが、本来の上醍醐に戻ると、駐車場から1時間の山登りとなるのだ。もっともタクシーのオプションも用意されるはずだ。

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