2011年7月13日水曜日

四国10回 60~65番 なんば発



平成23年7月11~12日

なんばから添乗、43名のお客様と伊予路へ向かう。ほとんどが和尚とは初めての御客さまだ。龍野西、豊浜のSAで休憩し、65番三角寺へ。車窓より、「讃岐富士」「象頭山」「善通寺五重塔」「出釈迦寺奥の院」「本山寺五重塔」などを案内しながらの走行。豊浜に着くまでにお弁当と摂っていただく。三角寺へはマイクロとタクシーに乗り換え登る。「是でこそ 登りかいあり 山桜」という小林一茶の句碑が立つ老木がその山桜だ。ついで60番横峰寺へ。こちらもマイクロバス2台に分乗して、有料の林道を登る。駐車場から山道を下り、境内に向かうのだが、「行きは良い良い、帰りは」という坂道だ。紫陽花が満開で参道を青紫に染めている。お参りを終えて、京屋旅館まで戻ると16時を廻っていた。本日は早いが打ち止めとした。16時半を過ぎると「運心」で蝋燭・線香を自粛するが、今回は余裕があるので、無理をすることはないとの判断だ。ホテル奥道後に17時半着。スタッフ4人で、夕食のテーブルを囲む。柑橘類を扱う「亀井商店」が来ていたので、またまた一箱注文してしまった。奥道後はジャングル温泉が有名だが、和尚は「大理石風呂」と決めている。
 
  三角寺にて  山門の 鐘突き祈る 夏遍路

  横峰寺にて  横峰の 紫陽花青く 遍路道

12日は、5時半起床、朝風呂に入り朝食。出発は8時。「新井満・自由訳般若心経」のコピーを40セット余り、お願いしてあったのを清算しようとすると、「結構です」との返辞、サービスして戴いた。皆。大喜びだ。きょうのコースは、62番宝寿寺、64番前神寺、63番吉祥寺、61番香園寺の順。少し変則だが、バスの運行などを考慮するとこれがベストと思っているのだ。各札所とも、団体バスは我々だけで、順調にお参りできた。打ち止めは11時半、リンリンパークで昼食後、帰路につく。松山道~徳島道~淡路島ルートで吉野川、淡路のハイウエイ・オアシスで休憩し梅田17時40分、難波18時10分到着。10回目はともかく、11回目はハードですよと念を押しておいた。足の不自由な方もいらしたが、皆さん温かい雰囲気で、勤行も素晴らしく、心温まる2日間でした。ご縁に感謝。合掌

  前神寺にて  アルミ貨を 不動に貼るや 夏遍路

(写真は、 横峰寺参道の紫陽花と前神寺本堂)

1 件のコメント:

  1. 10回目ともなると、大ベテランです。勤行も作法もすばらしい。顔なじみの方も多いようで、心からうれしくなる遍路でした。合掌

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