2014年10月1日水曜日

四国5回 24~30番 生駒発

改装の津照寺鐘楼門
平成26年9月29~30日

JR奈良~西大寺~生駒と云うルートでお客様は19名、この人数ではアシスタントは付かない。生駒のお客様が中心で、和尚も生駒乗車。阪急からは、京都、大阪から各1台。いずれも40人以上のお客様とか。生駒8時20分集合なので、3台の内では、和尚のバスが最後尾を走っていることになる。お昼過ぎに吉野川HWO到着し、釜揚げうどんの昼食。14時頃、30番善楽寺からお参り開始。一時期は、安楽寺と共に30番札所としてどちらかを廻れば良いとして、御印に両方の寺名を記していた。平成6年元旦より善楽寺が30番札所、安楽寺が奥の院となっている。和尚の最初の納経帖の御印は、両寺の名前のある貴重なものだ。29番国分寺は土佐の苔寺とも云われる杉苔の美しい札所。大師堂の左に「酒断ち地蔵」が祀られている。前もって説明し、酒断ちのお参りも薦めたが、どなたも近寄らなかった。(笑)28番大日寺へは駐車場から150m強、急な坂道を登る。境内に入ると、本堂も大師堂もお参りの真っ最中だ。皆さんを案内して「爪彫り薬師」の奥の院に。霊水を頂き、御参りして戻ると、タイミング良く本堂からお参りできた。こちらのご本尊は金剛界大日如来、ご住職のこだわりか御真言は「オン バザラダトバン」。普通は、両部のご真言「オン アビラウンケン バザラダトバン」を唱えるのだ。打ち止めは、16時25分。お宿の「三陽荘」に向かう。温泉付きの高級へんろ宿だ。「黄金大師」でも有名。料理良し、従業員の対応良し、温泉良しの人気のお宿。いつものように、般若心経の資料のコピーをお願いすると、コピー代は他所の半額の1枚5円。
30日は、6時30分に食事作法、皆が揃うまで掲げられた不動明王の絵を元にお姿の儀軌について説明。7時20分、27番高峯寺に向け出発。京都、大阪組とも高知市内の宿泊なので、郊外の奈良組は、またも最後尾だ。龍馬空港の辺りから芸西まで高知東部道という自動車専用道路が開通しており、思ったより早く着いた。お山の麓からタクシーに分乗して登るのだが、前の2台がまだ待機中だった。お客様にトイレをすすめ、「へんろ君バッチ」を紹介する。近くの「土佐くろしお鉄道・唐浜駅」のキャラクターで、高知出身の漫画家「やなせたかし」によるもので、各駅がキャラクターを競っている楽しい鉄道なのだ。このへんろ君バッチは、お遍路さんに大人気。
駐車場の鉄道貨車を改造した「はらみたや」でアイスクリンが人気。和尚が依頼してあった、網代笠の袋が出来上がっていて、裏地付きの立派なもの。25番津照寺の石段途中の鐘楼門が改修を終えて美しく映えている。100段強の急な石段に息切れしながら本堂へ。「楫取地蔵」と呼ばれる海上安全の守り本尊だ。打ち止めは、24番最御崎寺。大師堂左に勧請している「一畑薬師」に列を作る。希望の方を室戸灯台に案内。やはり打ち止めは14時頃になってしまった。御厨人窟に案内するが、崩落の恐れがあるので覗くだけだ。弘法大師19歳の時の修行の場と伝わるのだが、この洞窟は隆起したようで、弘法大師の時代には海面すれすれ。修行の場ではあり得ない、行当岬の洞窟がその場だと地元では云われているらしい。今、その場には金剛頂寺によってお堂が整備されている。
これからは、海岸線を徳島へ向かって走るのみ。国道を走るので、時間がかかる。時間的には最も遠いコースかもしれないのだ。般若心経、いろは歌など解説し、3ヶ所でトイレ休憩、意外とスムースで生駒着20時半。
お疲れさまでした。合掌

 国分寺にて  秋風や 土佐の苔寺 国分寺

 高峯寺にて  神峯 土佐の霊水 秋の風

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