2014年10月13日月曜日

西国2回 2~4番  三国ヶ丘発

平成26年10月12日

紀三井寺の千手十一面観音立像
天王寺から三国ケ丘集合というコース。和尚は8時集合の三国ケ丘へ。大型の台風19号が近づいているので、雨が心配だが、せめて施福寺の山登りの間だけは降らないでほしいと祈るばかり。お客様は22名とバスはゆったりしているが、添乗員はアシスタントが付かないので大変だ。まずは山登りからと、4番施福寺へ向かう。タクシーの利用もできないので、ある意味では最大の難所といえる。泉州地区は、秋まつりの最終日のようで、いたるところで地車(だんじり)の曳行が目に着く。槇尾山麓のトイレはいまひとつなので、山登りの前にトイレの場所はないかと相談すると、ドライバーさんが道の駅「いずみ山愛の里」が近いと立ち寄ってくれた。日曜日とあってマイカー族も多く、施福寺へ向かう狭い山道で、離合に難儀させられる。麓の「槇尾山観光センター」で杖を借り、「マイペースで」と声を掛けて出発。山門までが急坂、そこから約30分の山道となる。本堂に上がってお参りし、裏手の馬頭観音様もお参りしましょうと話していたのだが、本堂は改修工事中で入れず。残念でした。麓に降りて、観光センターでお客様の揃うのを待つ間に聞くと石段は約950段とか。もっとも、石段と云っても、自然石を積み上げたという感じなのだ。ついで、昼食会場の和歌山マリーナシティへ。観光客で、あふれている。お客様にとっては、初めての「食事作法」となるので、事前に解説しておいた。13時前に出発、2番紀三井寺へ。実は、紀三井寺というのは通称で、「紀三井山 金剛宝寺 護国院」というのが正式名称。和尚もカーナビが接続できず困った経験がある。カーナビでは「護国院」だった。紀伊国屋文左衛門の結縁坂とも云われる急な石段を230段程登った所が境内、左手に本堂、右手に観音堂。本堂の前に気象庁の「標準木」である「ソメイヨシノ」がある。お参り後、観音堂に案内する。松本明慶の日本最大の観音立像は高さ12m。今までは、拝観料200円(70歳以上は100円)だったが、システム変更ということで観音様の拝観は無料に。但し、3階の展望テラスへ上がるのには100円という。そこからは、和歌の浦が眼下に広がる上に、観音様のお顔を三方から拝むことが出来る。勿論、皆で3階へ。バスが駐車する「はやし」で、和尚は柿を購入、御本尊へのお供えだ。打ち止めの3番粉河寺へバスは新ルートを走る。京奈和道が「紀ノ川」まで開通したことに伴うもので、「紀ノ川東」まで1区間を利用。「紀ノ川東」から粉河寺まで1.3kmだった。梅田から出ているもう1台が追いついてきたが、和尚達の読経が終わるまで待っていてくれた。なにしろ、粉河寺も見所の多い札所、和尚は説明しながら歩くので、本堂にたどり着くまでに時間がかかってしまうのだ。打ち止めは16時過ぎ。和尚が失礼する三国ケ丘に17時10分着。歩け歩けの一日だったが、雨に振られることはなかった。よかったですね。合掌

 施福寺にて  秋風や 息上げ登る 施福寺や

 泉州路にて  地車(だんじり)の 綱引く声や 秋祭り

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