2014年10月9日木曜日

四国第1回 1~6番 なんば発

平成26年10月8日

安楽寺の仁王像(松本明慶 作)
秋からのお遍路シリーズの始まり。今日は、阪急からは4台出ている。梅田~なんばルートからは2台で、和尚は2号車。お客様は42名、バスのドライバーさんは、珍しく女性だ。車中で聞くと、ほとんどの方が始めてのお遍路、ひたすら勤行次第からお参りの作法、納経用品などの説明に集中する。基本的なことを語り終えて、11時前に1番霊山寺到着。次々とバスが集結する。納経用品の購入場所も一緒で、混雑する。法話と受戒も、4台合同で本堂だ。椅子が足りずに立ち見が出る程だった。1番早く着いた京都組が、大師堂のお参りを先に済ませてからもしばらく待たされていた様子。どうも、団体が阪急の4台のみのようで、人の手配がされていなかったようだ。従って、大師堂のお参りは、3台分一緒にということになった。風邪が治りかけの和尚が経頭を勤め、出ずらい声を張り上げる。4台同じ順番でお参りする訳にもいかないので、2台づつ別れることに。和尚達は、京都組と1,2,6,5,4,3番の順に廻ることになった。後の2台は、1,2,3,4,5,6番と順打ち。お陰で、2番以外はスムースだった。2番極楽寺では、いつものように「抱き地蔵」に列を作る。省略する先達も多いが、少々時間がかかってもお客様の嬉しそうなお顔を見ると、お薦めせざるを得ないのだ。6番安楽寺までの車中でお弁当、「さかまつ」、「松本明慶の仏像」「水谷繁治・しづ夫妻奉納の本尊薬師如来」等、話題の多い札所だ。5番地蔵寺の樹齢800年の大銀杏は、既に実を落とし、早速拾うご婦人も。4番大日寺でのお参りの際に、溝に足を取られ転倒された御婦人がいたが、怪我もないようで一安心。3番金泉寺も見どころの多い札所。「義経の戦勝祈願所」「俱利伽羅竜王」「黄金井」「閻魔堂」「弁慶の力石」などだが、圧巻は大師堂。お大師像の眼が金色に光っている。弘法大師ご一代記の12枚の絵額を説明して、打ち止めの勤行。お客様の読経も段々スムースになって来た。打ち止めは16時20分。奈良出発に比べると30分以上早い。これなら、「ハレルヤ製菓」にお立ち寄りが出来るというものだ。淡路HWOに18時着。今夜は皆既月食の日、15分頃から欠け始めた。しばらく観賞して出発。天体観測の時間帯のせいか、高速道路も空いている。梅田19時45分、なんば20時過ぎ。「結願までに、何度か御一緒しますよ」とお別れ。合掌

淡路島にて  欠け始む 月を愛でるや 淡路島

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