2013年4月5日金曜日

四国7回 38~43番 守口発

平成25年4月2~3日

延光寺のいぶき
和尚が待ち望んでいた第7回のお遍路、守口から合流。どういう訳かこの足摺岬から伊予路にかけてのこのコースは、ご縁が薄いのだ。多いコースは、7、80回になるのだがこのコースは今回で24回目なのだ。雨模様の予報なので、錫杖も網代笠も置いて出た。お客様は39名。初日は、ひたすらドライブ、遠距離とあってドライバーも二人体制だ。いつもお世話になる「ゆーいんぐ四万十」が高速道路の伸延に伴ってお店をインター近くに移転、12月3日オープンとのことで店内は木の香も新しい。14時半頃に「あかめ館」に到着、雨のなか「四万十川の遊覧」を楽しむ方が17名。丁度、選抜高校野球の済美VS高知の決着がついたところで、38番金剛福寺に向かう。雨の中のお参りだが、境内の工事が完了していて清々しい。元気な方を先導して、展望台から灯台と、七不思議のいくつかを案内しながら椿トンネルを歩く。お宿のシーサイドホテルに17時半到着。


   春雨や 薄墨色の 土佐の海

   四国路や 櫻花落とす 遍路雨

   足摺や 昼なお暗き 春の霧

   足摺や 雨足踊る 遍路笠

   椿咲く 足摺岬 七不思議

佛木寺近くのチューリップ花壇
3日の天気は上々、7時半に出発。30分ほどで岬のたもとにある「足摺黒潮市場」に。和尚定番のお薦めは、「まぐろのかぶと煮」980円だ。9時過ぎに39番延光寺到着。赤海亀が梵鐘を背負って竜宮城から帰ってきたという伝説のお寺だ。よって背中に海亀のご朱印をいただく。20番鶴林寺の鶴とセットになる。「鶴は押していないが」と躊躇するお客様に、「どうせまた来ますよ、その時に鶴を押せば」と和尚。樹齢500年の「寺山いぶき」も見事だ。40番観自在寺までは30分ほど、お大師の「南無阿弥陀仏」の印判を押した手ぬぐいが病気平癒に霊験ありと人気だ。大師堂の周囲がお四国のお砂ふみ霊場になっている。皆でご宝号を唱えながら一周。41番龍光寺までは1時間ほど、お参りの後は、参道の「風月庵」のお饅頭や最中に行列だ。42番佛木寺は、すぐそば。お寺の近くの道路沿いがチューリップの花園になっている。打ち止めは、43番明石寺。かっては山越えをしなくてはならなかったが、高速の延長で20分で着く。本堂の改修工事はまだ続いていた。山門に架かる釈空海の「後夜聞佛法僧鳥」の漢詩を説明する。額の題名が「三寶鳥」となっているのもご愛嬌だ。ご宝号を七遍唱えての打ち止めは15時前。松山道~高知道~淡路島~中国道とひた走り、21時守口到着。お疲れ様でした。何しろ大阪から最も遠いコースなのです。合掌

   春風や 白波猛ける 宇和の海

   満開の 櫻仰ぐや 瀬戸の海
明石寺境内の櫻花

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