2013年4月18日木曜日

京都三弘法と高野山お礼参り

平成25年4月15~16日

東寺の八重桜と五重塔
恒例の和尚の一国巡りの総集編、今までは「東寺と高野山」だったが、三弘法が復活したので、今回からバージョンアップ。総勢15名。電通の濱田先輩のご母堂(91歳)が一緒だ。口も頭もしっかりされているが、足が云う事をきかない。移動に車椅子が必要だ。先輩は、相当躊躇されていたが、仲間が「面倒見るから連れておいで」と背中を押して、参加となった。新大阪に集合して東寺へ。兄弟子の土口哲光師の案内で三弘法をまわる。「東寺」は、食堂、御影堂、五重塔、金堂、講堂。観智院と盛り沢山だ。観智院で、お抹茶をいただく。御室桜で名高い「仁和寺」は、花見客で大賑わいだ。我々の目指す大師堂は、1番奥にある。石段は車椅子ごと皆で持ち上げて登る。桜目当ての方は、大師堂までは来ないので、静かなものだ。しかも、大修理中だ。神光院に行くとご住職が不在で、納経の筆を持つ者がいないという。別紙に用意されているものを頂くことにした。13時前に三弘法を打ち上げ兄弟子と別れ、お弁当を頂きながら高野山に向かう。かっての高野政所・慈尊院到着が15時半頃、お参り後、拝殿にあがり玉依御前像を拝観する。今日の目玉は「丹生都比売神社」、日頃のツアーでは、立ち寄らないポイントだ。朱色の太鼓橋を渡る。18時前にお宿の「無量光院」到着、土生川住職ご夫妻のお迎えに恐縮。バスと添乗員とはここでお別れ。夕食は、本格的精進料理、若い役僧のお給仕に女性軍は大満足だ。夜のミーティングは和尚の部屋で。焼酎を運んで貰い、四方山話。
朝は、本堂での6時からの勤行に始まる。無量光院の勤行は、護摩供付きで1時間20分、和尚も内陣で職衆を勤める。8時半、中本名玉堂のマイクロに乗り、山内ガイドの案内で奥の院に向かう。土生川ご夫妻はじめ役僧たちのお見送りだ。御廟の橋の手前で、記念写真。奥の院は車椅子ルートも用意されている。金剛峯寺も内拝、和尚は、今日は添乗員役だ。ベテランの先達に助けてもらいながら奥の院、金剛峯寺と納経作業。昼食は、中本名玉堂で精進料理、精算を済ませて、ふと見ると錫杖が目に止まった。信貴山では、錫杖を借りているので、自前の物をいつかと気になっていたのだ。小振りで使い安い。1割ほど引いてくれうというので衝動買いしてしまった。
壇上伽藍に向かい、金堂、根本大塔は内拝。東塔、四所明神など回り、一切経堂では全員でぐるりと回し、お経を全て読んだことになると大はしゃぎ。電車の時間まで、霊宝館をゆっくりと拝観。心が洗われる時間だ。
特急こうや10号で難波へ。途中下車する者、さらに三重県まで帰る者、再会を約しお別れ。和尚はご婦人3人と腹ごしらえして帰路に。仲間のパワーに助けられ、おばあ様も大喜び。皆さんお疲れが出ませんように。合掌

    八重桜 迎える遍路 三弘法

1 件のコメント:

  1. 三弘法とは、東寺・仁和寺・神光院をいう。かっては、お四国に渡る前に三弘法をまわり、東寺で菅笠を、仁和寺で金剛杖を
    神光院で納札箱を買い求めた。復活した今は、小さい木札にその絵が書いてあり、それをケースに入れてお守りにする。

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