2013年4月11日木曜日

西国お礼参り 善光寺

平成25年4月9~10日
善光寺大勧進不動堂

丁度一年ぶりの善光寺お礼参り。堺から26名のお客様と出発、片道600kmの行程だ。まずは、北向き観音(裏善光寺)を目指す。昼食は駒ヶ根レストハウス、干しぶどうと漬物を買い込む。長野県に入ると沿道の桜は満開で、遠望できる南アルプスの山々には白く冠雪が輝いている。素晴らしい景色だ。上田菅平ICで降りて別所温泉へ。その一角に北向き観音はある。ご本尊は秘仏の千手観音さま。千手観音の御真言を唱えようと思ったら、「南無観世音菩薩とお唱えください」と書いてある。本堂に上がらせていただいて勤行。既に16時を回っている。宿に向うが、松代ロイヤルホテルが20名、宿坊希望者が6名の内訳だ。和尚は、ホテル組と一緒、大浴場は沸かし湯だが、露天風呂は温泉、ゆっくりと楽しませてもらった。勿論、朝風呂もだ。ホテルを8時半に出発、善光寺の駐車場で宿坊組と合流し、いよいよお参り開始。専門のガイドさんの案内で回るのだが、まずは日本忠霊塔の一室にて京都組と一緒に勤行。ガイドさんの説明のあと、皆さんご供養などお願いして本堂へ。一列になって戒壇巡り、極楽への鍵をガチャガチャ鳴らす。内陣の法要に入るべく集合すると、一人足りない。漆黒の暗闇の中で迷子になったようだ。ようやく皆が揃ったところで、法要。僧侶の般若心経の読経の速さには驚かされる。お客様は、付いていけない様子だった。昼食は、宿坊「常智院」、一年前と比べ改築したとかで綺麗になっている。お軸や念珠のお仕立てを済ませた後は、仲見世通りの散策だ。和尚は「おやき」を買い、仏具店を冷やかして廻る。ふと「緑檀の念珠」というのが目にとまり、値段を聞くとお坊さん割引で2割り引いてくれるという。黒檀の念珠は使っているが、こんなのもあるのかと衝動買い。打ち止めの「元善光寺」に向かう前に「おぎのや」に立ち寄り、夕食用に「峠の釜飯」を購入。信越線横川駅の名物駅弁なのだ。学生時代のスキーの時以来で、懐かしい。長野ICから松川ICで降りると、沿道一帯はりんご畑、「りんご団地」の看板も。りんごの他に桃なども栽培しているようだ。桃の花と桜の花が競い合っている。桜といえば元善光寺近くに「舞台桜」と名付けられた枝垂れ桜がある。昨年は、蕾だったが今年は期待できそうだとお客さまにも説明する。門前に着いて状況を聞くと「散り始めてますが、充分楽しめます」とのこと。本堂へ行くと京都組が勤行中で、先に宝物館へどうぞとのこと。宝物館から平和殿と廊下伝いに案内して、本堂で合同で住職の法話を伺う。法話というより漫談のような話しぶりで、皆さん大笑いだ。勤行を済ませ、戒壇巡りの後、「舞台桜」へ。夕日を浴びて、花びらが散る様が正に絵になる感じ。16時20分打ち止め、飯田IC(アップルインターと書いてある)から高速に乗り、一路大阪へ。二度ほど休憩して、堺着21時前。本当にお疲れ様でした。合掌
元善光寺の桜

  善光寺にて       春嵐 去りて晴々 善光寺
 
              満開の 桜青空 冠雪山

              桃の花 桜と競ふ 信濃路や            

              散り初めし 舞台桜や 元善光

1 件のコメント:

  1. 善光寺は、天台宗の大勧進と浄土宗の大本願がお守りしている。
    ○○院というのが天台、○○坊というのが浄土の宿坊だと教わった。
    納得です。

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