2013年3月4日月曜日

読売奈良 西国3回 5~8+法起院

平成25年3月2日

厄除け祈願・岡寺本堂
いよいよ3月です。三寒四温の日々ですが、和尚にとっては花粉症と戦う日々でもあります。しかし、減感療法を10年以上続けているせいで、年々症状は軽くなり、以前は1月後半から薬を服用していましたが、今年など3月に入ってようやく飲み始めたところなのです。花粉症にお悩みの方は、「アレルギー科」で「減感療法」をお尋ねください。血液検査でアレル源を特定し、それを毎月少しづづ注射して体に抗体を作っていく息の長い療法ですが、根本から改善していくのですから、対症療法と違いその効果を毎年実感できます。お試しあれ。
さて、今回は奈良読売の西国巡拝。バスは2台、和尚の1号車は、伊賀上野、名張、榛原などを経由し橿原神宮前からお参りに向かうコース。
2号車は、最終が五位堂なのだが、先達が大阪からやってくるので、最寄駅の和尚が押し出される格好で、橿原神宮から合流となった訳。前夜は、春一番の風と雨だったが雨はあがり青空が。8時半に出発、5番葛井寺から順打ちで回ることに。先着の2号車の勤行の終わるのを待って、本堂に上がりお勤め。26名のお客様の内、和尚と初めて同乗という方はお一人だけ。こんな楽なことはない。6番壺阪寺(南法華寺)近くになると粉雪が車窓に当たるようになってきた。いかにも山寺という感じだ。たっぷりと時間をかけて、釈迦堂、多宝塔、三重塔、本堂、案内して周り、さらに坂を登り大観音、涅槃釈迦像のある高台まで案内。涅槃釈迦像から見上げると大観音も視野に入り、2体をカメラに収めることができる。和尚おすすめのポイントだ。石堂から釈迦三尊像と周り、「眼に効くお茶」のご接待を受けて、1時間強の拝観だった。丁度、お昼時となり飛鳥・石舞台近くのレストラン「あすか野」で古代米(赤米)の定食。駐車場のログハウスの「まるまるこんにゃく」を食後に頂く。3個で150円、柚味噌をつけてほかほかだ。
7番岡寺(龍蓋寺)は、1~3月は厄除け祈願の参拝客優先で、本堂に入る事は出来ないが、ガラス越しにその堂々たるお姿は拝観できる。本堂前の龍蓋池、大師堂など案内して8番長谷寺の駐車場へ。番外の法起院からと参道を下ると、草餅のお店や奈良漬のお店などから「お味見」攻勢だ。買い物は、お参りの後と、事前に釘を打っておいた。法起院は、西国を開いた徳道上人のご廟所。お勤めの後は、供養塔のまわりの「お砂踏み」に列をなす。長谷寺の「登廊」は108間399段の石段、両側には蓑笠で護られた牡丹が赤や白の花を咲かせている。ご本尊の錫杖と水瓶を持つお姿は、地蔵菩薩と観世音菩薩の徳を併せ持つスタイルと紹介、これが「長谷寺式観音」として全国に流布しているのだ。舞台でお勤めの後、大師堂、本長谷寺、五重塔と案内して山内を一周する。ここでも1時間強を要した。
打ち止めは、9番興福寺南円堂。16時過ぎに駐車場到着、17時までという。2号車が先着し、納経所の順番待ち。お参りを終えても、時間がかかりそうだ。17時前にはバスへと、ゆっくり散策をすすめた。バスに皆戻ってきたが、添乗員の納経が終わらない。ドライバーさんと、「駐車場を出て待つしかないね」と話をしていたその時に、駆け込んできた。丁度17時に帰路についた。橿原神宮前18時、和尚はお別れだが、先はまだまだ遠い。お疲れさまです。合掌

  自宅にて   春一番 窓打つ雨や 夜もすがら

         春雨や 戻り寒波の 到来す

  壺阪寺にて  壺阪の 石の大仏 春小雪

  長谷寺にて  蓑笠に 護られ咲くや 寒牡丹

  

  

 

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