2012年6月28日木曜日

読売奈良 逆打ち6回 56~46番 東生駒発

平成24年6月24~25日

奈良から2台のバス、各々39名のお客様。和尚のバスは1号車で、天理~近鉄奈良~JR奈良とまわり東生駒にやってくる。東生駒7時50分発、淡路SA、吉野川HWOで休憩してお弁当、大和郡山の「味の大和路」製で、ご飯が大仏の手の形に盛り付けてあるのが特徴だ。56番泰山寺に12時半に着いた。55番南光坊、54番延命寺の今治3ヶ寺と53番円明寺、52番太山寺の松山2ヶ寺が初日の目標。泰山寺には大阪阪急が2台先着している。奈良読売2台は合同で、本堂、大師堂とおまいりする。南光坊の四天王像はいつ見ても堂々として迫力がある。15時前に今治を離れ松山に向かう。50分ほどで53番円明寺着、本堂に左甚五郎の龍頭の写真が額装されている。お陰で、説明が楽になった。大師堂の鬼瓦に驚き、キリシタン石塔に納得するお客様のいつもの表情だ。52番太山寺は、小雨の中、駐車場からなだらかに登って行く。本堂でおまいりしていると、2号車が到着、大師堂へ向かって行く。しばし、大師堂下の休憩所へ集まってもらい、2号車のお勤めが終わるまで待機しながら、お念珠の作法を説明する。大師堂の前に、拝殿が設置されたのだが、40人も入れば一杯なのだ。お参り後の下りが大変だった。上りは良いが、下りは斜めに降りないと無理というご婦人に腕に掴まってもらい、「道行き」。75歳を過ぎて急に駄目になったという。列をなして「一畑薬師」で眼のご祈願、昨日から歳の数だけ「め」と納め札に書くように話しておいたのだ。17時過ぎ打ち止め。お宿は、道後温泉・ホテル葛城。2号車に西大寺駅中の「豊祝」での飲み仲間が二人参加しており、今治風焼き鳥「番鳥」に繰り込んだ。和尚は、9月に開催される「先達全国大会」前夜の夕食を予約。
25日、2台のバスの添乗員が一人づつ先取り納経。51番石手寺では、逆打ちで集中するこの時期の対応として、6時半から納経を受け付けているのだ。昨日の「道行き」のご婦人から「栗焼酎」とおつまみのご接待、昨夜の温泉街の散策で仕入れた様子だ。門前に並ぶお店の中に「棕櫚」を素材に手作りの「仏壇磨き」を商っている店がある。先週もご紹介するとよく売れていた。親父さんから「後で、寄って」と声がかかる。雨が降っているので、国宝の仁王門の軒下を借りて記念撮影する。本堂~大師堂と回って宝物館で「衛門三郎の玉の石」等拝観。ついでお庭の「天竺仏像」(お釈迦様の一代記)を解説して回る。棕櫚の親父さんから仏壇磨きのご接待、常徳寺の仏様専用にさせていただくつもりだ。50番繁多寺は、駐車場が満員で入れない。とりあえずお客様と下車し本堂へ。大師堂前では、興教大師覚鑁上人像と新義真言宗について説明。49番浄土寺では、鐘楼の軒下に集まって勤行。大阪阪急、福岡阪急と合わせ6台のバスが同じコースを回っていて、和尚のバスは最後尾にいたのだが、先取り納経のお陰で、福岡阪急2台に先行することができた。48番西林寺の弁天池の蓮の花はまだ蕾状態、47番八坂寺へは歩き遍路、そして、いよいよ打ち止めの46番浄瑠璃寺。本尊薬師如来の脇侍である日光・月光菩薩が男性の化身か女性の化身かを問う。女性が日光菩薩、太陽の化身であるから、家庭の中心で輝かなければならないと自覚を促す。大師堂の「真魚像」(稚児大師像)を順に抱っこして祈願し、弁天池(蓮池)へ。例年より少し遅れ気味とかで、やや期待はずれ。12時過ぎ打ち止め。門前の「長珍屋」で昼食、温かいにゅう麺とちらし寿司に鯛の煮付け、和尚の好きなメニューだ。13時出発、「ハタダのお菓子館」に立ち寄りお買い物。吉野川SA,淡路SAを経由して帰路に。午後からは雨も上がり、淡路島を通過する17時頃には、日も差してきた。19時頃東生駒着。合掌

浄瑠璃寺にて  さみだれに 睡蓮開く 浄瑠璃寺

(浄瑠璃寺のいぶきびゃくしん・樹齢1000年)

0 件のコメント:

コメントを投稿