2012年2月9日木曜日

とうてつ観光 西国3回 1~3番+6・7番

平成24年2月6~7日                                        岐阜方面からのバスを針インターで迎えることになった。9時45分の合流予定だが、榛原駅からの間に合うバスは7時42分発のみだ。18人乗の小型バスに乗客は9名、途中で老夫婦が乗車したのみ。8時20分到着、残った乗客は和尚と老夫婦だけだった。老夫婦は、更に天理方面のバスに乗り継ぐ様子だ。針テラスの乗務員休憩室で待つこと2時間、やって来たバスにお客様は37名。小雨の中を7番岡寺に向かう。1~3月は、厄除け法要の期間なので、本堂に上がる事はできない。龍蓋池、大師堂と廻る。山門前の無人スタンドに並べてある「アスカルビー(いちご)」や「ミカン」が良く売れる。お昼近くになったが、お弁当は後にしてもらい6番壺阪寺をお参りする。本堂や天竺渡来の石仏等を案内するが、濃霧で20mの大観音もボンヤリとしか見えない。しかしお客様は8mの涅槃釈迦像に大感動だ。13時30分打ち上げて、お弁当をいただきながら3番粉河寺に向かう。納経所に挨拶に行くと、参加している先達さんのチェックが始まった。元来、先達資格を持つ者は、定められた輪袈裟、名札、頭陀袋を身につけ、自ら納経に行くこととなっているのだ。何しろ、今回のお客様の中には先達さんが6人も参加しているのだ。キッチリとした対応というべきか。15時35分に粉河寺出発、2番紀三井寺の閉門時間が気になりだした。念のため添乗員に電話をしてもらうと、「1時間ほどで着くでしょう」とのこと。無事、お参りを終えると丁度17時だ。松本明慶の大観音様が時間切れで拝観できなかったのが残念だった。お宿は和歌の浦の「双子島荘」、添乗員の話では食事がお客様の評判とか。和尚は、「自由訳般若心経」などのコピーをお願いする。42セットの希望があったのだ。2日目は8時前の出発、何しろ1番青岸渡寺まで4時間はかかる。雨は降っているが、午後からは回復するとの予報、道の駅「志原海岸」で休憩の後、一気にお寺まで走る。勤行後、副住職の法話をいただき、打ち止めは12時30分。13時から食事にしましょうと伝えたが、お客様が揃っての食事作法は13時15分になった。昼食後、那智の瀧を見学して、和尚はお別れだ。熊野交通バスで紀伊勝浦駅へ、大阪方面への特急まで1時間あまりある。和尚は、早稲田の稲吟会(詩吟部)の後輩が寝具店を営んでいるのを思いだし、訪ねてみた。彼のお世話で夏合宿を勝浦でやったことがあるのだ。数10年ぶりの再会であった。丁度1年前、家族旅行のハワイで脳梗塞を発症して、リハビリに励んでいたという。身体的には、ほぼ回復したものの、言語能力および認知能力に障害が残っている。しかし、和尚のことは、思い出してくれたようで、懐かしいアルバムを持ち出してきて、奥様と3人、コーヒータイムを楽しんだ。奥様の明るさと元気さが救いだった。16時過ぎの特急で帰路に。合掌                                                        岡寺にて  遠来の 巡礼待つや 氷雨寺                            節分の 厄除け法要 龍蓋寺                            岡寺や 稚児大師に 寒の雨                    粉河寺にて 千年の 霊気漂う 寒巨木

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