2012年2月23日木曜日

四国11回 五位堂  66~78番

平成24年2月13~14日 和尚の最寄駅である五位堂駅からの出発で、朝ゆっくりできるのがありがたい。バスは大和八木から高田市駅を経由してやってくる。西名阪に乗るとすぐの香芝SAでまずトイレ休憩、近畿道から山陽道を走り、76番金倉寺に11時半頃到着。お客様は38名、長田方面から中型バスが1台出ていて、都合2台だという。75番善通寺のいろは会館で昼食後、おまいりだ。和尚の子供頃の遊び場であった境内を歩くと、心安らかになる。名物堅パンの熊岡菓子店が開いているので、お客様に紹介すると店頭に群がった。和尚も1枚15円の堅パン、(というより煎餅というべきか、)を10枚買って添乗員や乗務員といただいた。雨の中を71番弥谷寺を登る。俳句茶屋がお休みで残念だった。タクシーを利用するお客様も、駐車場から本堂まで270段ほどは階段が待っている。大師堂に上がり、ほっと一息。奥には、弘法大師の子供の頃の学問所と言われる「獅子の岩窟」がある。73番出釈迦寺から72番曼荼羅寺へは、歩き遍路だ。長い列ができる。迷子予防に門先屋旅館の角で、皆が山門に入るのを見届けて和尚も続く。打ち止めは74番甲山寺、バスが2台先着していて、本堂と大師堂でおまいりの真っ最中。さればと、毘沙門天堂から拝観することに。16時半になったので、火の気は止めて「運心」でお願いした。17時打ち止め、終日雨に降られ、軒下でのおまいりの一日だった。ありがたいことに、本日の泊まりは金毘羅さんのふもとの{八千代」、移動がスムースだ。オリジナルのしょう油豆で名高い「にしきや」でお買いもの。翌朝の予定を繰り上げさせてもらった。二日目も、雨模様。ガイドさんが、出発時にバレンタインチョコを2粒づつ皆にプレゼント。皆、にっこりだ。一気に66番雲辺寺に走り、8時20分発のロープウエイに乗り込む。今年から讃岐部会で始まった光明真言の散華を貼る台紙を千円で頒布している。紹介すると、何人かがお買い上げになった。もっと冷え込むと思ったが山頂の温度は4℃だった。濃霧で、景色がまったく見えないのは御気の毒だった。天気が良ければ、絶景なのだ。67番大興寺の大師お手植えのカヤの木や楠に圧倒されながら、石段を登る。かっては真言と天台の道場で、弘法大師と天台大師の其々の大師堂が本堂を挿んで左右に建っている。本堂前の三鈷の松では、箱を置いて自由に持ち帰れるように用意してくれてある。お財布に入れておいたらと勧める。68番神恵院と69番観音寺は、同じ境内に2札所があるというのが珍しい。かっては、境内をクロスする配置で大変だったが、神恵院の本堂を左方の丘に新設してくれたお陰で、境内の左方が神恵院、中央から右方が観音寺と整理され迷うことは無くなった。お昼時になったが、70番本山寺がすぐそばなので、お弁当はおまいりの後にしてもらう。国宝の本堂といい、五重塔といい、和尚の好きなお寺の一つだ。77番道隆寺に向かう間にお弁当。眼のお薬師さんなので、納め札に歳のかずだけ「め」と書くように伝えておいた。脇侍の日光・月光両菩薩を前にどちらが女性の役割かと法話、太陽である女性が家庭でも中心ということなのだ。門前の「サンエイ」で眼に効くお茶のご接待、和尚の「よう おまいり」が数冊お買い上げで、署名はしてあるのだが、日附や氏名を入れるのに追われる。打ち止めは、「厄除けのうたづ大師」で名高い78番郷照寺。大師堂でご宝号を7遍唱え、15時打ち止め。五位堂19時10分着。合掌      弥谷寺にて   稚児大師 学びし岩屋 氷雨降る         八千代にて   春寒に 熱さ肌さす 露天風呂

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